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私「………。」(*゚ー゚*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆





落胆する赤木先生をよそに、私は自分のために先生のところに直談判に来てくれた子供がいたことに感動してしまっていました。



小林先生からの信頼も、その時に私を助けたいと申し出てくれたいた子供がいたことにも感動して、胸がいっぱいになってしまっていたのでした。





赤木「…俺はな、おれは、上田がお前につっかかるのは、お前の見た目をひがんでのことかと思ってたくらいだったんだよ…。

お前たち、どことなく似てるからな、根っこはライバル心とか、そういうことかなって思ってたんだ…。」(´_`。)





私「…あっ!はい、なんでしたっけ?」(←聞いてなかった)





赤木「だから、上田お前の顔を悪く言ってただろ?

お前の顔が羨ましかったんじゃないかなって思ってたんだよ…。」





私「あぁ、はい、そうですかね?

あの子はあの子で自信たっぷりでしたけど。」





赤木「はぁ、まぁ、顔のことはどうでもいいよ…。



それより、しんじゅに聞きたいことがあったんだ。

相談と言ってもいいんだが…。」( ;゚─゚)





私「あ、はい。なんでしょうか。」





赤木「あのさ、聞いた話によると、お前と上田は仲が良かったんだよな?

家に遊びに行ったりしているくらい。」





私「あぁ、はい。

つきあいはじめたのは今年に入ってからですけど。」





赤木「そうか。

でも家に行ったり、ご家族に会ったりはしているんだろうな?」





私「はい、お家で仕事していますから、行けば会いますね。」





赤木「そうか、そうだよな。

それで教えて欲しいことなんだが、アイツの家の宗教がなにかなんだ。」





私「はい?」





赤木「俺さ、大学生の時に仲良くしてた奴がいてさ。

あっちから声をかけてきて、気のいい奴だと思って付き合ったらさ、大変な目にあったことがあったんだよ。



もぉほんとに!何年も何年も家に何度もやってきて、もぉめちゃくちゃエネルギー使って、大学生活めちゃくちゃになっちゃったんだよ…。

もぉ、生理的にダメ、宗教やってる奴。

で、そうかな?そうかかな?と思って、知ってる?」





私「そうか?」





赤木「だから、がっかいだよ!

そういうの話題にあがるんじゃないか?

家族ぐるみで付き合いをしていたら、ほら、他の兄弟とかから話聞くとかさ!」





私「がっかい?学ぶ会のことですか?」





赤木「そう、がっかい!

そのワード出てこない?家族の会話のなかで!」





私「学会…。

上田さんの一番上のお姉さんが高校2年生だから学生だとは思いますけど、特に学会とか研究会とか研修に参加したとか、そういう話は聞いたことないと思います…。

お父さんもお母さんも学会とか、縁なさそうで、そういうのはまったく耳にしたことないですね…。」





赤木「そうか!聞いてないか!あっダジャレになっちゃった!」(+_+)





私「え?」





赤木「いやいや、そうかじゃないなら、いいんだ。

…じゃ、アレはなんだ?黒不浄ってのはいったいなんの話なんだ?

お前、あいつの家の宗教、知ってる?」(;・`ω・´)





私「え?お仏壇があったので、仏教だと思いますけど…。

宗教のことには詳しくないので、あれが真宗か大谷派か浄土宗か西(本願寺)か東かも分かりませんが…。」





赤木「そうか!あっまたダジャレ。

そりゃ小学生ならわかるわけないよな…。」(^o^;)





私「えぇ…。

お仏壇にお経がそなえてあったので、普通の仏教だと思いますけど…。

いや、普通がどういうものかって聞かれても、よくわかりませんけど、多分…。」(^_^;)





赤木「ふぅむ、他に気になることはないか?」





私「え?

あ、そうですね、あそこの家はお母さんが九州出身の人で、ちょっとこっちでは耳にしないような独特の風習や伝統や文化を大事にしていらっしゃるみたいな気がしますね…。」





赤木「ぐぅ、独特の風習に伝統…。

あれがそうか?そうなのか?上田の発言のなぞさは、そこが元なのか?」( ;゚─゚)





私「それと毎日何時間も熱心にお仏壇にお祈りしているみたいで、信仰心が厚い方なんだと思います。」





赤木「なにぃ!毎日何時間も?

それってめちゃくちゃハマってない!

宗教に依存とか?」∑(゚Д゚)





私「いえ、ただ熱心に拝むことで精神統一を図られているんじゃないでしょうか…。

お祈りするのに、お金はかかりませんし。

不安定な生活に、精神の安定を求めてらっしゃるだけかと思いますし、基本自助努力をする考え方の人たちで、そんな奇抜な発想はしないんじゃないかと…。」





赤木「ちょ、まずくない?

毎日何時間もお経を唱えるとか、やばくない?」 (゚Д゚≡゚Д゚)





私「え?それはちょっとわかりませんけど、人様に迷惑かけたくないと普段から。」





赤木「ヤバイわ、ヤバイわ、仏教で仏壇だからって、安心できねーわ、それ!」Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)





私「は?そんな奇抜な感じはしませんでしたよ?

普通のお宅だと思いますけど?」( ̄□ ̄;)





赤木「ヤバイわ、ヤバイわ、それ、アウト。

俺的に無いわ、もう、護摩たくとか、祈祷するとか、自分は神に愛された子だとか、マジやべーわ!」(((( ;°Д°))))





私「は?ゴマ?」





赤木「なにそれ、なんのまじない?

俺、ダメ、宗教やってる奴、生理的にダメ。



ごめん、ほんとごめん。

ホラ、見てこれ。」。(;°皿°)





赤木先生は自分の腕を私に差し出してきました。

そこには赤いポツポツが無数についていて…。





私「えっ!?これなんですかっ!?」∑(゚Д゚)





赤木先生は自分の首筋をバリバリとかき始めました。





赤木「これ、じんましん。

俺、宗教、ほんっとダメでさ、もぉ生理的にダメ、受け付けないの。

そんで、俺、上田四季子の名前を言うだけで、もぉ全身むず痒いの。



ほら、今も名前を言っただけで腕のじんましん大きくなってるでしょ!」ヽ((◎д◎ ))ゝ





それはほんとでした。

名前を言った直後に、発疹がぶわっと広がるのが見て取れました。





私「生理的にダメって…。

それでじんましんって…」((゚m゚;)





赤木「それで、ほんっとごめん!

申し訳ない!

俺、もう、上田の顔を見るだけでじんましんでんのっ!

もぉ、あいつのことを思い出すだけで、こうなっちゃうの!



怖いのっ!

だから、ごめん、俺、お前を呼び出したのはお前に謝りたかったってのと、もう教室でも俺、上田に何も言わないからっ!



あいつの親が出てきたら、もぉ、俺、精神が破綻するからっ!

教師生活続けられる自信ないからっ!



ほんっとごめん!

俺が謝るのは、当然だとしても、お前のこと、助けてやれないから、もぉそこ自覚して自衛してっ!」・゚・(。>д<。)・゚





私「えぇっ!?

そ、そんな無責任なっ!?」( ̄□ ̄;)!!





赤木「ごめん、ほんと、体に出てくるから、ごめん!

俺も職を失いたくないからさ、ほんとごめん、お前ならうまくやれると思うからさっ!



上田に関わること以外なら、なんでも協力するから、ほんとごめんな!

これから、俺、教室で上田になにも声かけないからっ!」((>д<))





私「えっ!?それじゃ、上田さん野放しじゃないですかっ!

おかしくないですかっ!?」( ̄□ ̄;)!!





赤木「ホントごめん!

俺、この調子だと学校にこれなくなるからっ!

ホント、宗教やってる奴、マジ常識通用しないから、もぉ相手にしないようにっていうのが通例だからっ!

俺の身の安全を守るために、ホント、常識ないかもしれないけど、もぉ体に出てるからっ!

すまんっ!

そういうことで、以後よろしくっ!」( ゚д゚)ノシ 





ガチャッ!

ガラ、ピシャリ!



赤木先生は私の肩をつかんで起立させると、私を回れ右をさせて、背中を押される格好で、私は職員室を追い出されてしまいました。





私「…なんだったの、これ…。

えっと、要するに、赤木先生は助けれくれないってこと……。」(  ゚ ▽ ゚ ;)





呆然と廊下に立ちすくむ私…。



そこを行き交う人々の誰も、何も気に留めていない様子でした。



そんな感じで四季子ちゃんは、私に大怪我させたことを、誰にもとがめられることはなくなってしまったのでした。









チーン…。



おしまい。







(タイトルは鬼平犯科帳と八百八町夢日記からのパクリです)









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