私「アクトレス…。」



用務員のおじさんはクスクス笑いながら両手をポンポンとホコリ払いをしていました。

もう、全てのブロックが片付けられたようです。



用「そう、名演技、女優さんや、という意味やな!」



私「女優…。」



用「クスクス、名演技に名推理や。

どこまでこの子は伸びていくのか、将来が楽しみやで!(笑)

しかも、現実主義ときた!

ワシからすると、嬢ちゃんの方が不思議なチカラを持っとるように思えるけどな!」



私「…そうか、軒下にいた私の体が光っていたから外から光がもれていたように見えたのね…。」



用「そうやぁ。

嬢ちゃんの体の周りの光、建物関係ないんやぁ。

そやから、体育倉庫の一箇所がピカピカ光っとったん。

あぁ、ここに嬢ちゃんいるなぁって思って、鍵を取りに行って開けたっちゅうワケや。」



私「そうか、体育倉庫の壁にもたれていたのがよかったのね…。」



用「そうやな、もし嬢ちゃんが体育倉庫の中央、真ん中部分におったら、見つけ出すんはもっと時間かかっとったかもしれへん。

用務員室の鍵も盗まれた形跡がなかったし、ワシ全然気づかんかったと思うわ。


もし、鍵が消えとったら、すぐに職員室でスペアキーを借りてきて開ける。

ワシが気づかなんうちにこそっと鍵を拝借しとったんやろな、いじめっ子たちは…。」



私「それが理由だったのね…。

おじさん、疑ってごめんなさい。」



用「えぇよ?こっちは名推理を拝聴できて、またもうけた気分や!

まるで2時間サスペンスドラマに出演した気分やな!(笑)」



私「ごめんなさい。

おじさんが悪い人だとは思えなかったけれど、最近不可解なことが多過ぎるの。

何か違和感を覚えたら、必ず原因を究明しろとお兄ちゃんに強く言われているのよ。」



用「そうやなぁ、なにやら不穏な気配がするなぁ。

いじめにしても、あまりにも計画的で陰湿や、自分の身を守るためには必要なことやと思うわ。

嬢ちゃんの兄ちゃんはかなりの切れ者やなぁ。」



私「いつもお兄ちゃんがいろいろ教えてくれるの。」



用「さながら嬢ちゃんのアドバイザーやな!

兄ちゃんは、嬢ちゃんの護衛役でもあるようや。」



私「ごえいやく?」



用「嬢ちゃんの知恵袋的存在で嬢ちゃんを危険から守ろうとしている。

まるで影でお姫様を支えるナイトみたいや。」



私「ナイト?」



用「くすくす。騎士や。

西洋のお武士さんのことで、愛する女性の為に、見返りを求めず戦いに挑む戦士のことやな。

嬢ちゃんの事を心配した上でのアドバイスや。

兄ちゃんは妹の身を案じとる。

優しいお兄ちゃんやな。」



私「うん、お兄ちゃん、いつも話を聞いてくれるの。」



用「それなら、ワシも嬢ちゃんの護衛役となりますか!

嬢ちゃんは家と学校にナイトが二人もついていることになる。

二人の騎士を従えた、賢くてかわいい女の子がこの小学校にいる。

まるで小説や物語のようや!

クスクス、現代に蘇ったほんまもんのお姫様やな(笑)」











いつも最後まで読んで下さりありがとうございます。
↓応援よろしくお願いいたします↓
  
スポンサーサイト

驚かされる用務員(77ー9)

解説する用務員(少女時代77-7)

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿