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加藤「…しんじゅさんってさ、あのさ…。



広岡君が言ってたんだ。

赤木先生に言われて、上田さんをいじめているのを見ていないかって聞かれて、自分は見ていないけど、もしかしたら見えていないところでやっていたかもしれないって答えてしまったって。



それで余計にしんじゅさんに迷惑をかけてしまったって。」





小島「はぁ?そんな事を聞かれて、それでそんな答え方してたの!?

それはマズイでしょ~。」( ̄□ ̄;)!!





伊藤「それはマズイよ~、しんじゅさんが悪者決定にされてしまう。」(;・`ω・´)





私「あぁ、でも、それは赤木先生の聞き方もまずかったよね。」( ´・д・)





上島「俺も聞かれた。

おんなじように答えたけど。



アイツ、すげー悔しがってたな。」





加藤「うん、ものすごく後悔したんだって。

それで、先生に掛け合いにいったんだってさ。

それで、逆に先生に言ったらしいんだ。



あの時、見てないけど、いじめをしているかもしれないって答えてしまったけれど、やっぱりいじめをしているところを見ていないって。

だから、しんじゅさんがいじめたんじゃないかっていう尋ね方をやめてほしいって。

逆に、上田さんに、いじめを受けたのかどうかの事実をたずねてほしいって。」





小島「正論ね。

まずは確証を得ていく方が正しい結論に導かれることになると思うわ。」( ´・д・)





私「そうか…。広岡くん頑張ってくれてたんだね。」





岡田「迷惑かけたんやから、当然やろ。」(  ̄っ ̄)





上島「俺も、先生に最近聞かれたんだ。

それで、俺も言った。

しんじゅが上田をいじめているところは見ていない。

上田がしんじゅをいじめているようにしか見えない。



しんじゅがいじめをしたっていう証拠があるのか、上田に聞いたらどうなんだって。」





岡田「赤木、困ったやろな。」





伊藤「う~ん、ぐうのねも出ない感じね。」





小島「今日も何人かしんじゅさんの頭のケガを見たし、上田さんの見る目も変わってくるんじゃない?

少なくとも、私はしんじゅさんが、適当な嘘をついて、自分をかばうような人には思えないわぁ。」(`・ω・´)





伊藤「私もそう思うわ?

しんじゅさんって、無口で大人しくて、話しかけづらい感じがしていたんだけど、誤解だったみたい。

今日はお話していて、色々驚かされたけど、とにかく楽しかったもの。

気持ちのいい子なんだなって分かったわ。」(^_^)





上島「俺もそう思う。

俺、少年野球やっててさ、そこで不破と仲がいいんだ。

アイツも言ってた、しんじゅは弱い者いじめする奴じゃないって。」





私「あぁ、四年の時、一緒のクラスだったから…。」





岡田「ふふっ、なんやなんや、しんじゅ人気もんやないか。」( ´艸`)





加藤「僕もね、しんじゅさんって、言葉に嘘がない人だなって感じるんだ。

言葉に、そういうのってにじみ出るよね。

はじめに言葉ありき、僕はそう教わった。」(^_^)





小島「カトリックね、うふふ、ステキ。

私は加藤君の意外な一面も知ることができて、収穫がたくさんあったわ。」( ̄▽ ̄)





伊藤「そうね、私も、普段だったら、絶対上島君とお話することもなかったと思うの。

有意義な時間を過ごせたと思うわ?」(⌒▽⌒)





上島「お、おう。

まぁ、なんか誤解があるようだけど、俺は紳士的な人間だぜ?」(・∀・)





岡田「そこでミエを張るから、あかんのや。

もっと素で勝負せぇや?」( ̄m ̄〃)





上島「うっせ!お前もなんだよ、けっこうタメ口きくやんけ。」(`∀´)





岡田「あ、そうやったな、えへへ。」(〃∇〃)





小島「さ、そろそろお開きにしましょうか?

もう、薄暗くなってきたわ、お家に帰りましょう。」┐(´∀`)┌





そうして、みんなで教室の鍵をかけて、それぞれ帰宅することになりました。

私たち女子は麻町の東側、加藤君と上島くんは西側だということで、校門でお別れします。



そして、なんと女子一同、ほとんど近い場所に住んでいることが判明して、四人でランドセルを背負って帰宅することになりました。

薄闇が迫るなか、にこにことおしゃべりをつづけながら、帰り道を歩いていきます。





小島「しかし、今日一番の収穫はしんじゅさん、貴方ね!

私、おもしろ人間発掘キャラバンを運営していますの。」(*^o^*)





私「は?」





小島「わたくしが思うに、しんじゅさん、あなたはこの田舎に埋もれているには惜しい人材だと思うわ?

その、ごく普通の雰囲気、ごく普通のいでたち、ごく普通のルックス。」





岡田「どこが面白人間やねん。」( ̄ー ̄;





小島「と、思わせておいて、なにげに美少女。

そして、眠たそうな表情とは裏腹に頭の回転が早くて、なにげに毒舌。



私、上田四季子ちゃんと、赤木先生との三人のやり取りを見て、思いましたの。



まぁ、なんて、ドラマチックなんでしょう。

このごく普通の見た目の少女の発言のおもしろいことと言ったら!



私まで、なにかのドラマのワンシーンに登場しているような気分にさせられましたわ!?」(人´∀`*).





私「あはは、なんだろ、褒められているのかな?」(*゚ー゚)ゞ





小島「褒めているつもりですわよ?」(´∀`)





伊藤「う~ん、あれは確かにすごかった。

誰も口を挟めない雰囲気だったよね。」





岡田「あぁ、どっちかっていうと、赤木の方が脇役やったな。」





伊藤「うん、しんじゅさん、赤木先生のフォローしてたよね。

どっちが先生なんだろうって思ったもの。」





岡田「そやな~、しんじゅ、ホンマにウチと同い年なんかと思う時、よぉあるわぁ…。」(´_`。)





小島「そうですわよ?

そして、なにげに霊能力も秘めていそうな予感が致しますわ?

その語彙力、どうして今まで誰にも注目されなかったのでしょう、不思議ですわ?」





私「あ、いやぁ、アタシあまり勉強は…。」(^▽^;)





小島「ふふ、存じておりますわ?

ワタクシ、こう見えても、勉強はさっぱり、とまではいいませんけど、せいぜい中の上クラス。

それに引き換え、あなたは頭脳明晰な予感がプンプンいたしますわ?」(´∀`)





岡田「えっ!?おベンキョできそうな気がするけど?」ヽ(*'0'*)ツ





伊藤「うぅん、ちーちゃんは得意科目とそうでないのに差が激しいから…。」





小島「ふふ、そうですの。

ワタクシ、興味のあることにはとことんがんばりますけど、そうでないことにはとことん興味がわきませんの。

すると自然と成績はあれれな感じになりますわね?」( ̄▽ ̄)





私「えっ!?そうなの、小島さんって言葉遣いとかすごく丁寧で、言い回しも凝ってて、すごく頭良さそうに思えるけれど?

お嬢様じゃないの?」∑ヾ( ̄0 ̄;ノ





小島「うふふ、そう見えますの?

こう見えて、アタクシ、庶民中の庶民、そう、人呼んでクィーンオブショミンと呼んでくださって結構ですわよ?」(* ̄Oノ ̄*)





岡田「ど、どういう意味や?しんじゅ。」Σ(~∀~||;)





私「庶民の女王。」(=◇=;)





小島「うふふ、ボロは着てても心は錦、ですわ?

暮らし向きは庶民でも、心ばえは貴族を夢見ていますの。



そんな中、勉強ができるかどうかなぞ、些細な問題ですわ?」( ̄∀ ̄)





私「いや、学生は学業が本分だから、勉強は大事だと思うよ?」(^▽^;)





小島「いいえ、そんな瑣末な問題に心を煩わせるのは、ワタクシの貴重な時間を奪う理由にはなりえませんわ?

ワタクシはワタクシの興味の赴くまま、そう、気の向くまま、風のふくまま、知的好奇心を満たし、おもしろい出来事を追求することに執念をもやしますの。

まぁ、社会不適合者にならない程度の学力は保ちたいと思いますけどね?」( ̄▽ ̄)





岡田「もしかして、この人、バカなの?」(゚_゚i)





私「いや、ギリギリ大丈夫じゃない?多分。」( ̄Д ̄;;





小島「他人にどういわれようと、気にしませんわ?

まぁ、こう見えても、自分の素の姿を晒すのは、相手の人柄を見極めてからと心得ておりますわ。

今までのやりとりで、この方たちは、気持ちのよい方だと判断したからこそ、この言い回しをしておりますのよ?



そうして、ワタクシは興味におもむくまま生きてまいりますの。

面白い事を探すためには英語の勉強は怠りませんけど、興味のないことはほんのちょっとでも記憶できませんわ?」(´0ノ`*)





岡田「もしかして、バカ?バカなのか?」Σ(~∀~||;)





私「本物のバカだ。

こんな人っているんだ…。」ヽ((◎д◎ ))ゝ





伊藤「ちーちゃんは、今ちょっと自分の世界にトリップしているだけだから、話半分に聞いてあげて?」(;´▽`A``





岡田「あ、そうか。」σ(^_^;)





私「よかった、安心したよ。」σ(^_^;)





小島「そんなわけで、しんじゅさん。

アタクシ、近藤さんたちの机を蹴っ飛ばしたあなたのことを愉快痛快怪物くんだと思いましたのよ?

これぞ、男の中の男。

あなたの男気に感銘をうけましたわ?」( ´艸`)





私「一部間違っているけどね。」( ̄_ ̄ i)





伊藤「アタシも~、気分よかった。」(-^□^-)





小島「ワタクシの嗅覚が申し上げておりますわ?

しんじゅさん、あなたは間違いなく面白い人間だと。



ワタクシはワタクシの感覚を信頼しておりますのよ?



どうぞ、よろしければワタクシとお友達になってくださいませんか?」( ̄▽ ̄)





私「え?」





小島「そして、岡田さん。

このど田舎の愛知県でその関西弁。

己の主義主張を貫く、その姿にも感銘をうけましたわ?

お友達であるしんじゅさんを思う、その友情に厚いところもまたポイント高しですわ?



よろしければ、友人として、お付き合い頂けます?」( ̄∀ ̄)





岡田「え!?ウチと友達になってくれるん?」Σ(=°ω°=;ノ)ノ





伊藤「私もよろしく。」(⌒▽⌒)





私「えぇ?そんな…。

そうか、友達作れる…。

私、友達作れるんだ…。」( ̄□ ̄;)!!





小島「なにか問題がございまして?

ほほほ、ワタクシ、こう見えても教室内での発言権はあまりありませんから、戦力にはならないかと存じますが、いかがですか?」(* ̄Oノ ̄*)





岡田「お前、それいばって言うセリフか?」(=◇=;)





私「う~ん、小島さんってすごく面白い人だったんだね。」(+_+)





小島「オホホ、何をおっしゃっているのかしら?

意外性と言えばこのお方、しんじゅさんの方が抜群ですわよ?



この虫一匹殺せなさそうな愛くるしいルックスに、いきなり女子の机を蹴っ飛ばすワイルドさ。

もぉ、面白さエベレスト級ですわ!



ワタクシの見る目に間違いはない!」(* ̄Oノ ̄*)





私「あはは、なんか、ちょっとあれだけど、お友達になってくれるのなら、よろしくお願いします。」(‐^▽^‐)





岡田「ウチも!ウチの関西弁をバカにしなかったやつ初めてやぁ!」(≧▽≦)





伊藤「私もいいかな?」(^ε^)





私「うん、よろしく。」





岡田「こちらこそ!」(≧▽≦)





小島「オホホ、こうして、ワタクシの面白発掘キャラバン隊は、新たな仲間をくわえて新たな地平線を目指していくのですわ…。



そうそう、しんじゅさんに紹介したい御人がおりますの。

ワタクシの一番の親友、河合美春という少女ですわ?



彼女は、そう、特殊な能力の持ち主で、きっとしんじゅさんと気が合うと思いますわ?

まぁ、彼女の魅了はユーモア力なのですけれどね、なにか近い気がいたしますの。



そのうち、引き合わせいたしますわ(笑)」(^◇^)









そんな感じで、私に女の子の友達が二人増えることになった。

このユニークな女の子、小島ちーちゃん(仮名)はこの後、同じ中学(それは当たり前)、同じ高校に進学することになる。



この時、彼女が言っていた親友が、後の少女時代の中学生編、高校生編にたびたび登場することになる、霊感少女Kのことである。







ちなみに、こらから後、四季子ちゃんは、男子たちにからかわれるようになる。







男子「うわ~上田が来たぁ~襲われるぞ、こえぇ~にげろ~!!」

男子「こいつ、マジやべぇ奴だぜ、きしょ~!!」





私は教室の窓からため息をつきながら、自分を馬鹿にした相手に怒って、男子を追いかけ回す四季子ちゃんの姿を眺めては、男子は元気がいいなぁ。



いつも元気満タンで、私を攻撃してくる四季子ちゃんのヒットポイントを削ってくれる男子をありがたく思うようになるのだった。







おしまい。

(タイトルはルパンザサード峰不二子という女のパクリです。)












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