サヨちゃんの言う『友達』というワードに心が躍ってしまう自分がいて、それとは裏腹に悲しそうに語る彼女の表情に、なんとも不吉な予感を感じて、頭がグルグルして、心臓がドクドク音を立てているように私は感じていました…。




サ「…私ね、お父さんがそう言っても、半分信じていなかったの。

それはきっとお父さんが悲観的に考えすぎているからって、そう、思っていたの。

…いえ、そう思いたかったのね、学校に出てくるまでは4~5人の子が、私に『ごめんね』って言ってくると信じていたの…。


でも、お父さんの予測が当たっていたの。

誰も、誰一人、私のことを気遣ってくれる子はいなかったの…。


私が友達だと思っていた子、私が親友だと思っていた子、私が仲良しだと思っていた子、誰も、私のことを言わなかったの…。

今まで、仲良くしていたと思っていた子ほど、自分を慰めてもらいたがって、何度も話を蒸し返してきた。


私、今、頭が痛いからって言って、逃げるようになったわ…。

でも、やっぱり話しかけてくるのよ、いかに自分がかわいそうかってしつこく言ってくる…。

自分は何も悪くないって、必死なのよ…。


本当に頭が痛くなってきたわ…。


私、気づいていなかったの…。

私、みんなと仲良くしているつもりでいたけど、最初からこの子達に、慰め役をさせられていただけだったんだなって、いまさら気づいたのよ…。」



私「…それは…辛いね…。」



サ「私、大勢の人に囲まれて、好かれていると思っていたの。

しらない間に、調子に乗っていたわ…。


でも、もう、以前とは違うの。

みんなで群れているだけで、全然心が楽しくないの…。


いいえ、本当は違うの。

もう、このクラスになってから、本当は誰にも気を許していなかった事に気づいたのよ…。


まわりの子たちを責められないわ…。


だって、私、しんじゅちゃんが、先生に責められている時、助けた事なんて、一度もなかったんだから…。」



私「……。」



サ「私、自分が責められて、初めてしんじゅちゃんの辛さが分かったわ…。


それで、私にどんな態度をとるか、ずっと待っていたの…。

でも、何も声をかけてこない…。


私、しんじゅちゃんに、興味を持ったわ…。」









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