サマンサさんにとつとつと語りながら、私は、過去のこんな事くらいで自分は引っかかっていたのか…と、内心驚いていました。

自分としては、過去の過ぎ去った出来事ぐらいの認識しかなかったのです。

あの頃は、母親のことを優しい人だと思い込んでいたな…。

あの記事を書き起こした時、『自分の言い方が悪かったのだろうか』というようなことを言っていたな。

そうか、自分で気づかないうちに、アレを失敗だと思っていたのだろうか…。


ちょっと、注意が自分の内面に向いてしまった為、サマンサさんの問いかけの記憶がおぼろです。



サ「それでその後、しんじゅさんは、バカのフリをするようになったのですか?」というようなことを聞かれていたのかもしれません。


私「そろばん塾でもいじめにあってましたから、手を抜くようになりました。

わざと検定試験に落ちたりして。」


サ「ふむ。わざと実力を出さないようにされた、と。

しかし、なぜ、バカのフリをすると思いつかれたんでしょうか?」


私「あ、バカのフリをすると決めたのは、父に折檻された翌日、そう思ったんですけど、元々はその晩、頭の中に不思議な声が聞こえたからです。

おじいさんの声で、こう言ってました。


『かわいそうだが、お前はまだ幼い。

自分一人の力では生きてはいけない。

今はグズだと思われてもいい。

とにかく今は生き延びろ。』と。


サ「まぁ。」


私「それで、バカのフリをするのがいいと思ったんです。」


サ「その声が聞こえた時、しんじゅさんはどう思われたんですか?」


私「私の頭がおかしくなったのかと思いました。

でも、私のお父さんより人間的なセリフに思えました。

だから、このおじいさんの言葉を信じました。

それからも、時々、この声が聞こえましたね。」


サ「なるほど。

それ以外では、どのように聞こえたんですか?」


私「あぁ、死にそうになると聞こえますね。

例えば、口の中にゴミを突っ込まれて、口にガムテープを貼られる。

両手両足を縛られて、倉庫に放置されると、涙が出て、窒息しそうになります。

すると、声が聞こえます。


『期待するな、お前の親は心を入れ替えて、すぐに助けになど来はしない。

絶望するな、待て。』とかね。

涙を流すと、鼻水で鼻が詰まって呼吸できませんから、死んでしまいます。

絶望すると、そのまま死んでしまいますから、そういう声が聞こえると、頭の中がシンとして助かりました。」


サ「ふむ。
他には?」


私「ん?そうですね…。

小学四年の時ですね、クラスで激しいいじめにあって、過呼吸の発作を起こして倒れました。

担任の先生が、そいつは仮病だからと言って、皆理科室へ移動していってしまいました。」


サ「まぁ。」


私「放置されて、私、ガタガタ震え続けていた時にも、聞こえました。


『もういい。

痴れ者(シレモノ)の言葉を真に受けるな。

このままだとお前が壊れてしまう。

とにかく保健室へ行け。

後のことはどうにかする。』

とか、言われて。


保健室へ、四つん這いになって、なんとかたどり着いて。

養護教員の先生が、ビックリして『あなた一人、付き添いは?』とか言われて。」


サ「えぇ。」


私「クラスと名前を言ったとたん、気絶してしまって。

その後のことは、よく覚えていないんです。」


サ「『痴れ者』ですか…。

日本語としても、ずいぶん、古めかしい言葉を使いますね。」


私「あぁ、はい。

そうですね、古い言葉を使いますね。

おじいさんですけど。」


サ「その正体はご存知ですか?」


私「え?さぁ、考えたこともなかったな。

でも、私も時々、そういう言葉を使っちゃうことがあって。」


サ「えぇ?」


私「私、子供が大人にいじめられている状況になると、ブチ切れるんですよ。

そうすると、流暢な言葉で話し出すんです。

この時の、担任の先生を論破してしまいました。」


サ「どういう状況でですか?」


私「担任が、突然、子供たちの品評会をするとか言い出して。

子供たちに、親の職業や年収を発表するように言い出したんです。」


サ「まぁ。」


私「それで、一人の女の子に向かって、ヒドイ言い方をしました。

『だらしがない女が生んだ父無し子だ。

生まれつき卑しい私生児なんだよ。』と言って、クラス中の笑い者にして、その子が泣き出したのを見て。

私はその担任をこてんぱんに論破してしまいました。

それで、その後、HRで、担任には私と仲良くすると、内申点を下げるとか言われて。

クラス中から無視。

エアーの扱いを受けることになってしまって。

私がかばった子も、私と仲良くしているところを見られると、いじめられるから、ごめんね、とか言われて。

しょんぼりしてしまいました。


いつもはオドオドしている子供が、突然大人顔負けの発言をしてしまうものですから。

普段はバカのフリをして、大人をからかう悪ガキだと言われたものです。

こういうことがたまにありました。」


サ「なるほど。

それは大変でしたでしょうね。」


私「ん、でも、無視で楽でした。

それまでは、教科書とか、文房具をズタズタにされていましたからね。

それに、男子からのいじめはなくなりました。

クラスのリーダー格の男の子が私のことを認めてくれたからです。


『家に帰って親に話したら、お前の言っていることの方が正しいって感心していた。

でも、あの担任はおかしいから、下手にかかわらない方がいいから残り数ヶ月我慢しろって。』」


サ「えぇ。そうでしょうね。」


私「『女子からのいじめは抑えられないけれど、男子からのは俺が抑えてやるよ。

今まで悪く言ってごめんな。』とか言われました。

ずっと一人ぼっちでしたけど、よかったと思いました。」











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