木「え?」


担「は?」


私は両腕を組んで、うんうん、とうなづいていました。


担「どういう意味だ?」


私「え?さっきも言ったじゃないですかっ!

お魚、お刺身を甘く見ちゃいけないって!

お刺身をもらった相手が、それを食べてアタル可能性もあるんですよ?

それが、人様からもらったものだとしたら、入院したとしても、相手に文句も言えないじゃないですかっ!

もし、そうなったら、一生恨まれるパターンです!」


担「は?」


木「え?」


私「さすが、先生たちです!
いくらもらったもので、高級魚だとしても、危険だと判断して処分する。

これで、食い意地が張った人がもし手をつけて、もしお魚にあたったら、エライことです。

誰もそうならなかったなんて、小宮先生、運がいいです!」


木「なるほど。」


担「…お前馬鹿か?」


私「先生、お魚をなめちゃいけません。

魚にあたって死ぬ人だっているんですよ?

今は食中毒の季節じゃないからって油断は禁物です。

それに、ウチで買った刺身で、誰かがアタッタなんて事になったら、ウチの信用問題に関わる。

食中毒を出したなんて噂が広まったら、こっちは商売上がったりなんですよ。」


木「確かに…。」


担「…。」


私「先生、お魚をプレゼントしたいなら、せめて干物か缶詰にしてください。

今ならハゴロモからいいのが出てます。

やっぱり干物は匂うから、缶詰がいいでしょう。

それか、どうしてもお刺身をプレゼントしたかったら、カチンコチンに凍った柵にしてください。

お刺身の切り身を出先で配るなんて、愚の骨頂ですよ?

内心、もらった人たち、先生の事を残念に思っていると思います。」


木「ぷ。」


担「…。」


私「若奥様が陥りがちなパターンの一つです。

あれ?でも先生、結婚してかなり時間が経っていますよね?

あ、親御さんと同居で、家事をあまりなさらないのかしら?

今日は先生に生身のお魚の怖さをお伝えできて良かったです!

お役に立てれて、私も嬉しいです!」


担「…。」


木「ほぉ。」


私「それでね、先生。

食べ物を贈るのに意外と喜ばれるのがインスタント食品なんです。

主婦はいつも、家族の献立を考えるのに苦労しているけれど、インスタント食品を自分で買うのに抵抗があるんですよ。

でも、自分一人だけのお昼とか、部活帰りの高校生の子供さんとか、残業から帰ってきた旦那さんとか夜中にささっと食べたくなるのがインスタントラーメンなんです。

家計のお財布を預かっている主婦にはちょっとハードルが高いのが、便利なインスタント食品なんですが、人からもらうと、そうお値段が張るわけでもないのでお互い妙な遠慮がいりませんし、意外と重宝されるものなんです。

そして、災害が起きた時の非常食にもなりますからいざという時にも役にたちます。」


担「…。」


木「…しっかりした子だなぁ…。」


私「プレゼントならインスタントコーヒーとかもおすすめですし。

レトルトのカレーや、やっぱり缶詰がいいでしょう。

今、ウチのお店で売れ筋なのが、イカの缶詰で」


担「お前のゴタクはどうでもいいっ!」









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