電車をおりたら、独眼竜政宗の銅像が立っている改札前を通って、目的地へと向かう。

名古屋のアメ横街を抜けると、そこには鎌倉の大仏が建っていた。


あぁ…ここはどこ、代々木へと向かっているはずなのに、さっぱり場所が分からない。

すると、携帯が鳴った。


『今回は特別にナヤという名前で電話かけてます。

しんじゅさん、早く会場に来てください。』


『ナヤさん、連絡ありがとうございます。

ど、どこですか?会場は、代々木駅に降りたつもりだったんですけど…。

なんか、アメ横街に似たところを抜けたら、なぜか大仏があるんですけど…。(・Θ・;)』


『銅像を右に曲がって、しばらく行くと会場があります。

そこから歩いて15分程度ですよ。』


『えぇ、でも、しかしですね、私、会場が分からないんですよ…。

もしかして、場所を教えてもらっていないんじゃないですかね?ヽ(;´ω`)ノ』


『大丈夫です、歩けば分かりますから。』


『え、徒歩15分のところ、歩いているだけでたどり着けますかね?ヽ(;´Д`)ノ』


『落ち着いてください。なにか飲み物でも飲んで。』


『あっ!フルーツバーがあった、これでたどり着ける^^』


わけがなかった…。

その後も迷い続ける私。えーん。(T▽T;)

しかもリンゴジュース一杯1600円だって、高いな~も~。o(TωT )


という夢を見ちゃいました。


今週末は旅立つので、不安も先立っちゃったんでしょう、うむ。





さて、また子供の頃のお話。

過去に記事にしたことあるので、ざっくり説明しますと。

小学3年の年度途中に、親の仕事上の付き合いで、そろばん塾に入塾させられた私はソロバンは性に合ったらしく、楽しく学んでメキメキ上達していった。
月謝が3,500円だったが、ある日塾の先生に500円足りないと言われる。

不思議に思いつつも、母親が袋に入れ忘れたか、どこかに落としたと考えた私はのんきに母親に500円追加をお願いする。

それが3ヶ月連続で続いた時、父親から塾のお金を盗むとは何事だと、激しく折檻され、倉庫に閉じ込められ、食事も抜かれてしまう。

驚いた私は無実を訴え続けたが、両親は聞く耳をもってくれなかった…。



というお話。


まったく身に覚えの無い出来事で、いきなり盗人呼ばわりされて、張り飛ばされるわ、蹴飛ばされるわ、傷だらけになってしまう。

3ヶ月も連続して盗むとは救いようの無い性悪だと、激しく親の怒りを買ってしまっていたのだった。

どんなに訴えても私が嘘をついていると取り合ってもらえない。

あの惨めさとか、悔しさはそうとう辛いものだったのだ。


これには、後日談があって、ある日、突然親がコロッと態度を変えてきた。

お前のことを疑って、悪かったな、しんじゅ、と実にほがらかに笑いかけてくる。(^人^)


詳細はこうだ。


父親が、そろばん塾の先生に会った時、

『ウチの娘が月謝をくすねて、お金を収めるのに二度手間をかけさせて申し訳なかった。

しっかり痛めつけておいたので、安心してください』


と話しかけたそうだ。



すると、塾の先生はさっと顔色を変えてそれは違うと反論してくれたそうだ。



『あの子は、塾の月謝を出す時、お金が足りないなどとは思っておらず、注意をした時、不思議そうな顔をしていた。

あれが演技だとは到底思えない。

長年子供たちの面倒を見てきた自分から見ても、こずるい嘘をつく、すれた子供にはとても見えない。

利発な子供で、親のお金を三ヶ月連続して盗んだら、どういう事になるか見通しが立てれない子供にも思えない。

きっとそれは誤解です。』


すると、父親が笑いながら、答えたそうだ。


『いやいや、あの子はウチで一番出来の悪い子です。

どうせ、出来心で盗んだのを、とぼけているだけでしょう。

頭が悪いくせに、性分だけふてぶてしい。

それか、親の気を引くために、悪いことをしている、そういうみっともない子供です』


と、言ったら。


『いいえ、お嬢さんを褒めているのはお世辞でもなんでもありません。

おとなしい子ですが、ここに来て数ヶ月で、もう高校生にも届く勢いの成績なんです。

ズルをして人の気をひく必要もない子なんですよ。

なぜ、もっと早くこの子に出会って手塩にかけて育てられなかったのかと悔しく感じるぐらいの才能です。

申し訳ない、私の監督不行届きです。

おそらく、お嬢さんの成績を妬んだ上級生たちがお金を盗んでいたんでしょう。

これからは、月謝を持って来る日には、着席する前に、何も言わず、私の元へ直接月謝袋を渡すようにと伝えてください。』



というやりとりがあったそうだ。

これは父親から直に聞いた話。


ウチの父親は気に入った話は何度も何度も繰り返し話をするクセがある。

この話は、父親的には自分の娘を褒められたと感じて、気に入ったようで、繰り返し話し続けていた。


そんなわけで、そろばん塾の先生が言うことには、間違いがなかろう。

疑って悪かったな、しんじゅ、と言われて、私は単純に疑いが晴れたことを喜んでいた。


ちなみに、最初に私がお話を聞いた時には、上級生が盗んだうんぬんは伏せられていて、ただ月謝を持って行く日は誰とも口をきかずに、席に座る前に先生に渡すように約束してあるからそれを守るようにとだけ言われていた。


それで、ずっと不機嫌だった母親も私に笑いかけてくれて、すごく嬉しかった。

疑いが晴れて、ほっとした。


そして、次の月謝の支払日。


不思議に思いつつも、親の言いつけ通りに月謝袋を先生に渡してから着席して、塾が始まり。

途中のトイレ休憩から戻った私に、時々話しかけてきていた上級生達が、『なぜ今日、月謝袋がカバンに入っていないんだ?』と聞いてきて、私は全てを悟った。

私のカバンを開けなければ、今、月謝袋が入っていないことなど他人が知るよしもない。
時に親しげに声をかけてくれて嬉しく思っていたのだが、普段はそっけなくて、よそよそしいのを不思議に感じていた。
それが、彼女たちが声をかけてくるのは、集金の日に限った事だと気づいたのだった。

3人でグルになって、一人が私の気を引き、一人がカバンをこっそりと持ち出し、別の児童が月謝袋からお金を抜き、再び別の子がカバンを元の位置に戻す。


4年生、5年生、6年生のグループで手分けしてお金を盗んでいたのだった。
一人ではないという罪悪感の軽さも手伝って、まるで悪気がなかったのだろうか…。





結局、その後、そろばん塾の帰り道、いつものごとくパンクさせられた自転車を引きながら歩いている所を、車に乗った男が窓から手を出して、すれ違いざまに私の頬を張り飛ばしてきた。


体が吹っ飛び、電柱にぶつかり、口の中や手足から血が流れていた。

なにが起きたのか、理解ができない状態ながらも、四つん這いで手をついて見上げると黒いガラス張りの車がバックして近づいてきていた。


前日にも、車に乗るようにとしつこく誘ってきた男が乗っていたのと同じ車だった。

私を殴って、気絶でもしたところを車へと連れ込み、そのまま連れ去ろうとしたのだろうが、幸か不幸か、普段から殴られ慣れていた私は、肩や頭を強くぶつけてはいたが、思ったより意識がはっきりしている様子を見て、連れ去るのを諦めたようだった。


で、帰宅後、親ではなく、近所の人が通報して、警察の事情聴取を受ける事になって。


その男の誘い文句が『お父さんの友達だ』ったと告げたことで親の怒りを買ってしまい。

警察が帰ったあと、さらに折檻を受ける羽目になってしまったのだった。



それで、この父親は図体はでかいけれど、自分より精神年齢が下だと悟った私は、ここで生き残るには、頭の悪いフリをしなければならない、と思って、以後はソロバンも手を抜くようになってしまった、という話。



うを~、思ったより重たい話になっちゃったな。(^▽^;)


なんかね、私の周りひどい人多いみたいだけどね。




私ね、そろばん塾の先生が認めてくれて、すごく嬉しかったんだよねぇ。( ̄∇ ̄+)

単純に、私がお金を盗んでいないって信じてくれて嬉しかった。


なんかね、どこかに救いってあると思うんだよね。


私、あんまり空気読めない子でさ、思ったことそのまま言っちゃうの。

お世辞とか、そういうの全然ダメだったからいろいろ失敗しちゃってたし。


大勢の人の中にいると、つかれちゃう。

ひとりでぼんやりしているのが、落ち着くっていうか、好きな子だった。


周りとうまくなじめないから、本を読んでばかりいた。

まぁ、現実逃避もあったけどさ、お母さんが揃えた、界の名作本が家にたくさんあって。

子供の頃からいい本をたくさん読ませてもらっていた。


それで、あ、ウチの親、ダメじゃんって気付いて、本を親代わり、先生にして生きていたところがある。




何が言いたいかっていうと~、今しんどい思いをしていてもね、なんとかなるからさ。

一番身近なところが、ダメダメでも、友達とか近所の人とか、きっと救いはあるからさ。

今だけ見ない。

未来はあるって思いながら生きてると、気づけば辛い時期を越えていたりする。

そんな感じでいいんじゃな~い?って思ってもらえたら嬉しいな。



あ、その後商業高校に進学して、ソロバン、簿記、その他諸々の資格をとりまくりましたp(^-^)q










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