私「……。」


木「…。」


担「お前はこの男の話を聞いて、なにも思わないのか!?」


私「お刺身はプレゼントに不適切だと感じました。」


木「ぷ。」


担「そうじゃない!そこじゃなくて、他にもいろいろ疑問に感じるところがあるだろうっ!」


私「例えば?」


担「私がお歳暮を大量に配ったところだ!」


私「先生のお家がお金持ちなら、問題ないのでは?」


担「それは私が育った家の話だ!

今の家の話をしているっ!

周りの連中と同じ給料で、なぜ大金をかけれるかだっ!」


私「先生以外の一緒に暮らしている家族の収入で暮らしているからなのでは?」


担「!そうだが、他に考えはないのかっ!?」


私「私は先生がそれほど礼節に重きをおく人だとは思いませんでしたけど。

給料の全額をはたけば、お歳暮を買えると思いますので、ご家族の方のお給料で暮らしていると考えました。」


担「お前、それでは私がお前の家でいったいどれほど商品を購入しているのか、気づいているのかっ!?」


私「知りません。」


担「何っ!なぜ知らないんだっ!?」


私「先生が買い物をしているところにいたことが無いですから。」


担「知らないことはないだろ!

どれほど商品が私のところに来ているか、お前の母親から聞いていないのか?」


私「聞いていません。」


担「ふっ、なぜ聞かないんだ?
大金が動いているんだぞ?
そして、なぜ知らない?」


私「先生いつもツケで買い物していますから、そして月末払いだと聞いています。
だから私、知りませんよ。」


担「あ…。」


木「小宮先生、受け持ち児童の父兄の店でいつもツケで買い物をしているんですか!?」


担「お前、私が買い物をしているところを見ていないのに、なぜ私がツケで買い物をしたと断言できるんだ!」


私「?
先生、こないだ『今日は持ち合わせがないから』って言って、500円置いてったじゃないですか?」


木「500円!?」


担「いつの話だっ!
私の記憶にないぞ!
何月何日何曜日何時何分か言ってみろっ!」


私「10月27日水曜日午後4時57分です。」


担「デタラメを言うなっ!
そんなのわかるわけないだろうっ!」


私「?二ヶ月たってませんよ?
なぜ、忘れているんです?」


担「二ヶ月も前だろうがっ!
デタラメを言っているにちがいないっ!」


私「だって、私の誕生日のちょうど10日後だなって思いながら、デビルマンを見たくて急いで帰宅していたんです。

だから、水曜日の午後5時ちょっと前で、先生はダンボールを抱えて私と店先でスレ違いました。

先生は白いセダンをお店の前に乱暴に横付けして、トランクに荷物をしまいこんだ後、私の目の前でカウンターに500円玉を置いていったんです。」


担「あ。
今の言い方はおかしいだろ!
その下に千円札があったハズだっ!訂正しろっ!」


私「あ、そうでした。
いつもは千円で買い物しているんですよね?
『今日は特別に500円追加だ』って言ってました。
正確に言わなくて、すみません。」


木「え…いつも千円でツケで買い物しているんですか?」


担「くっ!
お前、私をおとしめる気か?」


私「?
いいえ?
いつも、帳面にのせる前に現金を持ってきてくれるってお母さんが言っていました。
だから、ツケがいくらあるのか、私は知らないし、月末までに払ってもらえれば全然いいと思います。」


担「ほぉ。」


私「でも、先生。
あんなにダンボールでたくさん買い物するのなら、ウチは配達のサービスもやっていますから。

よかったら、お父さんに頼んでください。
毎回車で道路に横付けされても…。
あ…。」


木「道路に横付け?」


担「なんだ?気になることがあるなら、言ってみろ。」


私「すいません、先生は配達サービス無理でした。
うちは、現金払いの常連さんしか、配達していないんでした…。

本当はツケ払いも長年の付きあいのあるご近所さんだけなんです。
でも、先生は小学校の先生をやっているという信用で特別にツケ払いにしていたんでした。

さすが、公務員です。
だから、すいませんいつも千円しか持ってこない先生にはサービスできませんでした。」


担「くっ!なんだ、その言い方はっ!
もっと他に言いようがあるだろうがっ!」


私「すいません、先生は周りの人にお歳暮を贈るために、給料の全部を使っていたんですよね?
それで、やりくりが大変でいつも、家でツケ払いでお買い物をされていたんでした。

気がつかなくて、ごめんなさい。
先生、無理はなさらないでください。」


木「プ。」


担「くっ!」









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