兄「なぁ、しんじゅ、最近妙な噂話があるんだが…。」



私「ん?なに、お兄ちゃん。」



二人して、台所で差し向かいに座って夕飯を食べていました。


兄は中学1年生、私も小学4年生、もう数ヶ月したら、新しい学年を迎えようとしているところでした。



兄「ん~、都市伝説みたいなものなんだけどな?」



私「としでんせつ?」



兄「ほら、いるかどうか分からない、怪しい話ってやつだよ。

岐阜の口裂け女とか、ネス湖のネッシーとか。」



私「あぁ、なんとなく分かった。で?」



兄「それが、どうもこの町にカニ缶を配るサンタがいるらしいんだ。」



私「は?なにそれ。」



兄「な?妙な話だと思うだろ?

なんか、噂、聞いたことないか?」



私「あ!そういえば通学団でヨッちゃんが前、言ってた!

麻中(この町の中学校の名前)の男子に声をかけてくるおばあさんがいて、うまくするとカニ缶がもらえるって!」



兄「そうか、小学生にも噂になっているのか…。」



私「なんで男子ばっかり!私ももらいたぁい!」



兄「む?まぁ、そうなんだけどな…。

なんか、妙な話なんだよ。」



私「なにが?」



兄「義政はなんて?

他になにか特徴的な事を言っていたか?」



私「ん?なんでもサンタは選り好みがあるらしいとか。

気に入った子にしか、カニ缶を配らないらしいよ?」



兄「その選別基準は?」



私「さぁ?それはヨッちゃんもよく分からないって言ってた。

良い子にサンタがプレゼントするんじゃない?

もしかして、顔がタイプかどうかだったりして!」



兄「なぁ、そもそもなんで男子中学生だけなんだ?」



私「え?そんなの知らないよ。」



兄「そうだよなぁ、お前が知るわけないよなぁ。」



私「うん、でもたしかに妙な話だよね。」



兄「なぁ、俺が妙だと感じるには訳があるんだ。

ちょっと長くなるけど、聞いてくれるか?」



私「ん?いいよ、なにお兄ちゃん。」



兄「俺が中学校で聞いてきた話だと、サンタがカニ缶を配るのは東町に住んでいる子供だけなんだよ。」







いつも最後まで読んで下さりありがとうございます。
↓応援よろしくお願いいたします↓
ポチッと押してもらえると励みになります♪
  
スポンサーサイト

サンタがカニ缶を配るわけ(少女時代82ー2)

う~ん…。

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿