私は黒いテーブルの上に置いてあるコップに手を伸ばして、水を飲みます。

兄の独白は続いていました。



兄「これだけの才能を持った生物を俺好みにカスタマイズする。

そして、どれだけの成果が出るかを検証し、立証する。

ククク。

コイツはおあつらえ向きに、疑うということを知らないっ!

なにせ生まれた時からのつきあいだからなっ!!

俺の命令をすべて信じて実行する!」



私「……(こくんこくん。)」



兄「くくく。

いいぞ、この調子だ…。

こいつに俺の流儀を叩き込み、全ての感性を鋭敏化させる。」



ガサガサと音と立てて、ふたたびさきいかを一つ口に運びます。



兄「そして、この並外れた運の良さっ!

奇跡的な忌避回避能力っ!」



私「……。」



私「くくく。

鈍臭そうにみえて、さすがは俺の妹。

なにげに俊敏で、実は運動神経も良い、動体視力もバッチリだっ!」



兄「この、これといって、何も特徴もない。

しかし、それでいて、どこにでもいそうな外見とは裏腹に、ずば抜けた身体能力を持つ。

こんなモルモット、他には無い!」



私「……(もごもご)」



兄「一見、無学そうにみえて、一度見聞きした物事はすべて記憶する。

そして、すばやく理論武装をし、大人でも対等に戦える。」



私「……(もごもご)」



兄「そして、平凡そのものの容姿とは裏腹に実はサイキック!

予知能力に、サイコメトリーに、受信型のテレパス。

そして、驚異的な暗算能力に、非凡な悪運の強さっ!」



私「……(もごもご)」



兄「俺はこいつに人体にいかにダメージを与えれば瞬時に撃退できるかの術を伝え。

そして、あらゆる状況においても、自分の生存を確立させる術を叩き込んだっ!」



私「……(もごもご)」



兄「くくく。

できる、できるぞっ!

この調子なら、生存確率99・9%の無敵のソルジャーがっ!

俺はこの手で作り上げるっ!

史上最強の無敵の戦士をっ!」



私「お兄ちゃ~ん、そろそろ戻っておいで~?」








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