…細かな脈絡は、よく覚えていない。

とにかく、レーン氏に連れられていった場所で降ろされて。


『はい、ご希望の宇宙人だよ?』とかそんな軽い感じで促されて、その大地に降り立った感じだった。


視界は最初は、暗闇がのしかかるように感じた。

それから次第に足元が明るく見え始めてきた。

そこは、明るいベージュ色の岩肌の上のようであり。


彼の言うとおり、私の目の前に、何かの存在を感じた。


暗闇の中に何かが見える。



赤。

明るい赤色。

そして、ゆらめき。


じっと目を凝らすと、それは私の両手の平に乗るくらいの大きさの、赤い炎のように見えた。


熱量は感じない。


しかし、風貌は、まさしく赤い炎、といった感じで、よく見ると、黒い目玉のような物がふたつある。

黒目の中に、青い点があって、地面の上にいるその存在は、こちらをじっと観察しているようだった。


見た目は、ジブリアニメ『ハウルの動く城』に出てくる、城の動力源となっている、悪魔カルシファーに近い感じ。

あの映画にでてくる悪魔は、どこかお人好しな感じがして、人間臭い存在だったが。


目の前の存在の雰囲気は、それとは、真逆。


強烈な吸引力を持つ存在感を放ち、少しでも気を緩めると、こちらの意識が飛びそうになる。

チリチリと私の意識体の境界線が波打ち、思わずひじで頭をかばうような仕草をする。

すさまじい、圧倒的な存在感を放つ相手は、こちらの集中力がかなり要求される存在のようだった。


(く…。

なんだ、この存在感。

意識が保ちにくい。

強烈な波動…。

相手に照準を合わせにくい…。

まるで、フォーカス100にいた、フェニックスのような…。

異国の神々にも似た、圧倒的な存在感…。


これは…これは、かなり高次元の存在だぞ…。

私にアクセスがかなうのか…。)


私は目の前の存在に、意識をフォーカスさせるのに、手一杯で、ナビゲーションガイドの存在を忘れかけている。

微かな記憶だと、私がその存在と対峙している様を、レーン氏は脇でにこにこと微笑みながら呑気に眺めていた。

その様は、ちょうどいいマッチングだ、とでもいうような、満足気な表情をしている。


(く…。

この男、うさんくさい見た目とは裏腹に、かなり波動の高い存在だったみたいだな…。

それか、最初からコイツも宇宙人だったか、だ。

この存在を前にして、ケロッとした表情をしている。

こっちは、油断したら、即クリックアウトしかねないプレッシャーなのに…。


なんなんだ、この存在は…。

異星人だとしても、どうやってコンタクトを取ればいいんだ。

口を開く余裕もない…。)







カルシファー

(拝借画像:カルシファー)







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