私「え?ネズミ?」



兄「いや、なんでもない。

きっと、お前の聞き間違いだ。」



私「そう?お母さん許してくれたらいいなぁ(笑)」



兄「まぁ、期待薄だな。

お前、以前リスを飼いたいってダダこねていただろう。

リスなんてネズミみたいなものだってお母さん反対していたから、多分無理だろうなぁ。」



私「えぇ~!!

お兄ちゃん、がんばってよぉ!」



兄「あぁ、そうだな。

俺だけモルモット飼ってちゃ、お前に申し訳がたたない。」



私「え?お兄ちゃん、もう飼ってるの?え?見たことないよ?」



兄「いや、なんでもない。

俺の空想の話しだ。」



私「そうなんだ。

ふぅ~ん。分かった。」



兄「お前はほんと素直だな、うん。」



私はまた兄のすぐそばに戻って、ちょこんと畳の上に座ってさきいかを食べ始めました。

塩辛いのでお水も少し飲みます。


兄はまた私の頭のてっぺんにぽんぽんと手を乗っけてきました。



兄「お前はさ、なんていうか、本当に子供らしいんだよな。」



私「うん?」



兄「それでいて、驚く程の能力を秘めている。」



私「うん?」



兄「お前の能力は未知数なんだよな…。

俺にも多少の予知能力はあるんだが、お前ほどの精度じゃないし。

俺が気づいていないだけで、まだまだ才能を隠し持っている気がする…。

俺とよく似ているけれど、やっぱり少しずつ違う。」



私「そうだね。お姉ちゃんも薫(弟)もちょっとずつ違うね。」



兄「あぁ、姉ちゃんもかなり頭の回転が速いし、社交的だし。

まわりの人間がほっとかない。

薫もおそらく俺と同等の知能の高さを持っているし、人目を惹く独特の魅力がある。」



私「あぁ、二人共愛嬌があるんだよね。

お姉ちゃんなんて、絶対的な可愛さがあるし、薫も周りがほっとかない位かわいい。

はぁ…。」



兄「なんだ?ためいきついて。」



私「私もあれぐらい顔が良かったらいいのに…っていつもよく思うよ。」



兄「そうか?人間性に比べれば顔なんて、たいした問題じゃないだろ?

俺は姉ちゃんと話すより、お前と話すほうが断然楽しいがな。」



私「いやいや、お兄ちゃんはね、なんだかんだ言っても見た目いいからね。

そういう事を言えんのよ。」σ(^_^;)



兄「お前は雰囲気がかわいいと俺は思うぞ?

十分じゃないか?」



私「いやいや、そんな事言ってくれんのはお兄ちゃんぐらいだから。」



兄「他人の目は厳しいか。

ふむ、そこらへんは俺にはよく分からんな。」



私「そうだね、男子は割とそこらへんはおおらかだよね。

ヨッちゃんもサヨちゃんとアイちゃんと私とそう大差ないと感じるって言ってた。」



兄「お前のあこがれのサヨという児童の顔を俺は知らないからな。

そこはなんとも言えないが、アイはお前が言うほど美少女ではないぞ?」



私「は!?」



兄「あれは美形というほど、美形な顔立ちではない。

暑苦しくないという程度の顔だ。

まぁ、整っているといえば整っているが、俺から言わせればただのさっぱり顔だ。


ただ、色素が薄くて、色白に栗色の瞳と長い髪の毛から可憐な印象を受けるだけで。

身なりもかなりいい、金がかかった上等な服装に手入れのされた髪と肌からくる雰囲気からお嬢様らしく感じるだけで、あいつが黒髪に黒い瞳で、お前と並んだらお前のほうが派手な顔をしている。」



私「は!?私の顔が派手!?」



兄「あぁ、目元なんかは特に綺麗だ。

お前がそれなりの格好をしてアイが黒髪だとすれば、お前のほうが上品だ。」



私「えぇっ!?私の方がアイちゃんより可愛いのっ!?」



兄「あぁ、俺の個人的主観からすればな。

周りの人間はアイの上品そうないでだちと色白な可憐さに騙されてお嬢様と思い込まされるが。


俺からすれば、あいつからは子どもなのにどこかすさんだ気配が出ていて、その割に上等な身なりをしている分、余計にさもしい印象を受けて、下品に感じるが。

まぁ、大抵の人間は見た目に騙されるか…。」



私「そうだよ?みんなアイちゃんを上品なお嬢様だって言ってるし。

アイちゃんも自分で天使のアイちゃんって言ってるくらいだよ?」



兄「なにが天使だ。

幼なじみをコケにして平気なツラしていて、しかも自分でそんな風にうそぶいて、ずぅずぅしい。」



私「え…ずぅずぅしいの?」



兄「あぁ、言ってる事も、やることも下品なんだよ。

俺にはお前の方がよほど上品に感じる。

そんな質素な格好をしていてもな。」



私「え…アタシ、いつも学校で貧乏人のブスのカスがとか言われてるよ?」



兄「どうせアイが言ってんだろ?」



私「アイちゃんだけじゃないけど…。」



兄「ヒガミだ。あるいはねたみからの発言だ。

真に受ける必要はない。」



私「ほわぁ…。信じられない。」



兄「お前はなんでも真に受けるな…。

そこがいいところでもあり、弱点でもあるな。」( ̄_ ̄ i)










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