サマンサさんは、黒い瞳をグリっと見開きながら、最後の言葉を話されました。

言葉に重みがあります。

どことなく、別の意味を含んでいるような、いないような…。

話しながらも、どこか耳を澄ませているような表情をしていて、今、この人の頭の中にはどんな画が浮かんでいるんだろう…などと、つい考えてしまします。


そこまで言われても、どこか抵抗感を感じて、タジタジしている私です。


ちょっとため息をついて、サマンサさんが言葉を続けていきました。



サ「ふぅ、しんじゅさんはねぇ、OSが天才なんですよ。

だから、本当は、全部分かっている人なんですよねぇ。


でも、ラスボスを避けて通ろうとしている。

怖いと思い込んでいるんですよねぇ。」


私「はぁ。ラスボスですか。」


サ「そう、ラスボス。

自分の内面を見ていって、でも、お願い、そこは見つけないで~って、必死に隠そうとしている。」


私「あぁ~…。」


サ「怖くて、見つめることができないと思い込んでいるんですよねぇ。

う~ん…。」


私「わかる気がします~。

なんか、怖い。」



サ「ん~…、とりあえず、OS天才に戻ってみてください。

自分らしくなれば、きっとそのラスボスも、アレ?たいしたことなかった?って感じになると思いますよ?」


私「そうですか~。(ちょっと安心している)」


サ「OS天才、アプリジェネラリスト、です。

逆じゃないですからね?」


私「はぁ…。」


サ「しんじゅさんの職場はね、特にジェネラリストが多いと思います。

そんな中で、自分一人だけ天才だと思うのは、最初は抵抗あるかもしれません。

あなたの周りの人達は優秀かもしれませんが、様々なことが器用に、早くうまくできる、という感じです。

あなたは、それとは違うベクトルを持って思考できる人なんですよ。

周りと比べたりする必要はないんですよ…」



そんな説明を聞いていると既視感を覚えます。



夕馬『…しんじゅさんは優秀な方ですわ。

あなたが周りの方と比べて劣っていると感じるのは間違いです。

あなたは記憶力一つとっても、数ある私のクライアントさんの中でも群を抜いてますわ?

~しんじゅさんの職場の方は、たいていのことがそこそこうまくできるという方達ばかり。

何か一つ、あるいは二つの事に優れた人間というものは、それ以外のところでは非常に不器用だったりするものです。

結局は平均なのですわ。

~あなたは非常に稀な方なんですよ。』



(…夕馬さんと同じ事を言っているのか…。)



チーフ『…こういう人が、実は影響力が強かったりするんだ。

~この会社は優秀な人材を揃えている。

いくら優秀でも、右向け右ばかりでは組織としていずれ硬直する。

そんな中、こういう人が居ることが実は貴重なんだ。

一見、俺たちがしんじゅさんの事を助けてばかりのように思えても、実は巡り巡って、俺たちの方が彼女に助けられているのかもしれないんだぞ?』


(…あの時のチーフの言っていた事も、同じだったのか。

私は認められていたんだな…。)



サ「…しんじゅさんが、人に助けてもらうのをダメだと思っているのは、なぜですか?」


私「え?それは…。」


サ「他の人に責められているわけでもないでしょう?

それでもダメだと思っているってことは…。」


私「私がダメだと思っているって事ですね…。」


サ「ん、そうですね、しんじゅさん自身が、ご自分を責めているんですよ。

自分を許していないのは、誰でもない、ご自身なんですよね。」


私「そう、ですよね…。」


サ「ご自分を許してあげてはいかがですか?

キリンはシマウマになれませんけど、キリンだと気づけば楽になると思いますよ。」



そんな感じのお話をしておりました。



つづく。









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