友人F「はぁ…。

分かった、アタシが間違っていた…。」


私「ん?」


友人F「お前の事を理解していなかったのは、アタシの方だったんだ…。

アタシだけじゃない、お前の周りの人間は、お前より頭がいい奴がいなかったから、お前が賢いことに気付けていなかった…。

アタシ、お前がしゃべっていること、時々、よく分からなかったんだ。

だから、アタシはお前の事を、風変わりなことを言う奴って目で見ていた。

違う、本当はお前が言っていることが正しい…。

話を聞いている人間の方が、お前の話を理解できていなかっただけ。

お前の言っている事がよく分からないものだから、勝手に変わった奴だと勘違いして決めつけていた。


違う、勘違いしている人間の方がバカで、お前は最初から真実を言っていた。

それが真相だったんだ。」


私「ふふ、ずいぶん買ってくれてるね(笑)」


友人F「いや、冗談抜きで、お前、天才だわ…。

YG検査の説明とか、ドガの踊り子の話とか…。

お前、このままくすぶるの、よくない。

国会議員とか、国家公務員とか…警官とか…医者とか弁護士とか。

学者とか、研究者、教師もいい。

ほんとにそっちの道に進んでほしい…。

多分、その方がいいと思う…。」


私「ふふ。残念ながら、それは無理だね。

警察官はともかく、大学に進学しないとその道へは進めない。」


友人F「お前、頑張ってみろよ。

普通科高校の教科書を読めば、理解できるよ。

そしたら、普通科高校の生徒の学力まで届くはずだ。」


私「仮に学力が届いても、資金が足りない。」


友人F「お前、そのルックスなら化粧して水商売やれば、すぐ稼げるよ。」


私「その分、勉強できなくなるだろ?」


友人F「お前、霊感使えば金いくらでも稼げるだろ?」


私「霊能を悪用しないと誓約を立てている。

誓いを破れば、霊能は消える。

霊能力は人助けの為にしか使わない。」


友人F「なぜ!お前、それだけの頭があれば、どんな大学だっていけるんじゃないのかっ!

そしたら、金ももっと稼げるだろ!

借金してでも大学行けよ!」


私「確かに高卒と大卒では生涯賃金に一億円の差がでるだろう。」


友人F「生涯賃金?ナニそれ。」


私「社会人として一生涯働く給料の総額の事だ。

大卒と高卒では初任給からして差がある。

60歳で定年、その後の年金支給額も含めて、一億円の差が出ると言われている。」


友人F「なら!」


私「お金は大好物だよ。

でも、ズルするつもりはない。

このまま就職する。」


友人F「お前、もったいなさすぎるよ。

やろうと思えばいくらでも金が稼げる。

もともと頭もいい、なのに親の都合で進学はパー!

やりきれねーよ!

もっとずるく立ち回れよ!」


私「誓いは破れない。

自分の魂に誓っている。」


友人F「そんなの、目に見えねーし、誰にも分んねーだろっ!

生きてる以上、金より価値のあるモン、あるのかよっ!?」


私「無理だ。

そういう性分に生まれついてる。

どんなに理不尽に思えても、このままがベストなんだ。」


友人F「アタシだってさ!お前によくなってもらいたいんだよ!

悔しいじゃんか、お前、勉強好きだったのに、なんもお前悪くないのに、諦めさせられて。

ズルしろよ!」


私「確かに損かもしれない。

けど、今、17歳のみずみずしい肉体に感性を持った自分に、夜な夜な酒の席での男たちの愚痴を聞かせたくない。

霊能を駆使して、大金を稼いで進学したとしても、結局腐る。」


友人F「お前、大学いければ一億稼ぎが違うんだぞ?

一億棒に振る気か?」


私「ズルして大金を稼ぐ、という事はね。

地道に正直に努力したという経験や実績を積むことを放棄することになる。

これは目に見えないかもしれないけれど、大切なものを失うことになる。

それは、人生を長い目で見た場合、自分の成長を大きく妨げることにつながる。

たとえ、一億棒にふったとしても、私はまっとうに生活して、自分の信条を曲げることなく生きる方を選択する。」


友人F「お前、正気か?一億円だぞ?」


私「私は虐げられて生きてきた。

それでも誇りを持って生きたいと願ってきた。


目に見えないかもしれないけれど、まっすぐに、自分自身の力で努力を積み重ねたという経験を自分にさせる。

たとえ、将来一億失ったとしても、それが、私の誇りの報酬だ。

心を売ることはできない、お金には替えられない。

私の心には一億円以上の価値がある。」









いつも最後まで読んで下さりありがとうございます。
↓応援よろしくお願いいたします↓
 
スポンサーサイト

親身(少女時代63)

パトロン(少女時代63)

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿