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赤木先生は、ここが今、真冬かという風情で両手で自分の両腕を抱きしめて、小刻みに震え出しました。



顔色も真っ青で、口でハァハァと呼吸をしています。





私「………。」(・・;)





先生の脳裏には、歯茎をむき出しにして、大声を出しているらしい上田四季子ちゃんの様子が浮かんでいるようでした。



落ち着かせようと思っても、下手にさわれば、性的いたずらだと騒がれかねない、しかし言っていることが支離滅裂であり、しかも私の母親への聞くに堪えない罵詈雑言を聞かされ続けて、四季子ちゃんの頭を叩いてやりたい衝動を必死になって抑えている、そんな様子が伺えました。





赤木先生は再び手のひらを顔にあてて、うつむきがちに、誰に言うともなくつぶやいていました。





赤木「…いったい、なんなんだ、黒不浄って…。」(´д`lll)





私「さぁ…。」





赤木「…あれはなんなんだ?

なんでお前の母親を化物みたいに言われなくちゃならないんだ?」(゚_゚i)





私「私の母親を化物みたいに言っていたんですね…。」





赤木「あぁ、それどころか、自分に害をなすと信じ込んでいた…。

アレは?アレはいったい、なんのことなんだ?」。(;°皿°)





私「私にはなんとも…。」





赤木「はっ!?すまない、身内を亡くしたばかりのデリケートな状態のお前に説明を求めるなんて、どうかしていた…。」(;´Д`)





私「いえ…。

先生、大丈夫ですか?」





赤木「あぁ…。

お前が冷静な児童で助かったよ…。

あぁ、こういうことか、小林先生が言ってたのは…。



そうだ、そうだったんだ、お前がもし、上田のことでパニックを起こしていたら、俺の方もいっぱいいっぱいになってしまうところだったんだ、これはまだ被害が半分ですんだってことだったんだ…。



俺もしんじゅに感謝しないといけなかったんだ…。」(T_T)





赤木先生はワナワナと震えていました。

そのまま自分の内面世界に、意識が飛び込んでしまっていたようでした。





私「あの、先生、大丈夫ですか?

ちょっと、こっち戻ってきてもらえますか?」(・_・;)





赤木「はっ!?

すまない、俺、今、なんか言ったか?

お前の母親の悪口とか言ってなかったか?」!(´Д`;)





私「えぇ…、いえ、何も。

それより話の続きをお願いします。

深呼吸をしてから、どうぞ。」( ´・д・)





赤木「何か言ってたような気がするが、それじゃ、お言葉に甘えさせてもらおう。



はぁ…。



ふぅ、ちょっと落ち着いた。」(´ε`;)





私「はい。」





赤木「それでな、俺も教育者だ。

上田が色々言うなかで、気になることは、その場で訂正しようと試みたんだ。」





私「えぇ。」





赤木「色々問題発言があったんだが、特にな、お前の家の事を色々勘違いしている様子も見受けられてな?

そこは違うよ、こういうことだよ、と訂正を重ねたんだが、受け付けない。」





私「でしょうね。」( ´・д・)





赤木「それで、話が遅々として進まなかった、というのもあったんだ。



それで根負けするような形で、とにかく、しんじゅを嫌うようになった理由だけでも探りたいと思って、そっちを重点的に話を聞き出したんだ。」





私「えぇ。」





赤木「それで、お前の母親の話をしだしたあたりから、上田の様子がおかしくなった。

歯の根がガチガチと合わない様子で、恐怖に顔が引きつって、悲鳴をあげ始める始末だ。



そこは二人きりでいたんだ、女子児童と二人きりでいて、突然悲鳴をあげられてはかなわない。

俺は静かにするように、何度も頼んだが、そのたびに金切り声をあげて、自分を家に帰すようにと叫びだす。」(T▽T;)





私「えぇ…。」





赤木「俺は、まるで銀行強盗の人質になったかのような錯覚を覚えたよ。。(;°皿°)

ほんの少しでも相手の機嫌をそこねたら、即、命を落とすというような…。



そんな深刻な話じゃなかったハズだったんだ…。

ただの女の子の小競り合いの理由をたずねる、それだけの話だったがアイツの言い分はメチャクチャだ。



俺の精神はかなりこたえてきてしまったし、帰る時間が遅くなれば連絡を入れなきゃならないし、親御さんにどう説明したらいいのか、頭を悩ませてしまった。」





私「えぇ…。」





赤木「とにかく、お前への見下し、および、お前の父兄への侮辱、ならびにお前の母親への恐怖とさげすみはハンパなかった…。



もう、聞くにたえない…。

人間が、こうまで人間を悪く言えるものなのかというのを延々と言い続ける…。」。(´д`lll)





私「えぇ…。」





赤木「とにかく、しんじゅを学校から追い出せ、自分は正しい、それが上田の主張で、聖なる自分を汚れさせる存在を認めていいのかと、俺をなじり始めた。」(><;)





私「はぁ…。」(・_・;)





赤木「俺は、それは違う。

それはお前の思いすごしや勘違いだと、何度も説明した。

しかし、上田は受け付けない。



自分が正しい、そっちが間違っているの一点張りだ。

もう、そのループにはまりこんでいて、まるで頭の中がおかしくなるような感じだった。」(x_x;)





私「悪循環にはまってしまったんですね…。」





赤木「そう、気づけば何時間も経ってしまっていた。

そこまで学校にひきとめてはおけない。



俺はついに、上田の誤解をとくことができなかったんだ。」(;´Д`)












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