雨がしとしとと振り続けている中、渡り廊下の屋根の下で、長袖のセーラー服を着た二人組はおしゃべりを続けています。

また、飛び石を渡るような格好をして、自販機の横のゴミ箱に空になった、紙コップを捨てて、また元いた場所へと戻ってきました。



友人F「ほんっと、お前、いろいろ気にしたり、考えたりしてんだな~。

アタシには思いつかない事ばっかりだよ。

ビックリするわ。」


私「アラ?お褒めに預かり恐悦至極でございます(笑)」


友人F「なんか、もう、普通の女子高生のレベル超えてる気がする。

それこそ、今すぐ、霊能者として、活躍とかできそうな感じ?

アタシ、ホステスやってるけど、お前より面白い話する客とかいねー。

大人顔負けの話術だと思うもん。」


私「クスクス、そうかな?

まぁ、お客さんは、接待される側だしね、ホステスを楽しませるのが仕事じゃないから。」


友人F「ほんとになぁ、お前もったいなくね?

いっそのこと、修行でもして、霊能力開発したらどうだ?

そしたら、末は先生様だぞ?」


私「ん~…。

霊能で飯食ってく気がないし。

『先生』か…。

霊能力者を否定するつもりはないけどさ、なんていうのか、そういう特殊な職業に就く人ってさ。

なろうと思って、なるものじゃない気がするんだよね。」


友人F「やる気があっても、才能が無いとダメって事か?」


私「いや、なんつーか、資質とか、才能とか、それもあるけど。

頑張って、霊能者になります!って願ってなれるものじゃないと思う。

本人はなりたいと思ってなくて、でも、ふと、気づいたら、なっていた。

なるべくして、なった。

気づいた時には『先生』って呼ばれていた。

なんか、そういう気がするんだよね。」


友人F「なるほど、望むと望まないとに関わらずって感じか。」


私「うん、そう。

導かれてなった、って感じ?

数奇な運命を辿って、なるべくしてなった、当然の着地点って感じかな…。」


友人F「お前もそうなんじゃね?

お前くらい苦労している奴、珍しいし、いけそうな気がするけど。」


私「う~ん…。

私は違うと思うなぁ。

なんていうのかなぁ、古今東西の本を読んで感じた法則なんだけどさ。

そういう人には、必ず人生のターニングポイントで、重要な人物と出会っているんだよね。

『メンター』と呼ばれる存在が、必ず身近にいるんだ。」


友人F「メンター?なにそれ。」


私「直訳すると『指導者』…。

その道に導く、助言者と必ず出会っているんだよ。


もし、私に霊能の道への導きがあるのなら、もう出会ってても、いいと思うんだ。

けど、私のまわりにそんな人物いないしね。

なんか、ちょっと違うかな、と思う。」


友人F「メンターか…。

そういう言葉があるのも知らなかった。」


私「『スターウォーズ』のヨーダみたいなものだよ。

ルークに向かって、フォースとは、こう使うのだ、みたいな?」


友人F「なるほど、分かりやすいな。」


私「まぁ、同じヨーダについていても、ダースベイダーみたいになっちゃう奴もいるしさ。

必須って訳でもなさそうだけど。

まぁ、でも。

自分は霊能力を開発して、スゴイ霊能力者になりたい!って強く望んでいる人?

残念ながら、そういう人はもうその時点で、先生になる資格がない気がするね、なんとなく。」


友人F「なるほど、なんか、なんとなく納得。

それは、アタシも分かる気がするわ。」










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