ちょっとお茶休憩にしましょうか?と言われて、ハーブティーを入れていただいております。


はちみつ入りで、喉にも優しそう。

美味しくお茶菓子を頂きつつ、飲み物をいただいております。


夕馬さんは黒いチェアにゆったりと腰掛けながら、お茶を飲みつつおしゃべりを続けております。



夕「しんじゅさんは、『我』がお強いのですよねぇ。

依存なども心配いりませんし…。


あ、『我』とは、『自我』とでもいうもので、我欲の我とは異なります。

ワレこそは!という他人を押しのけてでも自分だけが得をしたがる、我の強さとは全然違って、自分というものがしっかりある、という意味で、自己愛が強い方だと感じるんですよね…。」


私「はぁ、我が強い、ですか…。」


夕「えぇ、このセッションルームにいらっしゃる方は生きづらさを抱えて、こちらへ飛び込んできます。


どなたも共通して言えることは、やはりご家族、特に親御さんとの関係に問題を抱えていらっしゃる方が多い。

特に、まだ世界の狭い、幼少期に親から与えられた価値観や経験などが、その後の人生に強く影響がでているものなんですわ…。


要するに毒親。


精神的、肉体的な虐待を経て、それを傷とも気づかずに成長し、成人したあとにも人間関係に苦しさを覚える…そういう方がほとんどです。


そのような境遇の方が大半なのですが、その中でもしんじゅさんの境遇はかなりキツイです。

でも、親御さんの考えに染まらず、幼い頃からご自分というものをしっかりと持っていらっしゃる。


普通なら、拗ねて努力を放棄しても致し方ない環境にありながらも、ご自分の為に努力を続けられた。

これは、本当の意味でご自分を愛しているからこその行動なのです。


多少の歪みはありつつも、今は普通に素直な性格のまま生活していらっしゃる。

これはね、本当にすごいことなんです。

だから、我が強い、自己愛の強い方だと感じるんですよね…。」


私「はぁ、そうかもしれませんね。」


夕「だからこそ、腹立たしいのですわ。

これほど頑張られてきた方が、心無い方に軽んじられる。


それに頭を悩まされているのを見ると、しんじゅさんには、もっと幸せになっていただきたいと強く思うのですわ。」


私「ありがとうございます。

どうしても、なんか、ヒドイ事を言われても、なかなか気づけなくて…。

20代の頃の元彼氏とのやりとりも、なにげにヒドイ事言われてても、自分ではピンと来ていなかったんですよね。」


夕「えぇ。」


私「夕飯の席で、兄弟に話したら、弟は『ヒドすぎる。姉ちゃん、そんな失礼な奴、ポイだポイ!』とか。

兄も『いくら俺の出来の悪い妹でも、さすがにそれは言い過ぎだろ。

よくそれだけ人格否定をされときながら、サラっと夕飯の席の話題に持ち出せるな。』とか言われていたんです。」


夕「えぇ、それは弟さんのお姉さんに対する愛情からでしょうね。」


私「クス。

でも、兄もナニゲに私のことを馬鹿にする発言をしていたんですよね~。


私の顔はどうみても並以下だとか。

人様の影に隠れてちょうどいいくらいだ、とか言ってたんですよ。」


夕馬さんの表情が曇りました。


私「私もその時、兄と長い時間話し込んでいて。

兄ちゃん、それは言いすぎやで、とかそれ暴言だから、とか言ってたんですけど、結局聞いていないんですよね。

私のことを、不細工だと思い込んでいたみたいで。」


夕「まぁ。」


私「それで、私、兄に文句を言ったことがあったんです。


私の顔は並以下じゃない、普通だ。


すると兄がそんなわけないって感じの態度をとったので、それはお父さんの洗脳だと言ったんです。


中学の時、お父さんに、顔を掴まれて、後頭部を床に叩きつけられた。

私の顔が不細工で、見ているだけで吐き気がする。

俺の娘の癖に、こんな醜く生まれてきやがって、と言って頭をガンガン打ち付けられた。


ホントに泣けてくるよって話したら、兄は、それ、普通に暴力じゃないか、とビックリしたんです。

そういえば、私、この時始めて兄に、父親から暴力を受けていた、と話していたんですね。」


夕「えぇ、それで?」


私「兄は、『知らなかった。言葉で責めているのは知っていたが、しんじゅだから仕方ないと思って聞き流していた』と。


私は、不細工なら悪く言われてもしかたないって理屈がおかしい。

それがお父さんの洗脳だ、と言ったら。


『だって、お前が小さい頃から不細工で不器量だと聞かされていたから…』と反論したんですけど。


お父さんは顔がいいのが自慢だから少しでも自分をよく見せようとして私のことを悪く言ってるの。

子供のことを顔だけで非難するのは、大人がすることじゃないの。


不器量だから粗末に扱われてもいい、なんて他の人間に思わせるような育て方なんて間違ってるの。


お兄ちゃんも知らず知らずのうちに、洗脳されていたって事なんだから、私に謝ってよ。と言ったら、『悪かった』と謝ってくれました。


夕「いいお兄さんですやん。」










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