私は静かに担任教師にむかってお辞儀をしていました。


顔を上げると、鬼のような顔をした担任教師の顔があったのでした。


担任は、一つため息を付いたあと、また質問をしてきたのでした。



担「ふぅ。お前は私が大量の買い物をしていると知っていたな?」



私「はい、トランクの中に、もう一つダンボールが見えましたから。

たくさん買って行ったんだなって思いました。」



担「それについて、どう思う?

お前の店には頻繁に行っている。

月に4回か5回は行っているぞ?」



木「先生、児童の親の家にそんなに頻繁に行っていたんですか…。」



私「はぁ、たくさん買い物をするんだなって思いました。」



担「お前は黙ってろ!

それより量が多いとは思わなかったのか?しんじゅ。」



私「先生の家には大食いさんがいるんだなって思いました。」



担「はっ!

なぜ、私の家に大食いがいると決め付けるっ!

他の可能性は考えられないのか?」



私「え?

だって、先生の家には育ち盛りの子供が二人もいれば、週一で箱買いするのもおかしくありませんよ?」



担「なにっ!?

なぜ、私の家族構成を知っている!

授業中に話した覚えはないぞっ!

個人情報だっ!

お前、さては最初から私をハメるために、下調べをしていたなっ!?」



私「?

先生の言っている意味が分かりません。」



担「なぜ、私に年頃の子供がいると知っているんだっ!?」



私「は?

だって、夏休みに先生が家に遊びにこいって誘ってくれたじゃないですか。

アイちゃんと、よっちゃんと一緒に先生のお家にお邪魔しました。

その時に、玄関にナップザックと運動靴が二足あって、先生に聞いたら子供のだって言ってました。」



担「は?」



私「先生、覚えていないんですか?

私、ホームランを持っていったら、マスクメロンぐらい持ってきたらどうだって言ってたじゃないですか。

八百屋の娘のクセに気が利かないって。

アイちゃんはフルーツゼリーを持って言ってて、褒めてましたけど?」



木「先生、児童から食べ物を貰ってたんですか?」



担「くっ。

しかし、詳しく話していないぞ?」



私「は?上の子は高2の女子で○○高校でラクロスをやっているって。

下の子は中学生の男子で陸上部だと言ってましたよ?」



担「そんな事を話した覚えがない!

お前が家に勝手に入って調査したんだろうっ!

子供が二人いるなんて、デタラメに違いない。」



私「それに、先生、私たちに作文を書かせていたじゃないですか?」



木「?」



担「なに?」



私「先生、自分の事を作文に書かせて、教育委員会に送るって。

それで、コピーは中日新聞と、名古屋テレビにも郵送するからって。

二人の子供たちに宛名書きさせたって言ってましたよ?」



木「は?教育委員会に作文を送る?」



担「何を言い出しているんだ!お前の勘違いだ!」



私「先生、先月に書かせたのに、覚えていないんですか?

それに、5月にも書かせている。

それを子供たちに宛名書きさせたと言っていたから、43名×3箇所で129名分の宛名書きをさせている計算になります。

二人で手分けしても、大変だろうなって思って、印象に残っていたんですよ。」



担「お前、そんな7ヶ月も前の事を普通覚えている訳無いだろっ!

お前が私を貶める為に、デタラメを言っているんだ!」



私「7ヶ月前と言っても一年たっていないんですよ?

なんで覚えていないんです?」



担「普通は忘れるものだっ!

つまり、お前が嘘をついているっ!

私の家族構成を知っているのはお前が犯罪者予備軍だという証拠だ!」



私「言っている意味が分かりません。

なぜ、自分の家族構成が知られるのがまずいんですか?」



担「大事な個人情報だ!

外部に漏れるわけにはいかん!」



私「?

先生、始業式の後の、自己紹介の時に言ってましたよ?

黒板に自分の氏名を書いて、住所と家族の事を言ってました。」



担「………。」








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