私「暗示なんて、全然気付かなかったわ。

それに、お兄ちゃんが催眠術を使えるなんて、思いもよらなかったけれど…。

それって、どうやるものなの?どこで知ったの?」



兄「ふふ。

当人に気づかれるようでは暗示の意味がない。

催眠のやり方は企業秘密だ!(笑)」



私「教える気がないのね。

それではどこでその知識を仕入れたのかしら?」



兄「ふふふ。偶然手に入れた本に書いてあった。

やんちーとふたりで夢中になって読んだものさ。」



私「…もしかして△ヨコボウのタイトルの本?」



兄「ちがう、ムーだ。」



私「あれはトンデモ話の宝庫だと言ってたと思うけれど?」



兄「そう、玉石混交、それが面白いのさ。

いろいろ検証してみた結果、催眠術は間違いなさそうだと判明した。

ここに実験に最適なモルモットがいたしな。」



私「もるもっと?」



兄「あぁ…それはな?かわいい動物のことなんだよ?」



私「動物?さっきも言ってたわね?」



兄「あぁ…お前、動物好きだろ?」



私「うん、好き。」



兄「お前もきっと見たら気にいると思うぞ?

ちいさくて、もふもふしてて、こちょこちょ動くかわいい生き物なんだ。」



私「うん?ちょっと想像しにくいけれど、似たような動物はいないの?」



兄「あぁ、似たようなものと言えば、ハムスターって知ってるか?」



私「知ってる!吉田君チで見たことあるっ!

口の中にひまわりの種をいっぱい詰め込んで、ほっぺたパンパンにしてて、可愛いのっ!!」



兄「あぁ、だいたいあんな感じのやつだ。

大きさもだいたい一緒。

やや大きいぐらいで、両手のひらにすっぽり収まるサイズだ。

中には毛足が長いのもいて、茶色や白色や黒色のまだらとかもある。

まるで、毛糸玉みたいにふわふわしてて、もこもこしてて、細かく動くかわいらしい動物なんだよ?」



私「うわぁ~!!

かわいい感じするぅ~!!!

飼いたい~!」



兄「だろう?

大人しくて、ご飯を食べるのがなにより大好きで、細かい迷路なんかにほおりこむと、一生懸命あちこち歩き回るんだよ?

せっせせっせと細かく動き回る、実験の検証材料にもなる、人間の役に立つ生き物なんだ。

飼いたいと思わないか?」



私「う~~ん!どんなのだろっ!飼いたい~!!」



兄「ふふ。お前ほんとに動物好きだな!

それじゃ、俺が母ちゃんに頼んで飼ってもらえるように交渉してみよう。」



私「えぇっ!?ホントっ!」



兄「あぁ、交渉次第だけどな?

母ちゃんがオッケーを出さない限り、動物は飼えないと思うけれど、俺が頼めば、あるいは叶うかもな?」



私は立ち上がって、畳の上をぴょんぴょんと跳ね上がりました。



私「うわぁ~い!!

ハムスターに似たモルモットが飼えるっ!

わぁ~い!!」



兄「くどいが、母ちゃんが許したら、の条件つきだぞ?

あんまり期待するなよ?」



私「う~ん、でもお兄ちゃんのお願いなら、きっとお母さんもオッケーするよぉ!

楽しみぃ~!!」



私は大はしゃぎして、畳の上をぴょんぴょんと飛び跳ねていました。



兄「ふふ。

しんじゅは無邪気で可愛いな。

まぁ、母ちゃんが許すはずないけどな。

ネズミだから。」









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