Iちゃんが、どうだったの?、と聞いてくれます。


私「それが、自分にはこれこれ、こんな記憶があって…と切り出したら。

お父さんは、すぐに『児童虐待やないかっ!』て、驚いた。

自分がしたことは、まったく覚えていなかったらしくて、ものすごくビックリされた。」


覚えていなかったのね…とため息をつかれます。


私「うん、覚えていないのは、想定済みだったんだけどね。

それでも淡々と、こういう事があった、こういう事もされた、と話したらね。


『頭おかしい奴じゃないか!』と驚かれてね。

『これじゃ、K(弟)と一緒か!?』とか言い出して。


私は、もしかしたら、親子だし気質が似ているかもしれないね、と言ったんだよ。

そしたら、『なら、Kの事はほっておけばいいな!』とか言い出した。

『ワシには、どうもできんから、ほっておくのが一番だ』とか。


とっさに、保身に走る言動をして、コイツ、ホントは頭いいんじゃないかって思ったよ。

でも、今話していることと、話の次元が違うから、それは横に置いといて、話を続けたんだ。」


Iちゃんは、うなづいてくれています。


私「で、これこれ、こういう事をされたんだ、と説明したら。

お父さんは、覚えていないって繰り返し言っていたんだ。

その顔を見たら、それは保身でもなんでもなく、真剣に覚えていなくて。

自分の頭がおかしいのか?と、ものすごく不安そうな顔をしていた。

嘘を言っているような感じではなかったんだ。


それを見て、ここまで覚えていないとなると、もしかして、自分の方が妄想をお父さんにぶつけているんじゃないかって、こっちが不安な気持ちになった。

お父さんも、そんな気持ちで、私の話を聞いていたんだと思う。


それで、少し年齢をあげて、中学時代の話をしたら、これも覚えていなかった。

高校の授業料を払っていないってのも完全に覚えていなかった。

親戚の人に親切にしてもらった、という美談しか頭に残っていなかったんだ。」


高校の授業料を払っていないのも覚えていない?

なにそれ?もしかして、オカルト???

Iちゃんの、頭を悩ませてしまったようです。


私「まぁ、それでも話を続けていた。

お父さんが覚えていないのは、そうなんだろうねって言いながらも、自分にはこんな記憶があるって説明した。

そしたら、お父さんは、お母さんは優しい人だった、と言い出した。


それを聞いて、私は、そうだね、と最初は言ったけど。

すぐに、『お父さんにとっては、優しい人だったかもしれないけれど、それは違う。』と断言していた。」


Iちゃんは、目を見開いています。


私「お父さんは、繰り返し、お母さんは優しい人だった、と言っていた。

その都度、私は違うよ、そうじゃないよって説明していた。

まるで、初めて夕馬さんのセッションを受けていた、私のように。


あの時、いくら夕馬さんが私の母親は優しい人じゃないと説明をしても、頭では分かっても、気持ちが受け付けなかった。

何度も、何度も夕馬さんにそれを言われても、一年経っても、そうは思い切れなかった。

それが、お父さんを相手に、お母さんは、これこれこういう言動をとっていたから、優しい人ではないよ、と冷静に、なんの違和感もなく説明していたんだ。」


しんじゅちゃんの中で、お母さんの事が腑に落ちたんだね、と言ってくれています。


私「私もこのあたりを淡々と話しながら、自分でも自分の変化に驚いていた。

それで、お父さんに、自分はお父さんを恨む気持ちがあって、頼られると、辛いんだ、と伝えた。

それをどう思う?と聞いたら。


『自分では覚えていないけど、悪かった。

すまないことをした』と、謝ってくれた。


そして、『胸の内につかえている物があるのなら、吐き出して楽になってくれ』、と言われた。」


Iちゃんは、頭に手をあてて、悩んでいます。

自分のしたことは、覚えていないけど…謝ったのね、そしてしんじゅちゃんに楽になってくれと言っている、普通の父親の反応だわ…とかつぶやいています。


私「お父さんのその言葉は、なんていうか…。

今のお父さんにとって、素直な言葉だと思った。

よく分からないけれど、娘が苦しんでいる。

そんな気遣いを見せる、言葉だと思ったんだ。」


ちょっと冷めたピザにぱくつきます。

冷めてもウマイ。

なんか、そんな事言っていた、総理大臣がいたな~とか思っています。


Iちゃんは、お父さんの事は、よく分からないけれど…。

しんじゅちゃん、よかったね、的な事を言ってくれています。


私「うん、なんか、私、ずっと、怖かったんだ。

直接当人に文句を言うってことができなかった。

だから、いい人と付き合うと、問題がないけど、おかしな人と付き合うと、こっちが苦しむことになっちゃっていた。


ずっと、勇気がなかった。


それが、お父さんに伝えれただけでも、良かったのに。

こっちの頭がおかしいと非難されるかもと思っていたのに、そんな事もなく、謝罪の言葉がきけた。


つい、いいよって言っちゃったけど、なんか、こんなものなのか…と淡々とした気持ちだった。

現実は、何も変わっていないんだけど。

私の中の、何かが変わった気がしたんだ。」







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虐待をした親って、普通、子供に詫びないと思う。

自分の非を認めないのが当たり前のような気がしてね。


それを思うと、これは『奇跡』なのかもしれないなって思ったんだ。















長文におつきあいくださいまして、ありがとうございました☆☆☆




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3月13日の奇跡6(ご馳走♪)

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