岡田「うふふ、ほんましんじゅは素直な子なんやな。

意外性のカタマリや!」(#⌒∇⌒#)ゞ



私「え?」



岡田「だって、神経質で繊細そうな見た目しとんのに、じっさいにはずぶとくておおらかや。

おとなしくて、口下手かと思っとったら、大人顔負けの口の達者さやし。


いざという時の行動力や、ものの見方、ずば抜けとる。

一匹狼かと思いきや、なにげに人望あるし、兄弟思いないい奴やし。

賢いのに、いばったりせぇへんし、ウチが無理難題言うたら、謝ってもくれる。


こないに面白い奴と友だちになれたかと思うと、ウチ嬉しくなるん♪」



私「はぁ…。

そう、そんな風に見えるの…。」



岡田「そうやぁ?なんか、ギリギリの雰囲気持っとったんやで?アンタ。

刃物みたいな感じでさ、近づくの、ヤバめ?って感じで。


口数少ないし、いつもうつむいて暗いし。

陰気な奴やわと思っとった。


せやけど、そうやない。

弟のことが心配で、いつも気ぃを張り詰めとったんやね。」



私「そうか…。

周りから、そんな風に思われていたんだ…。

そんなの、気にしている余裕がなかったよ。」



岡田「そやな。

他人に興味ない感じやったな。

せやけど、あのアイちゃんがヒガむのも、分かるわ。


あんさんの方がランクが上やから。

自分より頭が良くて、器量よしなのが、気に入らんかったんやね。」



私「ん?さっきから、気になっていたんだけれど、なに?そのランクとか。」



岡田「…それは、恥ずかしいわ…。

よぉ、言われへん…。」(/ω\)



私「なに?なんなの、いまさら。

たいていの事では驚かないから言ってよ。」



岡田「あの…あの…いざ言うとなると、恥ずかしいわ…。

笑わんと、聞いとって欲しいねん。」(/ω\)



私「うん?」



岡田「あのな…。

あんさんの事もな…。

なんや、漫画の主人公みたいやって思っとったん…。」(*v.v)。



私「ん?なに、それ。」



岡田「あのな?長く付き合いのある幼なじみに、命を狙われる…。

『死ねばいいのよ、このメスブタ』とか言われてさ…。

そんで、画鋲をザラザラとしこまれたりするいじめにもあってる…。

どこをどうとっても、漫画の主人公みたいやん…。」



私「え、あんま楽しくないよ?それ。」Σ(゚д゚;)



岡田「そやな、そやけど。

自分がそうやないから、つい、そう思ってまうんやけど。

ウチな、自分はどう頑張っても主人公タイプやないと思っとるんやわ…。」(;´▽`A``



私「ん?」



岡田「そんでな、ウチ、主人公に憧れるんやわ…。

主人公の女の子は、素敵で、キラキラしてて、周りの人がほっとかん…。

ほっといても、愛されるキャラクターなんやわ…。


主人公は美形と相場が決まっとる。

そんで、ウチは主人公に憧れるあまり、美少女のことが好きになってしもたんやわ…。」(〃∇〃)



私「んん?」



岡田「美少女…。

それは、癒し…。

美少女がそばにいるだけで、気持ちが潤うんやわ…。

そういう感じがするような気がするんやわ…。」(///∇//)



私「んんん?」



岡田「それでな、ウチの中で美少女リストを作っとるんやわ…。

ウチの学年の130人以上の少女たちの中から、よりすぐりの美少女リストを絶賛更新中や…。」(*゚.゚)ゞ



私「んんんん?」



岡田「しょせん、ウチは脇役や…。

お世辞にも人目を引くタイプやない…。

せいぜいが主人公タイプの引き立て役やわ…。

それならば、いっそ、美少女を鑑賞する側に回り、美少女を愛で、美少女を陰ながら応援することに意義を見いだしたワケなんや・・・。」



私「なんだ?どっかで聞いたセリフだぞ?」



岡田「そんでな、ウチの美少女リストには常に50人おる。

入れ替わり激しいで?

他の学年の子もチェックしとるんやけど、基本は同じ学年の子達やな!

総勢600人以上おる、この学校の美少女をチェックしとる。

ウチは美少女チェッカーなんや!」



私「ほぉ…。なるほど、なるほど、なかなか良い趣味をしていらっしゃる…。」



岡田「やぁん!ウチの事バカにしよるん?」(/ω\)



私「いいや、まったく、ぜんぜん。」(`・ω・´)



岡田「ホンマ!ほんまにっ!」(///∇//)



私「まったくもって、賛同する。」(`・ω・´)



岡田「ホンマ!」(///∇//)



私「うん、それで、ちなみにベスト5は誰?」



岡田「それは、2組の花岡さんに、1組の山本さん、3組の山口さんに…。」



私「ほぉほぉ、いい趣味をしていらっしゃる。

審美眼はなかなかですな。」



岡田「分かるぅ~!ここに共感してもらえるとは思わんかった!」キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!



私「いやいやいや、美少女は善です。

美しいものは人類の共有財産ですっ!

岡田ひろみ議員に一票!」(o^-')b



岡田「そうかぁ~!ご声援、ありがとうございますっ!

岡田ひろみ議員、精一杯任期を務めさせていただきますっ!」:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



私「よっ!ご大臣っ!」(^_-)☆



岡田「ほんでな?10位から20位がこうこうこれで…。」



私「ほぉほぉほぉ、その順位ですか…。なるほどなるほど。」



岡田「ほんでな?この子は正統派美少女とはちょこっと違うんやけど。

ウチの個人的に特別賞を与えたい美少女がおんねん。」



私「うん、誰?」



岡田「ウチは、美少女は総合やと思っとる。

見た目の麗しさは必須やけど、それだけやない。

どれだけ、周りの人間の気持ちを潤すか、気持ちのよい空気をかもしだすか、そいういう点も重要視しとんねん。

せやから、人によっては、評価が分かれるけれど。

フィリピン系の美少女、4組の吉田サヨちゃんがランクインしとんねん!」о(ж>▽<)y ☆



私「なんですとっ!?

して、その真意はっ!」Σ(~∀~||;)



岡田「あの子は見た目は可愛い系やけど、将来絶対美人になると思うんやぁ。

クリクリの瞳にバサバサのまつげ、少し肌が浅黒くて、髪の毛は短めの天パでどことなく幼い感じがするけど、最近ぐっと大人びた雰囲気になったん!」(*v.v)。



私「ほぉ!」( ̄▽+ ̄*)



岡田「そんでな?あの子は育ちのよさからくる礼儀正しさも持ち合わせとんねん。

ちょっとウチと目があったら、ニコっと笑いかけてくれたんや。

無愛想なのはいくら美人でもNGや。

その点、あれだけ可愛らしいのに、愛嬌があるっちゅーのは加算点が増すんや。

かわいくて、清楚やよ?最強やない!

しかも、ぜんぜん関係ない人にまで親切にしよる。

心の美しさが滲み出とるわ。

よって、個人的には12位にランクインや!

10位内に入ってもいい!」



私「いい趣味しとるっ!

サヨちゃんに目をつけるとは、なかなかやっ!

ひろみちゃん、人を見る目あるなっ!」о(ж>▽<)y ☆



岡田「そぉ~?

うふふ…。


せやけど、ちょっぴり心配やねん…。」(´□`。)



私「なにが?」



岡田「ウチ、ノリで強引な事かましてまるところがあるんやわ…。

せやから、今日、これから別れたら、やっぱり気が変わって、ウチと友だちになるの、やめられても仕方ないかもしれへん…って不安になる。」Y(>_<、)Y



私「あぁ…。

それは心配いらないよ?」



岡田「そう?ホンマに?」(゚Ω゚;)



私「うん、ホンマホンマ、あ、うつった。」(´∀`)



岡田「えぇ?」



私「あのね、アタシとひろみちゃんはね、とても気が合うと思うんだ。」



岡田「ホンマ?結構タイプちがうような気がするけど。」



私「うぅん、そんな心配いらない。

アタシもひろみちゃんとおんなじ事を考えていたんだよ。

だから、気が合うはずだよ、きっと、多分、メイビー。」(^ε^)♪







こうして、小学5年生にして、私は初めて親友を手に入れたのでした。

その後、彼女とは彼女の家族ぐるみとの付き合いとなり、中学卒業までお世話になりました。



これが岡田ひろみ(仮名)との出会いのお話。(笑)








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ひろみちゃんが、自分のハンカチを差し出してくれました。


私はそれを借りて、涙を拭いました。



ひろみちゃんは、私を見て、にこにこしていました。



岡田「…あんさん、やっと泣けたなぁ…。

ウチ、気になっとったんやわ。」(*´Д`)=з



私「え?」



岡田「保育園からの付き合いの子ぉに熱湯浴びせられたんやで?

かすり傷なしやったけど、そりゃ、めちゃくちゃショックやわ。

ウチの方がベックラこいて、椅子から転げ落ちたわ。」



私「大丈夫?」



岡田「だいじょぶだいじょぶ!ウチ、丈夫にてきとるさかい。


せやけど、あんた一言も騒がず、じっと黙っとった…。

この子大丈夫かいな?って心配もしとったんやわ…。」



私「…ありがと。」



岡田「よかったな!涙流せて。

それに、自分のことやない、弟の事で涙流す…。

あんさん、あ、しんじゅは優しい子なんやな…。

でも、親御さんに話した方がえぇと思うよ?

そんなちいさな子供にイケズするなんて、大事になったら、おおごとやわ。」



私「うん…でも、お母さん、具合が悪くて…。

お話をしても、うまく飲み込めないんだ…。」



岡田「えぇ?お母ちゃん、病気なんか?」∑(゚Д゚)



私「うん…。」



岡田「そうか、それが学校に文句言えない事情ってやつか…。

お父ちゃんは?」



私「お父さんは、いつもなんでもおかあさんにお任せだから…。」



岡田「そうか、頼りない父ちゃんなんやな…。

しゃあない、母ちゃんが元気になったら、お願いするやな。」(-""-;)



私「うん…。」



私がハンカチをひろみちゃんに返すと、彼女はマジマジと私を見てきました。



岡田「…しっかし、おまはん、ホンマに驚きやな。」



私「え?」



岡田「去年クラスでいじめにあっとったんやろ?

画びょうを刺されるとか、階段を突き落とされるとか。」



私「うん、靴の中やカバンの中に画びょうがザラザラこぼれるほど仕込まれたこともある。」



岡田「その画びょうどないしたんやろ?

どこでいじめっ子たち、手に入れたんかな?」



私「先生が渡していたんだよ…。」



岡田「あぁ、さよか。

なら、納得や。

しかし、今時、そんな鉄板のいじめってあるんやなぁ…。」



私「うん…。」



岡田「しかも、今日のアレ。

あの天使のアイちゃん。

あんさんの事、メスブタ呼ばわりしとったやん?

あんな少女漫画の悪役そのものの事、言う子がホンマにおるんやねぇ…。」



私「え?」



岡田「あぁいうのは、漫画の中の話だけやと思っとったわ…。

ウチ、今まで何度か聞いとったけど、どうも現実味が無くて、聞き流しとったけど。

普通にひどい事言うとるわ…。

神経を疑うし、なんて下品なんやろって思っとったけど、本人はいたって上品なお嬢様のつもりやったんやなぁ。」



私「ん…。」



岡田「あの子、どうなるんやろな…。」



私「多分、明日は学校お休みするんじゃないかな…。」



岡田「そやな。

しばらく学校こんかもしれへん。

親御さん、泣くやろな…。

あれだけの騒ぎを起こしたんや、もう噂になっとる。

これから学校に来ずらくなるだろうな…。」


私「………。」


岡田「それにしても、なんで、小林先生、しんじゅの事を疑っとったんやろな?
なにもしとらんっつってんのに、信用せんかった。
多数決をとって、やっと納得したようやったけど。
ウチ、へ?って思ったよ?」


私「あれは、四年の時の担任が、内申を悪く書いていたからだと思う。
小林先生には、最初から私は警戒されていたし。
きっと、たびたび授業の妨害をして人目を引こうとする特別意識を持った虚言癖のある情緒不安定な児童だとか書かれていたと思うよ。」


岡田「それ、天使のアイちゃんの方じゃね?」


私「結果的にはそうなるかな…。
多分アイちゃんと私のと入れ替えて評価しているんだと思うよ。
アイちゃんは、自分で成績がいいと思い込んでいた。
きっと通信簿の評価がよかったんだと思う。
いつも平均点スレスレの成績だったけれど、お前は内申がいいから高評価なんだよ、とか説明されていたんだろう。

それを鵜呑みにしていて、かわいそうだね…。
私にいやがらせをすることで、高評価につながっていた。
担任の先生が変わったというのに、それを今年も続けてしまったからクラスで浮いてしまっていたんだよ。」


岡田「それってぜんぜん卑怯じゃん。
どっちもどっちだな。
友達にひどい目にあわせて、なにが優秀だってんだよ。
アタシから言わせれば、オツムが弱すぎるよ。」


私「ん…渦中にいるときは、気づけないものなんだよ、きっと。」


岡田「そやけど、もう、ちがう学年やで?
気づくの遅すぎ!」


私「ん…。」



岡田「あんさん、ホンマによく見ると美少女やな…。


なに?この感じ。

ものごっつう庶民的な雰囲気あるなぁ!

どこをどうとっても、普通の顔かと思いきや、ちょいとした美少女やん。


こんなん、誰も気づかへんわ。

ん~、なんかなぁ、なんとも親近感わく感じがするんやなぁ。


よく見ると、お嬢様っぽい上品な顔しとんのやけど、全然気づかへん。

ウチ、ほんのちょこ~っとだけ、羨ましいわ…。

ちっこい顔。」



私「そんなこと…。

アタシなんて、お姉ちゃんに比べれば、たいしたことな」



ばちこーん!!


と、ひろみちゃんに頭を平手で叩かれました。



岡田「おまっ!

お前、何言うとんのっ!

コイツ、殺意わくわぁ~!!」(#`ε´#)



私「え?」



岡田「この非国民がっ!

親にもらった大事な体を顔を、『たいしたことない』やって!?

なんて、バチあたりなっ!

この親不孝者っ!

非国民っ!」\(*`∧´)/



私「ひ、ひこくみん?

そんなこと言われたの、生まれて初めてだよっ!」∑(-x-;)



岡田「あぁ~あぁ~!!

これだから、恵まれた奴ってやつはっ!

そんなにいらんかったら、ウチにくれや~!

そのちっこい顔、気に入ったわ、ウチに寄こせ!!」(#`ε´#)



私「む、ムリや!」!(´Д`;)



岡田「ほな、親に謝れっ!

たいしたことない発言にトラベリングやっ!

レッドカードやっ!

お母さんが苦労して産み落としてくれたから、この体があるんやでっ!

謝れっ!」



私「ご、ごめんなさい。

私が悪かったです…。」



岡田「ヨシ!

次はアタシに謝れっ!」ヾ(。`Д´。)ノ



私「えぇ?関係なくない?」( ̄Д ̄;;



バチコーン!!


岡田「関係なくないわっ!

ウチが敬愛する岡田あーみん先生をよぉも知らん言うたなっ!

ウチの繊細なグラスハートがガタガタやわっ!」ヽ( )`ε´( )ノ



私「えぇ!?なんか、便乗っぽくないっ!?」(°д°;)



バチコーン!!



また、頭に平手打ちが飛んできた。


岡田「便乗ちゃうっ!

教育的指導やっ!


ウチが、うるわしい少女漫画の世界を教えてやろうとしたとき、おまはん、しらっと聞いとった!

ウチと親友になるなら、世界を共有すべきなんやっ!


なに、そのシラッと感。

しれっと感。


そして、その小顔っ!

頭小さっ!

サラサラヘアにまつげバサバサのその顔っ!

憎たらしいのやっ!

謝れっ!」ヽ(`Д´)ノ



私「ご、ごめんなさーい。

仲良くしてやってくださーい。」(T▽T;)



私が謝ると、ひろみちゃんはにこにこしだしました。












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私の腰に抱きついてきたひろみちゃんをなんとかひっぺがすと、落ち着くようにと言いました。



私「はぁはぁ、ビックリした…。」



岡田「はぁはぁ、べっくらこいたわ…。」



私「まぁ、落ち着け。」



岡田「そ、そんなぁ、兄貴ぃ!」



私「色々間違っているからな!

いいか!落ち着くんだ!」



岡田「うん。分かった。命の恩人の言うことには従うわ。」



私「なんか、まだ微妙に間違っているけれど、まぁ、いいか。

とにかく、座れや。」



二人して、再び、校舎にもたれかかるようにして座りました。



岡田「せやけど、おまはん、ほんと立派やなぁ…。

物知りやし、理科の実験でもテキパキしとったし。

あんさん、あったまいいなぁ…。」



私「ありがと。」



岡田「それに、なんなん?

さっきの、小宮の刺客とか!

そんな言い方、ほんまもんの武士やな!

もののふと書いて、武士!

サムライっぽかったぞ!?」



私「あぁ…。」



岡田「ホンマは忍者やなくて、武士なんじゃないか?」



私「あぁ…。」



岡田「アレ?否定せぇへんの?」



私「あぁ…。

あんま、人に言って欲しくないけど、本当に武士の家系なんだよ…。」



岡田「え?マジで?ウチ、冗談で言うたんよ?」



私「マジマジ、大マジ!

内緒な!」



岡田「ふぅ~ん?なんか、そう言われると、余計に立派に感じちゃうわ!」



私「いや、今はただの八百屋の娘や。

みんなとなんも変わらん。」



岡田「ふぅ~ん?そやったら、ウチもどっかの立派なご先祖おったと思うで?」



私「そだな。

みんな遡れば、そういうもんかもしれんな。」



岡田「そんで、ご先祖様も一緒に戦に行っとったりしてな?」



私「そーかもね。」



岡田「はぁ…。」



私「落ち着いた?」



岡田「うん、ちょっと落ち着いた。えへへ。」



私「うふふ、なんか面白かったね?(笑)

二人して、大騒ぎしちゃった!」



岡田「ホンマやぁ!(笑)

傍からみとったら、おバカやと思われとったと思うわぁ!

誰も見てへんけど!(笑)」



私「ほんと!おかしい!(笑)」



ひろみちゃんは、私を見て、にこにこしてました。



岡田「ホンマはウチ、性悪先生の手先かもしれへんよ?

ミッション不成功やったけど?(笑)」



私「あはは、確かにね!」



岡田「…なぁ、なにをそんなに心配しとるん?

なんか、妙な気がするんやけど…。」



私「え…?」



岡田「その、妙ちきりんな先生は去年のクラスの受け持ちやったんやろ?

今は五年生や、もう解放されとるんとちがう?

なんで、そんなオモリをつけたような顔しとるん?」



私「…実は…。

私の事をいじめている女の子たちがいたんだけど…。」



岡田「うん。」



私「今はクラスがバラバラになったから、大丈夫かと思ったら。

今度は弟が狙われて…。」



岡田「え!?さっき言うてた一年生の弟が?」



私「うん…。

弟はまだ、小学校入ったばっかりで、右も左も分からなくて。

それなのに、知らない高学年の女子生徒にとりかこまれて、体を画鋲で刺されるんだ…。」



岡田「な、なんやて!?

画鋲!画鋲で体を刺すんかっ!

それも、ちっこい一年生をっ!」



私「去年、私の事を画鋲で刺してくる生徒がいてね。

その模倣犯として、別の子がやっているみたいなんだけれど。


突然4~5人の生徒に囲まれて、人目を避けて、体に画鋲を刺してくるんだよ。

それに、階段から突き落とされたりもしてて。」



岡田「な、なんやて!階段突き落としっ!

正気かっ!

親に、学校に言ったらな!」



私「…それが、事情があって、学校に文句が言えないんだ…。

弟が怪我をして、帰ってきて、泣いていて、かわいそうでかわいそうで…。


これも、全部小宮先生が指示していることなんだよ…。

弟には、私の元クラスメイトの顔が分からないから、いつ、襲われるかわからない。


おびえちゃって、学校に行きたくないってだだをこねても、親は受け付けないんだ。

だから、アタシ、いつも休み時間、一年生のクラスにすっとんでいって、様子を見守っている…。」



岡田「あ、だからアンタ誰とも遊んでいなかったのかっ!

そんな、毎日毎日弟のクラスに通っとったら、友達もよぉできへん。

分かった!

ウチ、あんさんの弟の様子見るの、手伝ったる!

弟のツトム君にも手伝ってもらう!

三人ひと組で見張りをすれば、いじめっ子も手出ししにくくなるやろ!?


今度、弟紹介するから、アンタの弟も教えてや?

姉弟で、仲良くしよ!」



私「……ひろみちゃん…。

あ、ありがと…。

そ、そんな事言ってくれるとは思ってもみなかった…。


私が卒業する、6年生の3月までしか、弟の事を見守れないと思っていたのに…。

手助けしてくれる人がいるなんて、思いもよらなかったよ…。」



私が涙ぐんで、そう言うと、私を見つめていたひろみちゃんの瞳からまたぽろぽろと涙がこぼれてしまっていました。


ひろみちゃんは、ポケットに手を突っ込んで、あわててハンカチを取り出して、目頭に当てました。



岡田「す、すまん。

また、勝手に涙が…。


ウチな、ウチ…。

なんちゅーかな、おまはんを見とったらな。


おまはんの瞳をのぞいとったらな?


もう、えぇやんって気持ちになったわ。


もう、頑張っとる、もう十分すぎるほどがんばっとる。


なにがあったのか、ウチはホンマのとこは、よぉ知らんけど。


おまはんが、魂がすり切れるほど、くたびれとるのが分かるんやわ…。


えぇやん?


そんな頑張らんでもえぇんちゃう?


ウチのお母さんな、ウチのこと、不出来でも、うんと愛してくとるんやよ?

愛情いっぱいそそいでくれとるん。

ウチお母ちゃんのこと、大好きや!


ウチからみると、上出来に見えるしんじゅはな、これ以上ないくらい頑張っとるけど、魂が擦り切れとる感じするわ。


おまはんは、もう十分や。


親が子供に願うことは、生きていることだけ。


もう、生きているだけで、十分親孝行なんやと思うんやわ。


せやから、しんじゅ、おまはんも。


生きてるだけで、もう十分がんばっとるんやよ?」



私「生きてるだけ…?」



岡田「そうや。

親が子に願うことは、ただ一つ。

生き続けてくれていることだけ。


あとは、おまけ。

適当でえぇんや。


そんで、笑ってくれとったら、上出来なんやないかなぁ?


ウチはそんな風に思うわ。」




私の目からぽろぽろと涙がこぼれてこぼれてしかたがありませんでした。







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ひろみちゃんは、驚いたようでしたが、気をとりなおして、自分が持っていた梅の実にかじりつこうとしていました。



岡田「なんなん?ほこりっぽい奴は食べたなかったんか?

ほな、ウチ一人で食うわ。」


スパーン!


私はすばやく立ち上がって、私に差し出したよりもさらに小さな青い梅の実を今度は左手で叩き落としました。


ひろみちゃんは、大きく目を見開いて、ワナワナと震えだしました。



岡田「な、なんなん?なんで、こないなイジワルする?

ウチ、なんかした?

こんな仕打ち受けたら、ウチのグラスハートが粉々に砕けるわ…。

親しくなったと思ったら、この仕打ち…。

ウチ、人間不信になりそうやわ…。」(。>0<。)



私「それはこっちのセリフだっ!」(`ε´)



岡田「なにが?なんの事いうとるん?

言いがかりはやめたってぇな!」・°・(ノД`)・°・



私「お前、何を言っとる!

なんで、青梅をかじろうとするんや!

危ないやろっ!」(`(エ)´)ノ_彡



岡田「やめてっ!聞きたくないっ!そんないやがらせっ!…え?」(ノ◇≦。)



私「はぁ?熟していない青い梅は毒性が高いんやっ!

青酸とか、入っとるっ!

吐き気やメマイに襲われるんやでっ!

小さければ小さいほど、毒がキツくなるんやっ!」



岡田「はい?」



私「無邪気な笑顔で、人になに毒物すすめとる!

中毒おこしそうなもの勧められたアタシの方がグラスハート砕けそうやわっ!」



岡田「はい?」(゜д゜;)



私「まさか、もしかして、新手の嫌がらせかっ!

小宮の奴、面識の無い人間を刺客に送り込んだ来たのかっ!」(-""-;)




私は腕組みをして、うつむいてぶつぶつとつぶやきだしたのでした。





岡田「え、もしも~し…。」



私「こうまで、無邪気に毒性の高い食物を与えようとするとは…。」



岡田「えっと、あの、ちょっとしんじゅちゃ~ん?

帰ってきてぇ~?」



私「くそ、要注意だ!こんな油断させといて、毒物を与えようとする人間がいようとはっ!」



岡田「あの、もしも~し?しんじゅちゃん元気ですかぁ~?」



私「なんだ!」(`×´)



岡田「えっと、あの、さっきウチの梅の実、叩き落としたのは…。」(゚_゚i)



私「アタシのトモダチをもぎりやがって!」(`Δ´)



岡田「はい?梅の木がトモダチ?」(  ゚ ▽ ゚ ;)



私「私の感覚が前のまんまだったら、気分的にマンドラゴラの叫び声を聞かされているところだったわっ!」



岡田「え、まんど…え?え?」(・Θ・;)



私「しかも、食べることができれば、まだしも、命を粗末にしやがって…。」(`×´)



岡田「え、言ってる意味がわかりませ~ん?」(゚_゚i)



私「青い梅の実は毒性が高いっ!

ひろみちゃんが口にしないように、叩き落としたんだっ!」ヽ(`Д´)ノ



岡田「え…ウチの事を思っての事か…?」∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



私「要注意やっ!トラベリングやっ!レッドカードやっ!」(`(エ)´)ノ_彡



岡田「ほな、さっきのはイケズやなくて…。」(*゚ー゚*)



私「教育的指導やっ!」(`(エ)´)ノ_彡



岡田「そんなウチ、青い梅に毒あるなんて、知らへんかってん。

青い梅って、お店でも売ってるやんかぁ~!?」!(´Д`;)



私「あれは、天日干ししたり、焼酎に漬け込んで、毒素を抜いとるから食べれるやっ!

生のまま青い梅を食べたりせぇへん!

毒物による中毒を起こすかもしれへんのやっ!」(`Δ´)



岡田「そんなん、信じられへんっ!」(´□`。)



私「教頭先生も言うとった!


青い小さな梅は毒を含んでいるからうっかり食べるとお腹を壊すって!

この梅の木は教頭先生のお気に入りやっ!

バレたら叱られるでっ!?


家のお母さんも青い梅は危険やと、同じ事を言ってたわ!

おばあちゃんもっ!

八百屋の娘をなめるなっ!

嘘やおどかしで言っとるんやないわっ!」(`Δ´)



岡田「そんなぁ~、そんなあぶなっかしいもんが、なんで小学校の校庭にあるん?

そないなもん、子供がとってしまうやろ?」。(´д`lll)



私「校庭に咲いている果樹は観賞用やっ!

食用やないっ!

勝手にもぎるなっ!

そっちが勝手にマナー違反しとるんや!」(`Δ´)



岡田「そやかて、ウチ、今まで危険な食べ物なんて、食べたことあらへんかったから。

食べ物に毒があるなんて知らんかったんやぁ!」(´□`。)



私「それは最初から親が安全なものばかりを子供に与えているからやっ!

先人が苦労して、毒物をさけて、商品として店先に並べとる!


今までに無知で毒にあたって、死んだ人間がぎょうさんおるはずなんやっ!

自然界には普通に毒を含んだ植物や生き物、昆虫や蛇がおるもんなんやっ!」



岡田「そんなん知らんがな…。」



私「毒キノコとか聞いたことあるやろ!?

曼珠沙華、彼岸花もそうやっ!」



岡田「え?真っ赤な奴?」(*_*)



私「そうや、彼岸花は墓場や河川敷によう生えとるっ!

普段は人が近づかん場所にひっそりと大量に咲いとる!

あれが、なんで、花屋で売られとらんか知っとるかっ!」



岡田「え?ぎょうさん生えとるから誰でも持って帰れるから?

珍しないから、お金にならんとか?」



私「ちゃうっ!

あれも毒性の高い植物やからやっ!

あの花の根は水溶性アルカロイドを持っとる。

人間を死なせるほどの猛毒や!


けど長時間水にさらすと、毒素が抜ける。

それで、昔の人は飢饉になって、食べ物がなにもなくなると、彼岸花の根を水にさらして食用にしたんやっ!百合根に似た味がするらしい。


でも、死ぬものもおる!

だから、この世とあの世の境目の花として、彼岸花って呼ばれとるんやっ!

それくらい日常目にするものの中にも有毒なものが潜んどるっちゅーことや!」



岡田「せやけど、人を死なせるほどのものなんて、普通ないやろ?」



私「自然界だけでなく、ひごろ目にする、人工物の中にも、毒はひそんどるっ!

鏡の裏を少しづつ削って、食べ物に混ぜ込めば水銀中毒に…。」



岡田「え?鏡?それが危険なものなん?」



私「とにかくっ!

そんな子供がよくわからんもんを口にするなんて、危険な真似するなっ!

あやうく、自殺行為になるところだぞっ!」



岡田「…ほな、ほな、ウチの事、守ってくれたんやねっ!」(>_<)



私「クソ、たった一日で、二人の児童に殺されかけるとはっ!」(-""-;)



岡田「…あんさん…。

しんじゅは、ウチの命の恩人やっ。


あ、兄貴ぃ~~~!!

一生ついていきますっ!」。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。




ひろみちゃんは、私に抱きついてきました。



私「うっわ!めんどくさいやつができたっ!」(-""-;)









(注:この当時の私は青い未熟な梅を食べたら中毒を起こすと思い込んでいましたが。

青酸カリとはまったく別の毒物が果実ではなく、種の中に微量にあるだけなので、実際には2~3個実だけを食べても大丈夫みたいです。)







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ひろみちゃんは、くちびるをとがらせて、頭の後ろで両手を組んで、ぶつぶつと言っていました。



岡田「でもさぁ~、ばばっちたち、言ってたよ?

しんじゅの事は、オレたちだけじゃない、もと4組のやつらの大半は尊敬しているって。」



私「え…?」



岡田「だって、表立って、誰も手助けできなかったけれど。

あのクラスで耐えられたのは、しんじゅがいてくれたからだって。

感謝している奴が実はたくさんいるんだって。

オレたちのヒーローなんだって言ってたよ?」



私「そ、そうなんだ…。」



岡田「ん、なんか、カッコよくね?」



私「う、うん…そうだね。」(*゚.゚)ゞ



岡田「そうそう、そのあこがれがやがて淡い恋心に…。」



私「無いから!すぐそっち行くっ!」(`ε´)



岡田「てへへ。ウチ少女漫画好きやねん(*´∀`*)

どうしても、そっちへ想像力が働くわ…。」



私「はいはい…。」



岡田「ふぅ…なんか、ずっとしゃべっとったら、ちょっとお腹すいてきたな…。」



私「あ、じゃ、そろそろ…。」



ひろみちゃんは、校舎にもたれかかっていたのをやめて、すくっと立ち上がって。

そのまま校庭へと進みました。



岡田「じゃ、ちょっと腹ごしらえを。」



私「え?」



と、私が止める間もなく、目の前にあった梅の木から、あっというまに二つ、ピンポン玉よりもはるかに小さな青い梅の実をもいで。



私「え。」



岡田「さ、これでも食い。」



一つは自分の顔の近くに持ってきて。


もう一つは、地面に腰掛けている私の目の前に手のひらの上に乗せて笑顔で青い梅の実を差し出してきたのでした。



スパーン!


私は手のひらから青梅を叩き落としたのでした。










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私の右隣に腰掛けているひろみちゃんは、頭の上で腕を組んでピーピーと口笛を吹いていました。


私はつい、兄とのやりとりを思い出して、沈んでしまっていたのですが、彼女はチラチラとこちらを見てきてはニヤニヤと笑っていたのでした。



私「ん?なに?」



岡田「ん、なんかな…。

つい、小一時間前まで、ろくに話せんかった、奴と今、仲ようなってる…。

それが、なんとも不思議に感じてな…。

なんか、ワラケル(笑)」



私「あぁ…。確かに、不思議な感じだよね…。」



岡田「それに、ウチら同じ小学校に通ってて、おんなじクラスになったの初めてやん?

珍しない?」



私「あぁ…そうだね、6クラスあるから、六分の一の確率だけど、5年生まで一度も一緒になったことない子って珍しいよね…。」



岡田「ん、完全にノーチェックやったわ。」



私「そうだね、私全然ひろみちゃんのことは気づいていなかったな…。」



岡田「ひろみ!」



私「あ、ひろみね!(笑)」



岡田「ん~~でもさ。

(´∀`*)ウフフ、今日はばばっちと、ふるはっしの意外な一面も見れてさ。

ウチ的には一粒で何度も美味しい感じ?(笑)」



私「そう?」



岡田「あいつらさ、くぅ~、なんかさぁ。

くふふ、いい感じなの!

男の子なのに、男らしいところ感じさせてさ、こいつら将来いい男になりそうって感じた!

おもろかった!」( ´艸`)



私「そうなんだ…。」



岡田「なんだろ、あいつら、キリッとしててさ。

ちょっと、影があって、小学生らしくない感じがしててさ。

一種の使命感?みたいなものを感じている感じでさ、かっこよかったよ!」(^ε^)♪



私「?そうなんだ…。」



岡田「はぁ~、いいなぁ、しんじゅは…。」(*´Д`)=з



私「え?」



岡田「あいつら、アンタに惚れてるよ…。

うらやましい…。」(*´Д`)=з



私「はい?」



岡田「間違いない。

アイツ等のおまはん、あ、しんじゅを語る目つき。

熱かったわ…。

あれは、愛やわ…。」(*゚ー゚*)



私「はい?また何を言い出した?」



岡田「はぁ…。

これは、恋愛に発展する可能性、大やわ…。」



私「何を言ってるの?そんなんじゃないよ?」



岡田「またまた、謙遜してぇ~!!

アレは、アイツ等の熱い眼差しは一心にしんじゅへと向けられとったで?

しんじゅもまんざらじゃないやろ?」



私「いやいやいや、そんなんじゃないし?」



岡田「またまたまたまた!モテる女は余裕やな!

過去にあの二人と何かあったんやろ?」



私「いやいやいやいや、そんな色っぽい話じゃないよ?」



岡田「そうやなぁ…。

なんか、愛っていうより、戦友って感じに近かったかなぁ…。」(*゚ー゚*)



私「あ~、ま~、そういう感じかな?」



岡田「せやけど、それが恋に発展する可能性もあるやん?」



私「あ~、無いよ。その可能性は全然ない。」



岡田「そうかぁ?戦友から恋の相手へと変化する…。

歴史恋愛ものに、よくあるパターンやないか?」



私「いやいや、恋愛漫画のパターンは知らんけどな?

少なくとも、そんな色っぽい感じじゃないから。」



岡田「そうかぁ?アイツ等の熱い眼差しを思うと、ひょっとすると、ひょっとするって気がするで?」( ´艸`)



私「いやいやいやいや、無いから。

もし、私にその気があっても、相手にはそーゆーのは無いと思われるから、やっぱ無理だと思うわ。」



岡田「いやぁ~、あいつら、ちょっと言っとったで?

しんじゅに惚れとるって!」(^_-)☆



私「え…?」



岡田「こう、すごい親しみを込めて、二人口を揃えて言っとった…。

なんだったっけ?こう、身内みたいな?家族みたいな?」



私「あぁ…身内感覚を持ってもらっているのかな…?」



岡田「だから!そう、お前の事、こう言っとったわ!」



私「なんて?」



岡田「『アイツは男の中のおとこだ!』って!」



私「どこに恋愛の要素があるのよっ!」( ̄□ ̄;)



岡田「アカン!アタシ、言い間違えとった!」



私「そーですか。」



岡田「オトコという字は、漢字の『漢』という字を使うって言っとったわ!」



私「より一層ダメでしょ!?

男らしさ増し増しでしょっ!?」( ̄□ ̄;)!!



岡田「しまった!それだけやないっ!

アイツ等、こうも言っとったわ!」



私「今度はナニ!?」



岡田「『もし今度一緒になることがあったら、どこまでもついて行く』って!」



私「あぁ…。」



岡田「『ずっと一緒にいる!俺たちの兄貴分だって!』」



私「無いよねっ!恋愛の要素みじんも無いよねっ!?」Σ(~∀~||;)



岡田「何を言うとるん?兄と慕われとるんやで?これは恋愛に変化する可能性も」



私「兄弟分だと思われてるよねっ!?

恋愛対象になる相手じゃないよねっ!

そもそも異性として見られていないよねっ!

すでに、同性だと思われているよねっ!

どこかどうして、恋愛対象だと思えるのかなっ!?」∑(゚Д゚)



岡田「ほら、女と男のミステリーとか?」



私「男だと思われている時点で恋愛対象じゃないよね!?

同い年の子に兄貴とか言われて嬉しくないわっ!


兄弟分っつーより、舎弟関係だよねっ!

むしろ師弟関係?

全然恋愛が絡む要素ないよねっ!

ひろみちゃんっ!?」(`×´)



岡田「何を言うとるん?

同い年のクラスの中に実は弟がたくさんいたと思えば楽しくないか?」



私「ちょっと!ウチの親父が発展家の女好きだと誤解されかねないから、やめてくんないっ!

アタシには弟は一人しかいないからっ!

どーゆー思考回路してんのっ!?」(`Δ´)



岡田「ほら、男と女のミステリー。」(`・ω・´)



私「火サスかっ!」(`ε´)



岡田「月と太陽の関係のように、行ったり来たり、すれ違って、また出会って。

恋の軌道修正が働いて、まさか、もしかして、ひょっとするとって!」(`・ω・´)



私「兄貴と呼ばれている時点で、お月様と地球のおセンチな出会いには繋がらないよねっ!

いくら軌道修正したくても、海王星と冥王星ぐらい地球から遠い星の存在だよねっ!」(`×´)



岡田「えぇ~?

恋はミステリー…。」



私「無いから。

強引すぎるぞ、ひろみちゃん。」



岡田「えぇ~、恋よ来い?」(。・ε・。)



私「はい、却下!疲れるわっ!」( ̄へ  ̄ 凸








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岡田「なんや、嫌か?」



私「え、あ、嫌っていうことはないけど…。

今日の今日はやめといた方がよくない?

親に言っとかないとだし、今から帰って、そっからまた集合してお菓子作るのって、遅くなっちゃうよ?」



岡田「む…。まぁ、それもそうやな。

そういえば、お互いの家がどこにあるかも知らんかったし、その時間も考えんと。

ウチは麻中のずっと北側やけど、しんじゅは?」



私「あ、意外と近いね。

麻中より、もっと東側の麻町のギリギリあたり。

ウチから麻中まで徒歩5分くらい。」



岡田「ほなら、せいぜい10分やね。良かったわ。

ウチ、今日、家に帰ったら親に言っとくから。

あんさんも明日ウチに午後4時に来たって?」



私「ん、分かった…。

二人でホットケーキ作るんだね。」



岡田「そやそや。

手作りホットケーキにお茶でおしゃべりしよ?

そんで漫画貸したるわ。」



私「うん、ありがと。」



岡田「そしたら、地図は明日でえぇな?

朝一番に簡単な地図作って渡すわ。

今日は時間を気にせんと、もうちょっとだけ話に付き合ったって?」



私「うん。」



ひろみちゃんは体を左右に細かくゆすって、上機嫌で笑っていました。



私「?」



岡田「いや、なんか…。

ウチな、友達を家に呼ぶんは、かなり久しぶりや…。

なんや、嬉しゅうなってな!」



私「そうなの…。」



岡田「なんていうのかな、お前ってさ…。

しんじゅって、公平やな。」



私「ん?」



岡田「うん、なんかさ。

いつもウチ、ウチの話す事、すぐ否定されてまうんや。

聞いとれんっつって、すぐ女子に無視される。


せやけど、おまはん、や、しんじゅはさ、ウチの言う事聞いてくれるやろ?

その上で自分の意見言うやろ?

なんか、一緒にいて、気持ちいいんやね?」



私「そうなの?」



岡田「うん、そうや。

こんな気持ちいい奴が、去年までクラスぐるみでイケズされとったなんて、信じられん。」



私「…私が悪いとは思わないの?

いじめられて当然だって、思っちゃったりとか…。」



岡田「う~ん、それは考えられんなぁ…。

考えられんというより、信じれないっちゅー感じかな?


なんかなぁ。

なんか、おまはん、いや、しんじゅと一緒にいると、すごいくつろげる感じするんやわぁ。」



私「え?」



岡田「さっきも言うたけど、ウチ、ホンマは人見知りの内弁慶なんやわ。

ほら、普段も大人しいやろ?」



私「あ、確かに。

あんまりしゃべっている印象ないな…。」



岡田「やろ?普段はあんまり引かれんように、口を慎んどるんやわ…。

やっぱり繊細な部分があってさ、バカにされたくなくて、おとなしゅうしとる…。

みんなと大きく違うことせんようにと、ピリピリして疲れるんやわ。」



私「あぁ…。」



岡田「せやけど、しんじゅはさぁ、なんか否定せんやろ?

ウチが大阪弁でまくしたてても、きちんと返してくれる。


礼儀正しい奴やなって思いながらも、次から次へと言葉がこぼれてまう。

せやけど、それも全部拾ってくれるやん?

こんな気持ちいいのは、初めてやわ…。」



私「そう…。

別に大阪弁がおかしいとは思わないけれど…。」



岡田「ん…そう言ってもらえると、嬉しいんやけどな?

せやけど、ここは閉鎖的な田舎や…。

ちょっとでも人と違うところがあると、すぐ足を引っ張られる。

ウチ、窮屈でな…。」



私「ん…。

でも、人なんて、誰だって、一人一人違うものだから。

それを人と違うからって、目くじら立てて責める意味が私には分からないよ。」



岡田「ん、こういう所が公平やと感じるんやろうな…。

それにな、ウチ、結構慎重派なんやで?

気ィ許したジンにしか、本音を見せんのや。


せやけど、なんやろなぁ。

おまはん、あ、しんじゅのそばにいると、トロっとしてまうんやわ。」



私「ん?どういう意味?」



岡田「なんだろうなぁ…。

しんじゅの体から涼しい風を受ける感じがするんやわ。

今日はこんなに温かい日なのに、ひんやり感じる。

そんで、なんだかぽかぽかしてくる。

あったかくて、涼しい感じや。」



私「矛盾する感覚だけど…。

あ…。」



岡田「なんかなぁ。

おまはん、警戒心をなくす雰囲気があるんやなぁ。」



私「…昔、お兄ちゃんも同じような事を言ってた…。

空気清浄機みたいだって。」



岡田「ほぉか、おまはんの兄貴も同じ事を言うてたか!

気が合うなぁ!」



私「……ん……。」



最近はめっきり口をきくことのなくなった兄の事を思い出して、少し気持ちが沈んでしまったのでした。











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ひろみちゃんは、胸を張って、片手でどんと自分の胸を叩きました。



私「え?女の子の楽しみ?」



急にひろみちゃんはヒソヒソ声で話出し始めました。



岡田「そや?女の子の楽しみ言うたら、アレしかないやろ?」



私「アレって?」



岡田「そんなん、一つに決まっとるがな!

女の子の夢が詰まった、アレや!」



私「えっと、よく分かんないな?」



岡田「女の子の楽しみ、それは、つまり…。」



私「つまり?」



岡田「少女漫画やっ!」:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



私「…あぁ~…。」



岡田「なに?なにそのリアクション?

テンション低いな!自分!」(。・ε・。)



私「え、あ、ごめん…。」(゚ー゚;



岡田「少女漫画やよ!

素敵女子の憧れの漫画やよ!?

それを、もっとありがたがらんかっ!?」



私「はぁ…。」



岡田「…もしや、アンタ…。

漫画読んでへんっていう話やないやろうな?」



私「や、読んでない。

親に漫画読むとバカになるからダメだって言われてて…。」



岡田「愚の骨頂やな!

まちがっとるっ!

そんな考えは今すぐ捨てろっ!!」( ̄へ  ̄ 凸



私「はい?」



岡田「少女漫画には、女子の夢とか希望とかロマンスとかラブハプニングの全てがつまっとる!

心踊るストーリーが織り成す、夢の玉手箱やっ!


それをバカになるとバカにするとは、けしからんっ!

そのモノ、打ち首ゴーモンの刑にショスっ!」(`(エ)´)ノ_彡



私「いきなり、ウチの親殺さんといて…。」



岡田「くっ!この愚か者がっ!

しょーもない教えに洗脳されよってっ!


世の中にはなっ!

この世の中には、漫画というすばらしい書物があるということを教えてやるんやっ!」



私「あ、ハイ…。」(・_・;)



岡田「それとも、なにか?

漫画読んで馬鹿になるって、どこかで証明されとるっちゅーんか?」(゙ `-´)/



私「え、さぁ…。

アレじゃない?勉強を頑張らなくなるといけないっていう感じかな…。」



岡田「それはつまり漫画のせいで馬鹿になるんやないっ!

漫画にかまけて勉強サボる子供に問題があるっちゅー話やなっ!」(`×´)



私「え、あ、そう、かも…。」



岡田「つまり、漫画には罪はないっ!

あまりの面白さに子供が勉強そっちのけで楽しんでしまうから、親は敬遠しとるっちゅー話やっ!」(`Δ´)



私「ん、そうとも言えるね…。

アレ?やっぱり勉強の邪魔になるんじゃない?」ヽ(;´ω`)ノ



岡田「シャラーっぷ!!それ以上のうんちくはえぇ!

ウチが受け付けんよって、ガラガラ終了~♪

ほな、また明日よろしくお願いしま~す♪」



私「え…。」( ̄□ ̄;)



岡田「漫画には、特に少女漫画には、子供たちが厳しい現実を生き延びるようにとの夢のエッセンスが詰まったすばらしい書物なんや…。


それを、読むだけでアホになると語るとは、なんたる過ちっ!

死んで詫びろっ!って、話やわ!


漫画読んでアホになるなら、世の中の漫画本は出版を許されへんっちゅー話やわっ!

出版社に謝れっ!!」ヽ( )`ε´( )ノ



私「た、確かに…。」(^_^;)



岡田「それは、子供のやる気を削ぐ魔物扱いする親がまちがっとる…。

出来る子はできる!出来ない子はできない!!

それはそれ!これはこれっ!!


その見極めもできんと、罪の無い漫画に罪をおっかぶせる…。


おしょろしい、陰謀やわ…。

まちがっとる、世の中間違っとるわ…。

ウチ、絶望にうちひしがれて、生まれたての小鹿同然に心細い気持ちになるわ…。」(ノ◇≦。)



私「お、おおげさな…。」( ̄Д ̄;;



岡田「にゃにおうっ!漫画とはっ!

ファンタジーでありながらも、夢と希望とロマンを…。」



私「それは聞いた。」



岡田「つまり、勉強が出来ない子のサンクチュアリでもあるんや…。」



私「はい?さんくちゅあり?」(*_*)



岡田「ふ、サンクチュアリ…。

ウチ、自分でも高尚な言葉を使ってしまって、自分の頭の良さによいしれそうやわ…。」( ̄▽+ ̄*)



私「はよ説明せぇ。」



岡田「サンクチュアリ…それは、聖域。

大人に踏み入れられることない、子供だけの子供による子供のためのファンタジーワールド…。


そこに一歩足を踏み入れれば、どんなつらい現実も忘れることが出来る…。

本に向き合っている間は、自分の世界が広がり、漫画というすばらしい世界を体験できる…。


たとえ、テストで点数が低かろうと、例え体育でかけっこがどんじりになろうと、例え家庭科の調理実習で黒焦げの物体をつくりあげようと、漫画を一度ひらけば、ウチはヒロインや…。」:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



私「つまり、現実逃避だと。」



岡田「その言葉は禁句や。

以後使用を禁ずる。」( ̄^ ̄)



私「了解。」



岡田「ふぅ…。

こんな素人に熱く語ってしまったわ…。」



私「暑苦しいくらいにな。」



岡田「そこで、ウチがおまはんに女子のたしなみを教えたるっちゅー話やなっ!?」



私「やっと、最初に戻ったか。」σ(^_^;)



岡田「そんなわけで、しんじゅ。

おまはんはウチがマブダチと見込んだ女や!

特別に、ウチのことをあーみんと呼ばせたる!」(`∀´)



私「は?なに、それ。」



岡田「おまっ!本気で少女漫画読んどらへんのやなっ!

あーみん先生やでっ!

天才、岡田あーみん先生を知らんとは、お前、モグリやなっ!」( ̄□ ̄;)!!



私「知らない。」



岡田「くっ!あの巨匠を知らないとはっ!

なんたる不幸!なんたる不憫っ!

非国民レベルやでっ!

こいつの人生に潤いを与えてやるためにもぜひ岡田あーみん先生のラインナップを紹介してやるっ!」



私「あ、そう…。」



岡田「お前、後で吠え面かくなよ?

あーみん先生の作品を読んで腹を抱えない人間はいないと断言できるぞっ!

そして、ごーかラインナップで今なら、池野恋先生の、『ときめきトゥナイト』も絶賛連載中やっ!」(* ̄Oノ ̄*)



私「は?池の鯉?ダジャレ?」(;^_^A



岡田「なんとっ!真壁瞬君の爽やかさをアンタ、まだ知らんとはっ!

あんな、クールでストイックで美形で優しくて、無口でぶっきらぼうだけど、ヒロインのことを見つめ続けてて助けてくれる王子様なんやよっ!」(≧▽≦)



私「知らんがな。」



岡田「くっ!そして、今駆け出し中の吉住渉先生の『ママレードボーイ』も、またひと味違った胸キュンを提供してくれるぞっ!」( ´艸`)



私「はぁ…。」



岡田「そう、そして、庶民派小学生をなごませる、さくらももこの『ちびまる子ちゃん』も絶賛連載中や。」



私「さくらなんちゃらは呼び捨てなんやね…。」



岡田「あれは胸キュンとはほど遠いからな。

まぁ、なんか、こんな小学生おるおる感のお話や…。

地味にクスッと笑える、コメディー路線やな…。


ウチはやっぱり真壁君や…。

蘭世みたいに、ハンサムな真壁くんに通せんぼされて、壁にドンって手をついて、閉じ込められたい…。」(/ω\)



私「はぁ…。」



岡田「そんなワケで、このあと、家に集合な!」



私「はい?」



岡田「女子トークといえば、お茶会。

そう、漫画と甘いものとお茶がセットなんや。


特別にウチがパンケーキを用意したる。

そこで、提案なんだが。」



私「え、あ、なに?」



岡田「ウチに遊びにきた暁には、お茶も提供する。

そして、ホットケーキミックスの粉も用意したるわ…。

そして、卵もな。


そんで、おまはん、あ、しんじゅの家、八百屋なんやろ?

牛乳売ってるか?」



私「え、あ、うん…。」



岡田「ほな、現地調達で牛乳一本持ってきて?

1リットルな!」



私「え…。」(・・;)



岡田「ほな、決まり!

家の地図書いたるさかい、後で集合な!」



私「え…?」(  ゚ ▽ ゚ ;)



岡田「ともだちとして、親睦を深めるにはお茶会が一番やん?

はぁ~ここまで話せて、スッキリしたわ…。」



私「えぇ~?」(  ゚ ▽ ゚ ;)









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