ヨッちゃんは、かなりイライラしたようだった。

頭や背中をもうれつな勢いでバリバリとかき出した。



ヨ「あぁ~~!!!もうっ!

オカンジャマ!!死ねっ!!」



私「アハハ、アタシ、ヨッちゃんのお母さん、好きだよ?

元気あって、いいじゃ~ん。」



ヨ「アイツなっ!足りねーんだよっ!

デリケートな気持ちとか分かってねぇんだよっ!!

デリカシーが無いんだよっ!

っあぁ~ムカツクっ!!」



私「あはは、面白いお母さんでいいじゃ~ん!

ウチのお母さんに元気分けてあげて欲しいくらいだよ(笑)」



ヨ「なんなら、ウチのオカン、のしつけてやる。

お前んとこで引き取れ。」



私「あはは!それはできんなぁ!

ヨッちゃんの弟たち、困っちゃうんじゃん!」



ヨ「いらね~わ!アイツまじ気持ちわりぃ。

クソ、なんの話してたんだっけ?」



私「なんの話だっけ?忘れちゃった!」



ヨ「あー、その、なんだ。

お前さ、なんかさ、さっきの態度変じゃね?」



私「は?」



ヨ「なんで、お前、おすまししてんだよ?」



私「は?おすまし?」



ヨ「ホラ、あれさ。

お手伝いします~とかさ、なんだありゃ?」



私「するでしょ、手伝い。

人様の家でご飯をごちそうになるなら、そりゃ、手伝いぐらいするでしょ?」



ヨ「は?オレ、そんなんしたことねーぞ?」



私「そうなんだ。

それが許されるんだね、いーなー男の子は!」



ヨ「え?お前、アレ、作ってんじゃね?」



私「は?作るって、演技か(笑)

そんなんしてどーすんの!

あれは普通だって!」



ヨ「え…、オレ、まじ演技だと思ってた…。(汗)」



私「アハハ!ヨッちゃんもお母さんのこと、デリカシー無いとか言えんね!

誰かに親切にしてもらったら、お礼するの当然じゃん。

そういうの、大事にしとかんとっていつもお母さんに言われてるもん。」



ヨ「オレ、お前ってオレとおんなじかと思ってたけど、じゃ、さっきのアレはなんだ?」



私「は?アレって?」



ヨ「ホラ、ですます体でしゃべってた奴。」



私「あぁ、あれは普通でしょ?

大人の人に話すときは、あんな感じ。」



ヨ「え、アレって学校の先生だけかと思ってた。

お前、普段からあんな風なの?」



私「へ?あ、そうだよ?

お客さん、たくさん来るし、失礼のないようにってお母さんに言われてるから。」



ヨ「え…、オレ、そーゆーの使い分けてねぇ。」



私「あぁ、使い分けできないと将来苦労するよ?

きちんとしといた方がいい。」



ヨ「む、お前に言われるとはな…。」



私「シツレーな!(笑)」



ヨ「じゃ、あれは…どうなんだよ?」



私「へ?」



ヨ「オカンのセールストークだよ…。

オレのこと優しいって知ってるって感じのこと言ってたじゃん…。」



私「あぁ、あれは褒めとかないと(笑)」



ヨ「え?おせじ?」



私「いや、本当のことだけど?」



ヨ「じゃ、オカンが言ってた、娘になってとか…。

答えてなかったじゃん…。」



私「あぁ、あれはぼかしとかないと(笑)」



ヨ「なんでだ?

お前、ハッキリ物言うやつじゃん。」



私「あそこで、下手にあいづち打てないわ!」



ヨ「は?なんでだ?」



私「ヨッちゃんのお母さんは、ヨッチャンの事を乱暴者とか悪口も言ってたじゃん。


『そうですね』、とか言ったらおばさんカチンとくるよ。


人間って勝手な物で、自分が自分の身内の悪口を言うのはいいけど、他人には言われたくないもんなんだよ。


特に女性って、そういう傾向強いし、さらに母親って子供の事を悪く言っててもぜんぜん本心じゃないから。

それが息子だったら、さらに倍でドン!

真逆のこと言ってたりするよ?

下手に生返事で、『そうですか』って答えようなものなら、こっちが悪者扱いだわ。(苦笑)」



ヨ「はぁ。

なにそれ、めんどくせー。」



私「そう、女性ってめんどくさい。

ほんと、めんどくさいよ、こっちにいちいちセリフの裏読みをさせてくるし、うっとおしぃわ。


だから、正解は悪口はやり過ごしといて。

身内の悪口は『そんなことないですよ~』って否定形で返して。

褒め言葉だけ、『そうなんですかぁ~』って拾っといて。


なにか判断を迫られたら、いいとも悪いとも言わない。

『その話おもしろいです』とか『気づかされました』とか『興味をもちました』が正解。

それが社交。


それが、女性のベストアンサー!なのよっ!」











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