ヨッちゃんも焼けたお餅に手を伸ばしましたが、呆然としています。



私「うぐうぐ。うまぁ~!ヨッちゃんのおばあちゃん、おいしぃ~♪」


もっと食べるかい?と聞かれて、満面の笑みでうなづく私。


ヨッちゃんは、心ここにあらずで、餅を口にしています。



ヨ「…あのよぉ…。

お前の話、聞かなくて、悪かったよ…。

そんな深刻な問題だと思っていなかったんだよ…。」



私「いや?別に、ヨッちゃんのせいじゃないし?

気にしてないよ?」



ヨ「いや、悪かった。

お前、敵だらけの中で、オレ、気にかけてやれなくて、ほんと悪かったよ…。」



私「うん、いいよぉ。

普段は、手すりにつかまれるように端っこを歩いてたんだけどね。

うっかりやられて…。

それからは、いつも駆け足で歩道橋おりるようにしたり、大勢の人に紛れておりるようにしてたんだよ。」



ヨ「オレ、お前が班行動を乱すっつって、怒ってばっかだったよ。

ごめん、そんな怖いことになってるなんて、思わなかったんだ…。

お前、一つ間違えば、大怪我だよ、それ。」



私「うん、それでさ、気をよくして、ランドセルを前にかけてみたんだよ。

ホラ、いざという時、クッションになるかなぁ~って。」



ヨ「お前、それ、周りの奴に、完全に罰ゲームだと思われてんぞ…。


あ、だからお前、ときどき前にランドセルしょってたのか…。

ただの、バカだと思ってた。」



私「いや、やっぱ、バカだったよ。」



ヨ「え?」



私「やっぱり、うっかりミオちゃんに突き飛ばされてさ。」



ヨ「えぇっ!?」



私「必死に逃げたけど、逆に足元が見にくくて、逃げにくくなって、追いつかれて。」



ヨ「えぇっ!?」



私「で、前のめりに落ちたら、膝とアゴを打つのなっ!

すげーひざこぞう擦りむいて、痛かったよ。

血ぃでたし、アゴもめちゃ痛かった。」



ヨ「えぇっ!?

どこから落ちたのっ!?」



私「あ、ラスト5~6段。

もうちょっとだったのに…。」



ヨ「えぇえぇ~~!

それ、わざとやってんなら、いじめとかじゃなくて、もう、傷害事件だよっ!

親か学校に言いなよっ!」



私「先生なら、もみ消すだけでしょ?」



ヨ「あ、そっか…。

でも、親に言ってもらったら、なにか変わるかも…。」



私「親は子供のことに口出ししない主義なんだって言って、助けてくれないよ。」



ヨ「お前、もっと強く頼みなよ!」



私「お母さんは、ケガが軽くてよかったわね、しんじゅちゃん、でおしまいだよ。

子供だから、ケガの治りが早くていいわねって。

忙しいんだから、手をかけさせないでちょうだいって、おしまい。」



ヨ「えぇえぇ…。

なにそれ…。

こえぇ~、お前の話、本気にされてないんじゃない…。」



私「きちんと説明しているよ?

いつも起承転結つけて、具体的に説明しなさいって言われているから。

事実を伝えることで、嘘じゃないって信じてもらってる。」



ヨ「じゃ、なんで…。」



私「ウチは商売屋なんだから、子供の喧嘩ぐらいで学校に文句言えないの。

PTAとかの手前もあるんだから、自分でなんとかしてちょうだいってさ。」



ヨ「えぇえぇぇ~。」



私「それが大人の事情らしいよ?」



ヨ「えぇえぇえぇえぇ…。」











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