ヘルパー『次は、飲食店でのテロだ。
ターゲットは一般人。

恋人と待ち合わせたお店でテロに巻き込まれて二人共死亡。
しかし、男性だけが取り残されている。』


そんな説明を聞いている間に、現場に到着します。

崩れた備品、観葉植物、散乱した食器類…。

被弾して、メチャクチャになった店内の中に、体格のいいスーツ姿の男性が横たわっています。

私はその男性のそばに近寄って、肩を叩いて目を覚まさせようとしました。


すると、鷲鼻に灰色がかったアイスブルーの中年男性は、まぶたを開けたかと思うと、次の瞬間、大きく目を開いたて、ガタガタと震えて、口から泡を吹いて、再び意識を失いました。


触っていた私の脳裏に、銃口のイメージが飛び込んできます。

彼の肩を触っていた私の姿を、彼が生前最後に見た、恐怖の対象として捉えてしまっていた模様。


すると、その男性の左のこめかみのあたりに、直径1cmほどの陥没穴ができ、血が滲みます。

不思議な事に、私の視覚では穴のあたりは真っ赤なのに、穴を取り囲む部分は白く見えます。


それから、頭の周りに液体が飛び散り、男性は完全に失神していました。


私「…脳漿(のうしょう)か…。」

ヘルパー1「おい、ちょっとこの案件は難しくないか…?
女の人に、凄惨な現場を見せるのは…。」

私「構わん。死体なら(東日本大震災で)見飽きてる。」

ヘルパー2「ずっとこんな感じなんだ。
意識が戻せないから手が出せない。」


私「ふむ。
銃で撃たれたのがショックでスタックを起こしているんだな。
よし。
時間を巻き戻して、追体験をさせて、記憶の上書きを行う。」

ヘルパー1「えぇっ!」
ヘルパー2「無茶な。」

私「自分の頭を撃たれたのを目撃しているから、恐怖で混乱して止まっているんだ。
『銃』がキーなんだ。
一瞬、反応したし、この方向で行く。」

ヘルパー1「テロで死んだのに、また同じ思いをさせるのか?
可哀相じゃないか?」


私「これ以上、最悪な状況があるのか?
私を信じろ。

私はサイコメトラーだ。
彼の情報は読み取ってある。

彼には『銃撃』を体験させる必要がある。
これから記憶の再現を行う。

苦情なら私の死後受け付ける。
結果が全てだ。」


ヘルパー2「しかし、再現をするには、人数が足りない。」

へルパー1「そうだよ、少人数だと不自然だし。」


Heleneさん『Tomさん、二人いたよね~(笑)』
ふと、私の脳裏に昨日のセミナーでのやり取りが思い出されます。


私「足りない人員は私が補充する。
何人いる?」

ヘルパー2「俺たちがテロリスト役だとしても、あと二人。」

私「よし、コンセントレーション!」


パンッ!と柏手を打ち、精神統一を図ると、私Aと私Bが出現しました。


ヘルパー2「意思を持って、動かせるのか?」


私「心配いらない。
過去世の人格を持たせてあるから、各自の判断で動くことができる。

そして、客として残る私も一緒に撃て。

今から時間を巻き戻すぞ。

場は私が作る。
記憶の再現だ。」


ヘルパー二人と私ABはいったん、店の外に出ました。

ヘルパーはテロリスト役、私ABはそれを制圧する警官役です。

ヘルパー二人は黒色の服を着て、目指し帽を被り、手に拳銃を握っています。


銃撃を受けて、ボロボロの店内を、銃撃前の状態に戻します。

スーツ姿の男性を、椅子に座らせ、私はすぐそばの席にいます。

私は、何食わぬ顔で、ティーカップに口をつけようとしていました。



バンッ!と大きな音を立てて、男たちが乱入し、銃口をこちらに向けました。

その瞬間、私は重厚な木製の丸テーブルを蹴り飛ばして、倒し、男性の盾となるようにします。

激しい銃撃音が響き渡り、厚いテーブルの端を削るように弾丸が飛び交います。


スーツ姿の男性は椅子から転げ落ちて、混乱して、しゃがんだまま、目を見張っています。


そこに警察に扮した私AB(男性の姿)が店内に入り、テロリストを制圧するフリをします。

どのみち、レト対象の男性にはテーブルの影になっていて、見えていません。


私「さぁ、もう大丈夫です。
弾はかすっただけ。
あなたは無事なんですよ!」


男性は、混乱したまま、震えています。


(まったく無傷だと、逆に信じがたいか…。
恋人役を用意して!)


私「ほら、貴方の彼女も、少し怪我をしたみたいですよ?
あちらで治療を受けましょう!」


男性は、ハッとした表情をして、彼女の方へとフラフラと寄ります。

すると、白い救護班に扮したヘルパーが現れて、白い救護テントへと二人を誘導しています。

行き先は当然、フォーカス27。


最後はやっつけ仕事になりましたが、どうやらレト成功のようです。


ふぅ~、とため息をつきました。







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