私「暗示なんて、全然気付かなかったわ。

それに、お兄ちゃんが催眠術を使えるなんて、思いもよらなかったけれど…。

それって、どうやるものなの?どこで知ったの?」



兄「ふふ。

当人に気づかれるようでは暗示の意味がない。

催眠のやり方は企業秘密だ!(笑)」



私「教える気がないのね。

それではどこでその知識を仕入れたのかしら?」



兄「ふふふ。偶然手に入れた本に書いてあった。

やんちーとふたりで夢中になって読んだものさ。」



私「…もしかして△ヨコボウのタイトルの本?」



兄「ちがう、ムーだ。」



私「あれはトンデモ話の宝庫だと言ってたと思うけれど?」



兄「そう、玉石混交、それが面白いのさ。

いろいろ検証してみた結果、催眠術は間違いなさそうだと判明した。

ここに実験に最適なモルモットがいたしな。」



私「もるもっと?」



兄「あぁ…それはな?かわいい動物のことなんだよ?」



私「動物?さっきも言ってたわね?」



兄「あぁ…お前、動物好きだろ?」



私「うん、好き。」



兄「お前もきっと見たら気にいると思うぞ?

ちいさくて、もふもふしてて、こちょこちょ動くかわいい生き物なんだ。」



私「うん?ちょっと想像しにくいけれど、似たような動物はいないの?」



兄「あぁ、似たようなものと言えば、ハムスターって知ってるか?」



私「知ってる!吉田君チで見たことあるっ!

口の中にひまわりの種をいっぱい詰め込んで、ほっぺたパンパンにしてて、可愛いのっ!!」



兄「あぁ、だいたいあんな感じのやつだ。

大きさもだいたい一緒。

やや大きいぐらいで、両手のひらにすっぽり収まるサイズだ。

中には毛足が長いのもいて、茶色や白色や黒色のまだらとかもある。

まるで、毛糸玉みたいにふわふわしてて、もこもこしてて、細かく動くかわいらしい動物なんだよ?」



私「うわぁ~!!

かわいい感じするぅ~!!!

飼いたい~!」



兄「だろう?

大人しくて、ご飯を食べるのがなにより大好きで、細かい迷路なんかにほおりこむと、一生懸命あちこち歩き回るんだよ?

せっせせっせと細かく動き回る、実験の検証材料にもなる、人間の役に立つ生き物なんだ。

飼いたいと思わないか?」



私「う~~ん!どんなのだろっ!飼いたい~!!」



兄「ふふ。お前ほんとに動物好きだな!

それじゃ、俺が母ちゃんに頼んで飼ってもらえるように交渉してみよう。」



私「えぇっ!?ホントっ!」



兄「あぁ、交渉次第だけどな?

母ちゃんがオッケーを出さない限り、動物は飼えないと思うけれど、俺が頼めば、あるいは叶うかもな?」



私は立ち上がって、畳の上をぴょんぴょんと跳ね上がりました。



私「うわぁ~い!!

ハムスターに似たモルモットが飼えるっ!

わぁ~い!!」



兄「くどいが、母ちゃんが許したら、の条件つきだぞ?

あんまり期待するなよ?」



私「う~ん、でもお兄ちゃんのお願いなら、きっとお母さんもオッケーするよぉ!

楽しみぃ~!!」



私は大はしゃぎして、畳の上をぴょんぴょんと飛び跳ねていました。



兄「ふふ。

しんじゅは無邪気で可愛いな。

まぁ、母ちゃんが許すはずないけどな。

ネズミだから。」









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私「え…サイコ…なに?」



兄「うん?サイコパス。

最近知った言葉だ。

サイコ、英語で心理とか精神という意味だが、霊長類最高の位置に存在する人間に備わるべき良心とでもいうのかな?

良識や常識が通用しない、優しさや思いやりといった良心が欠如した異常性格者の事を言うらしい。

まだ、アメリカでも最近研究されはじめた分野だそうだ。」



私「サイコパス…。」



兄「あぁ、お前の担任は異常なサイコ野郎だと思って腹が立った。

俺の妹がサイコ野郎にいいように扱われているとな!

いや、いちおう女性なんだから、サイコ野郎はおかしいか。

とにかく、お前の置かれている立場が異常事態だと俺はいち早く察知したわけだ。」



私「…そうだったの。

お兄ちゃんは最初から先生が異常だと気づいていたのね…。」



兄「あぁ。

そんな害獣以外なにものでもない人間と関わるのは御免だが。

お前の場合、最悪なことに、最悪な状況、立場に置かれていた。


義務教育中の小学生と、その担任教師だ。

好き嫌いで避けきれる人間関係ではない。


いやがおうでも一年間は我慢して付き合いを続けていかなければならない。

俺はお前の境遇に同情し、どうすべきかを考えた。


それにはまず、情報収集だと思い、お前には学校であった出来事をすべて俺に報告するようにと忠告した。」



私「…そうだったの。

それで、部活で疲れているお兄ちゃんがいつも私の話を聞いていてくれたのね…。」



兄「俺の作戦としてはお前にはあくまで目立たず騒がず、注目されずに過ごすことを望んでいたのだが。

完全にお前は教師に目をつけられていた。


しかし、学校を休むわけにはいかない。

そしてお前の父親、まぁ俺の父親でもあるが、あれは見た目が派手だが頭の中身はスカスカで何も役にたたない。


むしろ、邪魔しないでくれているだけでもありがたいと思わなくてはならない存在だからな。


それで、お前の様子を観察し、逐一報告を入れさせ、どうすべきかを作戦を練っていた。


どうしても、お前は目立つ。

そして教師の理不尽な嫌がらせに付き合わされる。


それで、母ちゃんに学校に文句を言うようにと進言したが、なぜか聞き入れてもらえない。

どうしても、商売をしている関係か、学校へ苦情を申し立てるのは気が引けるようだ。


そこで、俺はお前の能力に着目をした。」



私「…うん。」



兄「お前の記憶力はズバ抜けている。

そして、意外にもロジックにも強い。

なにせ俺と同じ遺伝子を持つ、同じような資質を持つ人間なのだからな。


そこで、俺はお前に理不尽な攻撃に耐えられるようにとお前をこっそり鍛えることにした。」



私「…え…?」



兄「お前の凄まじいほどの記憶力。

そして俺の論理構成力を身につけさせれば、窮地に立たされても自力で脱出できると踏んだんだ。


そこで、お前に俺の思考パターンを染み込ませるため、俺はわざと俺の考え、論理構成をお前に繰り返し繰り返し説明的に発言をすることで、お前の論理的な思考力の向上をさせることにした。」



私「え?それって…。」



兄「お前は俺の発言をすべて記憶する。

俺の話を聞くだけで、お前は俺の精神構造や、論理的な思考力を自然とトレースできるようになる。

そうして俺の目論見どおり、お前は理論構成力に秀でた小学生へと変貌をとげた。」



私「…考えたことも無かった…。」



兄「お前は俺の思考パターン、理論構成力を身につけた。

それだけじゃない、俺はお前にたくさんの暗示をかけている。

お前が強くなるようにと。」



私「え…?」



兄「お前は気づいていないが、お前の能力は諸刃の剣だ。

言い方を変えれば、一度記憶した物事を記憶から消し去ることができない不便さも持ち合わせている。


そこで、俺は緊急事態用に、お前の精神が限界に近づいた際、不快な記憶を消去するように暗示もかけてある。」



私「暗示?なに、それ…。」



兄「それは催眠術だ。

俺の拙い催眠術がどこまで有効かは不明だが、ある程度の効力は発揮するだろう。

お前ほどではないが、俺にも多少の霊能力がある。

俺の精神力を使ってお前の精神に直接暗示をかけてあるんだ。


そして、お前の潜在能力を開発すべく、論理構成力だけでなく、他にも暗示をかけてある。

お前が生き残れるように、俺の考えで、お前を強くするために術を施してあるんだ。」











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私「え?私のため?」



兄「そう、お前のための発言のしかたなんだ。」



兄はそう言ってほほえむと、私の頭の上に手のひらをぽんと置いて、それからふたたび話し始めました。



兄「俺の口調の変化に気づいていたのか…。

さすがというべきか、どうか…。」



兄は自分の両手を組み、少しうつむいてから、目をつむり、なにかを思い出す仕草をしてからふたたび語り始めました。



兄「…お前が小学4年になって、しばらくたった頃の事だ。

俺は異変に気づいた。」



私「ん?何?」



兄「お前が担任にこんな事を言われたんだけれど、と姉ちゃんに話したら激怒されていた。

その後、姉ちゃんは母ちゃんに、しんじゅがこんな事を私に言ってきた!と怒りをぶちまけてて。

母ちゃんと姉ちゃんは二人して、しばらくお前と口をきかなくなったことがあった。」



私「…あぁ…。」



兄「俺は最初はちょっとした姉妹のいさかいだと思っていたんだ。

しかし、姉ちゃんの怒り方がハンパない。

だから俺はお前に聞いたんだ、姉ちゃんに何を言ったんだ?と。」



私「うん。」



兄「お前はこう言った。


『担任の先生に、お前の姉は中学二年生らしいな。

初体験はいつで、何人の男を経験しているんだ?』と聞かれたと。


気持ち悪かったけれど、意味がよく分からなかったからお姉ちゃんに聞いたらめちゃくちゃ怒られたと。

涙目で俺に話していた。」



私「うん。」



兄「俺は最初、なにかの悪ふざけかと思った。


しかし、姉ちゃんに叱られてしょげているお前を見る限り、嫌がらせで発言したのではないと思えたし。

何より、それはお前の語彙にない言葉だった。


お前を昔からよく知っている俺からすれば、お前が意味を知っていて姉ちゃんに言ったとは考えにくい。

だから思ったんだ。


お前は単純に意味を分からずに姉ちゃんに質問しただけだと。

姉ちゃんはしんじゅをタチの悪い人間でふざけた嘘つきだと怒りまくっていたけれど、そうじゃない。


真実お前の担任がお前にそう言ったんだと。」



私「私は嘘をついていないよ?」



兄「そう、お前は嘘をつくような人間じゃない。

普段の姉ちゃんなら、それに気づけるだろうが、なにせ微妙な年頃の思春期だ。

性的な言葉に嫌悪感を持つし、理性的な考えを巡らすよりも、なによりその発言は生理的に受け付けなかったんだろう。


お前を叩いて、ののしっていた。

しまいにはホウキで叩き出す始末だ。


そして母ちゃんに告げ口をしに行った。

姉ちゃん的には無理もないが、お前にしてみれば災難な話しだ。


母ちゃんを味方につけた姉ちゃんはお前を無視してかかるようになった。

お前はしょざいなげに、一人でしょんぼりしていたのを覚えている。」



私「あぁ…。」



兄「母ちゃんと姉ちゃんはしんじゅの事を悪く言って、家庭内で無視するようになった。

お前がどんな事情でそんな発言をしたのかと、考えを巡らせることなく、一方的にお前を悪者にした。


しかし、俺は別の意味で戦慄を覚えていた。


あれは意味が分からない相手に、大人が言うようなセリフじゃない。

対子供への発言ではない、しかも、相手は教師だ。


俺は直感した。

お前の担任はサイコパスだと。」







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私「そう?」



兄「あぁ、控え目に言ってみたけど、ダメな大人の見本には変わりない。

童心を持っているだけかもしれないが、お前がそいつと遊ぶのは断固反対するからな。」



私「うぅん、遊ぶ事はないと思うから、大丈夫だよ?」



兄「なら、いいが…。

ふぅ、油断がならないな。

本当なら義政と遊ぶのも禁じたいぐらいだが、もう、俺もあいつと同じ通学団ではないし、もともとの近所づきあいもある。

無理には引き離せないしな、仕方ない。」σ(^_^;)



私「くす。

なんだかんだとヨッちゃんの事も心配しているのね?(笑)」



兄「あぁ、アイツも俺にとっては弟分みたいなものだしな。」



私「クスクス。」



兄「アイツはなかなか筋がいいぞ?」



私「え?」



兄「ぽっちゃりボディとは裏腹に頭の回転は悪くない。

語彙が少なくて、乱暴な言葉遣いが目立つが、物事の本質、基本を押さえている。


勉強に活かしきれていないのは残念だが、見込みのある男だ。

お前、アイツを大事にしろよ?」



私「クスクス、ヨシ君も下に弟が二人いて、お兄ちゃんタイプなのよね。

やっぱり長男はしっかりするものなのかしら?(笑)」



兄「あぁ、そうだな。

かなりぽっちゃりだが、面倒見がよくて、根はいいやつだ。

それに着眼点もいい。

気が短くて、やや気性が荒いのが難点だが、基本いい人材だな。」



私「クスクス。

それにあぁみえて繊細なところもあるわ?


こんなかしこまった言葉遣いをしてしまったら、緊張させてしまうでしょうから、彼の前ではわざと粗雑な言葉遣いをしているしね。(笑)

クスクス。


私、いつも男の子みたいな口をきいてじゃれているのよ?

楽しいわ。」(´∀`)



兄「あぁ、そうだろうな。

きっと緊張して本音を話しづらくなってしまうだろうから、普段からそのような言葉使いをしておいた方がいいだろうな。

気のおけない幼なじみというのも貴重なものだ。

大事にしろよ?」



私「うふふ、そうね。

男気があって、一本筋の通った気持ちのよい男の子だから、大事なお友達だわ。(笑)」(^∇^)




兄「…お友達ね!

義政、不憫なやつ。

こいつはまだまだ子どもだからなぁ。」(;^_^A



私「どうかした?」



兄「いや、別に、何も。」



私「そういえば、以前から常々気になっていたことがあるのだけれど、聞いてもいいかしら?」



兄「なんだ?」



私「どうしてお兄ちゃんは、そんなしゃべり方をするのかしら?

まるで小説かなにかみたいに、文章を読み上げているかのような印象を受ける、説明的なセリフなのよね。

それが気になっていて。」



兄「おかしいか?」



私「おかしいことはないけれど、ちょっと違和感を覚えるわね。

家族の間での会話にしてはよそよそしいというか、観察的で、感情がこもっていなさすぎるというか…。

聞いている分には、分かりやすくていいのだけれど、言い回しがやたら説明的に感じるのよね。」



兄「これはな、わざとだ。」



私「え?」



兄「俺がこんな話し方をするのは、お前の為なんだよ。」









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私「あ、ごめん。」



兄「ふぅ。思いがけず、俺たち兄妹の共通点を発見したぞ?

どうやら、二人共空想癖があるらしい。」



私「あ~…。」



兄「いや、俺のは完全に空想の世界だけどな?

お前のは想像力がたくましいっていうか、なんていうか…。

まぁ、現実的っていえば、現実的か…。」



私「そう…。」



兄「いや、よく分かった。

お前がどんな気持ちで俺の事を見守っていたのかを身を持って示してくれた。

感謝する。」(^_^;)



私「いえ、どういたしまして。

あれ?お礼言われるような事したかしら?」



兄「まぁ、偶然だけどな?

でも、なんとなく分かった。

俺たち4人兄弟だけど、正直お前と一緒にいるのが一番ラクなんだよ。

俺からみた相性なんだけどな?

多分、似たところが多いから安心するんだろう。」



私「ん?私は誰といてもあまり変わらないけど?」



兄「あぁ、お前は意外と社交的なんだよな…。

それに、基本おおらかだから、誰とでも合わせられる。

俺はダメなんだ。

自分でも思うんだけど、繊細で潔癖症なところがあるから、グダグダの奴とか見ると、イラついてしょうがない。」((o(-゛-;)



私「あぁ…多分、お兄ちゃんはちょっと完璧主義なところがあるからなんじゃないかな?」



兄「あぁ、おそらくそうだ。

しかし、俺レベルの人間はそうそういない。

仕方ないと思いつつも努力しようとしないやつを見るといらつく。


それなら、それなりの結果しか残せないと納得していればまだかわいいものを、たいした努力もしないくせに、自分の実力はこんなもんじゃないと勘違いをし、自分より優れた人間を平気で貶めるような発言をする下品な輩は本当にうんざりするんだ。」(-""-;)



私「ほっとけば?

そんな人は誰も好きにならないと思うけれど?」



兄「しかし、えてして、こういう人間の方が立ち回りが上手だったりするんだ。

そして、上っ面だけ体裁を整えるのがウマイ。

そして、そういう人の内面を見ずに、表面しか理解できない考えの浅い、しかし権力を持った人間には得てして好まれたりする。」



私「あぁ、えこひいきね。」



兄「あぁ、人を見る目がない。

そして、善良な人間がバカを見る。

俺はそんなものをうんざりするほど見てきた。

だから、お前みたいにストレートな奴と話していると気持ちが落ち着くんだよ。」



私「あぁ、自分をよくみせようとしていないって事かな?」



兄「そう。

お前はいつでも正直だ。

まぁ、時々正直すぎて、大丈夫か?と心配しそうになるがな…。」



私「う~ん。

まぁ、あまり考えていないだけ。

ウソをついても、いずれバレると思うし、そんな事するのに、意味があるのかな?と思うと。

あんまり利口な方法じゃない気がするのよね。」(・ω・)



兄「率直な意見だが、真理だ。

長期的視野に立てば、お前の言うとおり。


表面上だけ取り繕っても、実力が伴わなければ、いずれボロが出る。

そうすれば、信頼を失うことになるし、最初から悪目立ちしなければ良かったのにとより評判を落とす結果になる。

でも、意外とな、お前みたいに考える奴は少ないんだよ。

正直に生きていればいいだけの話なんだが、足を引っ張る輩が多いのも事実だ。」



私「そう…。」



兄「お前はな、とても子どもらしいんだよな。

それが魅力だと思うんだ、俺は。」



私「そう?」



兄「あぁ。」



兄は私の頭をナデナデしてくれました。



兄「ふふ。キューティクルでピカピカだ!」(^ε^)



私「ふぅん。

ん…でも、お兄ちゃん。


やっぱり、なんでさくらんぼの枝と外人のキスがつながるのか、よく分からない。」



兄「またか!

それはお前に外人の彼氏ができたら分かるだろうよ!」∑(-x-;)



私「かれし?」



兄「恋人の事だ。誰彼の彼に氏名の氏という字を使う。」



私「それじゃ、男性からみた恋人は?」



兄「彼女という。」



私「カレシとカノジョなの?

ふぅ~ん、なんかカッコイイね!」( ´艸`)



兄「あぁ?あぁ、そうかもな…。」



私「カレシとカノジョか!

そして、ガイジンのカレシ!金髪かっ!」(‐^▽^‐)



兄「外人イコール金髪とは限らないけどな。

それにしても、義政の奴、どこからそんな情報を…。」(-""-;)



私「あぁ、ヨッちゃんの2軒となりの40代のパチンコ好きな独身男性から聞いたって。」



兄「…ふぅ。お前そいつと遊ぶなよ?」



私「あぁ、もうヨッちゃんと遊ぶこともないし、会わないと思うよ?」



兄「ふぅ、ギャンブル好きの無職の40男か。

ダメな大人の見本だな…。

そして、えてしてそういうくだらないエロい情報はそういう大人から近所のガキンチョに伝授されるものだったりするんだよな…。」



私「ん?その人はギャンブル好きだけど、無職じゃないって。」



兄「…どうせ、パチプロだとでも言うんだろ?」



私「いや、パチスレって言ってた。あるいは、パチプレって。」



兄「は?パチプロじゃなくて、何?」(*_*)



私「そのおじさんは日夜パチンコ台の事を研究してて、頭の中がそれでいっぱいで、生活のほとんどをパチンコの事を考えているらしい。」



兄「だから、そういうのをパチプロって…。」( ̄_ ̄ i)



私「ヨッちゃんから聞いた話いわく。

おじさんはパチンコを打倒すべく研鑽を積んでいるらしい。

それは打倒パチンコ台、つまりパチンコスレイヤーなんだって。」



兄「パチスレってそういう…。」(・_・;)



私「そして、パチンコを倒すだけでなく、パチンコをこよなく愛しているから。

毎日台に顔を合わせに行き、生活のほとんどをパチンコ台に向かっている。

それは、パチンコを心から楽しんでいるから。

パチンコをこよなく愛しているから。

お金が稼げるとか稼げないとかは関係ない。

パチンコプレイヤーなんだって。」(・∀・)



兄「それでパチプレ…。

響きが可愛らしい反面、やってることはパチプロと一緒…。

いや、お金が稼げるとか関係ないと言っている時点で、一見清々しいが、むしろパチプロよりダメな感じを受けるのは俺の気のせいだろうか…。」Σ\( ̄ー ̄;)













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兄「コホン、まぁ、つい、俺も自分の世界に熱が入ってしまったがな。

まぁ、お前をシカルベキ機関に預けるとか言ってても実際にはどこに預ければいいのかは不明だしな。

お前がいなくなったら、ちょっとだけさみしいし。

ちょっと面白がって言ってただけだ。」



私「うん。」



兄「それにしても、もうちょっと早く止めて欲しかったな…。」



私「うん。これからはそうする。」



兄「俺が自分の世界にこもっていた間、お前は何をしていたんだ?」



私「ん?さきいかを口の中で転がして、ベロで結べないかやってた。」



兄「あぁ~…。」



私「私、さくらんぼの枝ではできるんだよ?

それで、さきいかでもできないかなって、やってた。」



兄「あぁ~…。子供らしい遊びしてるな、うん。」



兄は私のおかっぱ頭のてっぺんに手をぽんぽんと手を置いたのでした。



兄「俺も昔やったわ。

さくらんぼの奴。」( ̄▽ ̄)=3



私「さくらんぼの枝で口の中だけで結べるといいことあるらしいよ?」



兄「あぁ~…。なんか根拠なく、そういうの信じちゃうよな?子どもって…。」



私「外人とキスするときに役に立つらしい。」



兄「ブッ!!どこのニュースソースだっ!!」( ̄□ ̄;)



私「?にゅーすそーす?」



兄「情報源はどこだと聞いているっ!」( ̄^ ̄)



私「ヨッちゃんから。」



兄「義政、アイツ…。」



私「なんで、キスするのとさくらんぼの枝が結べるのと関係するのかな?」



兄「さぁ…。義政にでも聞け。」(-""-;)



私「それとさ、私、少し疑問があって、最近悩んでいることがあるのよ。」



兄「なんだ?俺でよければ聞いてやるぞ?」



私「アイちゃんがね、初キスはレモンの味だとか言うのよ。」



兄「ぶっ!あいつらもそろそろそういうお年頃か…。」( ̄_ ̄ i)



私「で、なんでレモン?なんでキスするとレモンの味がするの?

お兄ちゃん、なにか知ってる?」



兄「知るか。」( ̄^ ̄)



私「そうなんだ。

じゃぁ、お兄ちゃん、まだ初キスしてないんだね。」



兄「ぶっ!お前俺はまだ中一だぞ?」( ̄∩ ̄#



私「そうなんだ。

だって、アイちゃんが得意そうに言うしさ。

私、頭を悩ませてて…。」



兄「おいおい、微妙に不穏な発言だぞ?

お前の交友関係は把握しているつもりだが、まだなにか俺に隠し事をしているんじゃないだろうな?

男の子の友達とか新しくできたのか?交際しているのか?

言ってみろ。」



私「だって、口と口をつけたら、レモンの味がするんだよ?

それって、キスする前にレモンを食べていたんじゃない?」



兄「…あ、そっち。」( ̄ー ̄;



私「それってさ、すごく苦いと思うの!」



兄「レモンを皮ごとかじる奴いないだろっ!」



私「えっ!じゃ、レモンの味ってどゆことっ!?」( ̄□ ̄;)!!



兄「だから、酸っぱいとか、さわやかとか、そういう…。」



私「えっ!人と口つけて、酸っぱいとか、気持ち悪くないっ!?」( ̄□ ̄;)



兄「いや、だから、それは比喩であって…。」



私「それでね、他のおしゃれ女子たちが言ってたの。

レモンじゃない、甘酸っぱいんだって。」(@_@)



兄「あぁ、だから、それが比喩なんだって…。」



私「それでね、ミオちゃんなんかも、はちみつの味がするって…。」



兄「まさに比喩だろうが。」



私「それって、キスの前にはちみつ舐めていたって事?」



兄「プーさんかっ!」



私「どういうこと?

酸っぱいレモンやら、はちみつを普段から舐めているって事っ!?」



兄「いや、だから…。」



私「そこで、私は考えた。

はちみつとレモンが一緒なら、美味しい。」



兄「おい、ズレてるぞ?」( ̄_ ̄ i)



私「つまり、キスをする前にレモンキャンディーを舐めていたのよっ!

これなら甘酸っぱいの説明がつく!」



兄「いや、そんな得意そうに言われても…。

まぁ、いいんじゃないか?」



私「でも、まだ疑問が残るのよ…。」



兄「今度はなんだ。」



私「他の子はミントの味がするって…。」(@_@)



兄「振り出しか。」



私「だって、ミントって苦いと思うのよ。」



兄「だから、葉をかじるやついねーって。」



私「ならばどういう事?」(@_@)



兄「だから、ミント系のスーっと爽やかな香りがしたとか…。

とにかく、イメージ、比喩なの。」



私「ということは、ミント味のガムを噛んでいたと考えられるわね…。」



兄「お前もそこから離れないな…。

まぁ、いいんじゃないか?

エチケットとして、ミント系のガムを噛んでからキスするとかはアリだと思うし。

はちみつレモンキャンディーを舐めていたとかで。」



私「そこで、レモンキャンディーやミントガムを直前に口にしていたのはヨシとしても!」



兄「まだ続くか。」



私「なら、直前にハンバーガーを食べていたら?

ラーメンを食べていたら?

餃子を食べていたら?

キスはハンバーガーの味がするの?

ラーメン?餃子?焼肉もありなの?」(((゜д゜;)))



兄「お前どこまで考えを広げるつもりだ…。

初キスの初々しさが皆無だぞ?」( ̄_ ̄ i)



私「だって、スパゲティを食べてたら、キスしたらナポリタンの味がしたとか…。

嫌じゃない?」。(´д`lll)



兄「それは普通に嫌だけどな?

お前にはまだ情緒が足りていないらしい…。」



私「そう、寿司とか、酢飯の味がしました…。

そんな相手と口をくっつけるなんて…。」(´□`。)



兄「お前、頭いいんだけどな?

完全に迷走しているぞ?

豊かな想像力がマイナス方向に働いている。」



私「焼肉!ノー焼肉っ!

エバラ焼肉のたれの味がするなんてっ!

考えたくもないっ!!」。(;°皿°)



兄「俺だって、初キスに焼肉食べたばっかの女子とかはやだけどな?

もう、お前、そこから離れろ。」



私「ノーキムチっ!ノー納豆!」(((( ;°Д°))))



兄「おい、戻ってこい。」






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兄「あっ!!」



兄は手をワナワナと震わせて興奮していたかと思ったら、今度は息をつまらせ、みるみる顔を赤くしていったのでした。



兄「…お前、止めるなら、もっと早く止めてくれよっ!!

元に戻ったとき、恥ずかしいじゃないかっ!?(><;)」



私「ん?だって、気持ちよさそうに話してたから、途中で止めちゃうの、悪いかなと思って。」



兄「それなら、それで、最後まで…。

いや、あそこらへんでフィナーレかっ!

くぅ~、恥ずかしい…。((>д<))」



私「別にいいんじゃない?

誰に迷惑かけるでなし、好きに話しても?」



兄「いや、なんていうか、その、イメージがっ!

学校では堅物の優等生のイメージがあるしっ!

それを崩すのは、みんなの期待を裏切りそうで辛いしっ!」



私「ここは家なんだから、好きにくつろげばいいんじゃないかな?

そんなの気にしないで、リラックス、リラックス(笑)」



兄「え、あ、でも…。

なんか、俺、子供っぽくて恥ずかしいよ…。(/ω\)」



私「いいんじゃない?まだ子供だし。

私も空想して遊ぶこと、よくあるよ?」



兄「そんな、だって、俺がそんな空想好きだなんて知られたら、学校でやってけない…。」



私「そぅお?

空想が好きな子どもっていると思うし、そんなに変じゃなくない?

楽しいじゃない。(笑)」



兄「そうだけどな?そうなんだけど、優等生の仮面があってさ…。」



私「うん、そうなんだ。

優等生も大変なんだね。

でも、お兄ちゃんがそういう楽しいことをキラキラした目で語っているところを見たら、もっと友達できるかもしれないよ?

ちょっと近寄りがたい雰囲気があるらしいけれど、なんだ戦闘物が好きなんだってなったら、男子とか親しみわくと思うけれど?」



兄「え、あ、そうかな…。」



私「うん。

実際に試すのはお兄ちゃんが決めればいいけれど。

ここは自分のお家なんだから、そんなに人目なんて気にしなくてもいいんじゃないかな?

みんな家族だし、好きなことに没頭するのを馬鹿にする人はいないよ?」



兄「そっか…。

そうかもな…。」



私「うん、そう。

好きにしたら!

ここは家で、くつろげる場所だから。

外で緊張しちゃう分、お家でリラックスしとかないと、バランスとれないよ?

大丈夫、大丈夫!(笑)」



兄「うん。

なんか、お前のほうが年上っぽいな?」



私「うぅん、私も家でのんびりしたいから。

それに、私も空想するよ?

プリンスエドワード島にある、『雪の女王』ってどんな樹なんだろうって。」



兄「いや、なんか、それだと、まだ一般ウケしそうな感じ…。」



私「大丈夫大丈夫!

頭の中で、何をやっても許されるって!

気にしない、気にしない!(笑)」



兄「そうか、ありがと(笑)」







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私は黒いテーブルの上に置いてあるコップに手を伸ばして、水を飲みます。

兄の独白は続いていました。



兄「これだけの才能を持った生物を俺好みにカスタマイズする。

そして、どれだけの成果が出るかを検証し、立証する。

ククク。

コイツはおあつらえ向きに、疑うということを知らないっ!

なにせ生まれた時からのつきあいだからなっ!!

俺の命令をすべて信じて実行する!」



私「……(こくんこくん。)」



兄「くくく。

いいぞ、この調子だ…。

こいつに俺の流儀を叩き込み、全ての感性を鋭敏化させる。」



ガサガサと音と立てて、ふたたびさきいかを一つ口に運びます。



兄「そして、この並外れた運の良さっ!

奇跡的な忌避回避能力っ!」



私「……。」



私「くくく。

鈍臭そうにみえて、さすがは俺の妹。

なにげに俊敏で、実は運動神経も良い、動体視力もバッチリだっ!」



兄「この、これといって、何も特徴もない。

しかし、それでいて、どこにでもいそうな外見とは裏腹に、ずば抜けた身体能力を持つ。

こんなモルモット、他には無い!」



私「……(もごもご)」



兄「一見、無学そうにみえて、一度見聞きした物事はすべて記憶する。

そして、すばやく理論武装をし、大人でも対等に戦える。」



私「……(もごもご)」



兄「そして、平凡そのものの容姿とは裏腹に実はサイキック!

予知能力に、サイコメトリーに、受信型のテレパス。

そして、驚異的な暗算能力に、非凡な悪運の強さっ!」



私「……(もごもご)」



兄「俺はこいつに人体にいかにダメージを与えれば瞬時に撃退できるかの術を伝え。

そして、あらゆる状況においても、自分の生存を確立させる術を叩き込んだっ!」



私「……(もごもご)」



兄「くくく。

できる、できるぞっ!

この調子なら、生存確率99・9%の無敵のソルジャーがっ!

俺はこの手で作り上げるっ!

史上最強の無敵の戦士をっ!」



私「お兄ちゃ~ん、そろそろ戻っておいで~?」








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