時々書いている、過去の虐待話。
ぎゃくたい…重い言葉だなも。(なぜか名古屋弁)


私の住んでいる田舎は、(新快速列車が止まるしそこまで田舎じゃないけど)、その中でも田舎だったし、玄関のカギかけない家庭が多かったし、(今では窃盗フィーバーだらけ)しつけで親が子供を家の外にポイするのも、まぁ風物詩的な雰囲気のある時代だった。

田舎独自の閉鎖的な雰囲気のところで、町内に高校は無いが、小学校・中学校はひとつしかない。

子供たちは市立保育園に入るのが主流で幼稚園なんて、セレブだけだなも。

団塊ジュニア世代の私は、同年代の子供達と延々付き合いを続けていかなければならない。


つまづくと、どこまでも引きずる、結構ヘビーな環境だが、田舎独自のおおらかさもあって、現代の子供たちより、精神的にはマシなような気がする。


で、体がひょろっと弱っちくて、発育も悪く、見た目もパッとしない、そして人をひきつけるような利発さや、機転も効かない、おどおどした子供だった私は、やや自意識過剰ぎみで、内向的な、大人しい子供だった。


いろいろあって、中学生になると、かなり家庭環境が荒んできた。

冷蔵庫にチェーンを巻かれて、ご飯を食べさせてもらえなかったりとか。

砂糖水をつくり、塩をなめ、最低限のカロリー摂取を試みる。

時にはお店に陳列されているキャベツの葉を一枚・二枚盗み、暗闇の中水洗いもせず、生で食べるとか。

セーラー服を捨てられて、どくだみの中に一晩放置され、匂いが移り、学校で便所虫というアダ名をつけられたりとか。

10月までお湯を張ったお風呂に入ることもできない。(ガス代がもったいないから)

毎日洗濯もできない、体が臭いからバイキンと呼ばれて友達もろくにできない。

弟が善意で譲ってくれたピカピカの鉛筆で勉強しているところを父親に見つかろうものなら、目の前でバッキバキに折られる。

授業中、ノートがなくて、新聞広告の裏の白い紙を教科書の下に敷いて、ノートを書くふりをして、耳コピして授業を覚えるとか。

エアーギターならぬ、エアーノート。

時にはエアーペンシル。


結構過酷な中学生活を送っていた。

りぼんとか、なかよしとか、マーガレットとかぶーけとかとは、無縁極まりない少女時代だ。

愛?恋?ときめき?ナニソレ、食べれる?

単語帳?カラーマーカー?シャーペン?それってメカ?


で、まぁ、なんか、こう。

こうなにも取り柄がないなら、こりゃ勉強を頑張らんといけないな、と思って親に高校に行きたいと言ってみた。

正直言って、成績は後ろから数えたほうが早かった。

普通に、お前の成績で高校に行きたいなんて贅沢言うな、レベルだった。

それで、上位50位以内に入ったら考えてやるって言われた。

一学年で230人弱。

軽く130人位ぶっちぎらないと突破できない条件だ。

しかし、やればできるこYDK。

おかしいな、なんかこの問題知ってる…とか思ったら、小学生の時に、4つ年上の姉の宿題を代わりにやらされていたんだった。

姉妹間でのパワハラがこんなところで役に立とうとは…!


ともかく、順位が50位に近づいた時、父親に教科書を燃やされた。

いや、正確には、ライターで燃やそうとしたら、教科書の材質がちょっとビニールカバーっぽくて、てろてろって溶けて、思ったように燃え上がらなくて、結局手でビリビリに破かれて。

それを、台所の生ゴミとわざとシャッフルされてベタベタのゴミまみれにされて。

それでも、それを拾い上げて、テープで補修しようと、ゴミ箱を漁っていたら、ゴミ袋を取り上げられて、業務用のゴミ袋と混在されて、さらに倉庫にシャッターに鍵をかけられてしまった。

しかし、諦めきれずに、翌朝、親が仕入れで市場に行ったスキに、倉庫をあさろうと思ったら、用心深く全部に鍵をかけられている。

仕方がないので、中学をサボって身を潜めて、父親が帰ってきたスキにゴミ袋を漁ろうと思ったら。

倉庫の鍵をなかなか開けない。

家のすぐ裏手がゴミの集積所になっていて、ゴミ収集車が来るのと同時に倉庫の鍵をあけてゴミ袋を持っていった。

私は、それに食らいついた。

ゴミ袋の奪い合いだ。

しかし、私の方が力が弱かった。

この時間帯に居るはずのない、中学生と、その父親らしき中年男性がゴミ袋を奪い合っている。

その異様な光景を呆然としながら、市の職員が見守っている。

私は父親に突き飛ばさて、アスファルトに手を付いたスキに。

いいから、このゴミを持って行ってくれ!こいつは不良なんだ!とんでもないものを隠し持っていたから、わしが処分してやっただけだ!と父親に強く言われて、職員はゴミ袋を収集車に後部にほおり込み。

私の目の前でゴミ収集車にゴミ袋(教科書入り)が粉砕されるのを見たら。


私は膝から崩れ落ちた。

いや、ほんと、マジで。

私の落胆ぶりを見て、ゴミ収集をしていた市の職員さんは、いったい何が入っていたの?と言わんばかりの目線で、二度、三度こちらを振り返りながらも、集積車の脇の金属棒に捕まり、移動していった。


その後の事は、記憶にない。

遅刻して学校にいったのか、はたまたサボったのかまったく覚えがない。


ともかく、教科書がなければ、授業についていけない、もう自分の将来はダメになった…。

その時は、そんな風に感じたのだが。

たまたま隣町の青い外壁のエロい映画館の前を白い杖を持って歩いている男性を見て。

盲目でも道を歩けるのなら、五体満足の私が教科書なしでも勉強はできる、と啓示を受けた気になり。


時々、近所のおばちゃんのお恵みにより、文房具が調達できたりとか。

根暗な私が一発芸をやって、笑いを取ったスキに同級生から使い古した文房具を恵んでもらったりとかして成績を上げていった。


結局学年50位位内になったところで、父親にボコられ、肋骨にヒビが入り、あ、こいつ金出す気ねーな、と踏んだ私は。

さくっと、弟と小芝居を打って、資産家の祖父母から高校進学の費用の援助を取り付けて、事なきを得た、という。


私は運がいい。

自宅の目の前に街灯があったから、部屋の電気がつけれらなくても、勉強ができる。

先進国に生まれたのだから、自分の努力次第で人生の選択肢が広がる。

親戚に金持ちがいる。

日本人に生まれて、戸籍がある。

自分は五体満足な肉体を持っているだけでも、ラッキーじゃないか。

途中で、自殺しそうになったこともあったけど、そんな感じでがんばれた。


なんか、お笑い芸人なら、喉から手が出るほどのエピソードの持ち主である。

なかなか、親に教科書を燃やされる中学生っていないんじゃないかって思えるし。


さすがに、セーラー服を捨てられた時は、一日呆然と押し入れの中で体操座りしながら泣きながら眠っていた。

『おかしいな?コウミンでキホンテキジンケンノソンチョーとか習った気がしたけど、あれは外国語だったのかな?

コクミンにはギムキョウイクヲウケサセルギムがあるって聞いた気がしたけど空耳?

アタシ日本人じゃなかったのかな?じゃぽねはうわぁゆぅ。

あれれ?ミンポウでもコウジョリョウゾクにハンスルはバッスルとかなかったっけ?

うちのお父さん、どうして警察につかまらないのかな?えへへ。

お腹空いたな。きっとこれも勘違いね。

そうか、きっとこれは夢なのよ。

本当の私は、あったかい布団のなかでゆっくり眠っているのよ。』


とか。

涙なしには語れないな~。

割と最近、知ったのですけど、教科書って、タダでもらえるんですね。

知ってたらなぁ~、とちょっと切なくなりました。^^

オチもないし、ちょっとつかれてるな。

この話、前もしたよね?

おやすみなさい✩








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体をいたわる

なんでそんな事を言うの?

comment iconコメント ( 2 )

しんじゅちゃん、
ほんとよくがんばったね。
リアルでも読んでたけど、今かいつまんだの聞かされても
えらい、すごい、いい意味で普通じゃない。
ほんとに頑張って生きてきたと、きゅ~ンとなります。

名前: yoko [Edit] 2017-02-06 00:17

Re: タイトルなし

yokoさん、コメントありがとうございます(^。^)

誰にでもつらい時、しんどい時あります。
ドンマイドンマイです(*^_^*)
yokoさんもきっといい感じになってきますよ(^_−)−☆
おやすみなさい(^^)

名前: しんじゅ☆♪ [Edit] 2017-02-09 21:58

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