FC2ブログ

奇妙な感覚でした。



物音に気づいて、顔を上げると、上田四季子ちゃんが、体を斜めにした状態で私の事を見下ろしていました。

その表情はとても、友好的なものとは思えませんでした。





私「……。」





なぜだろう、この時、私の脳裏に男の人の声が聞こえてきました。





『これがこの子たちの命運を分ける。

生き残れるかどうかはこの日にかかっているのだ…。

きっと生死をわかつことになるだろう…。』





(なんだ、この声…。

生き残る?生死を分かつ?

なんで、小学校の教室でそんな大げさなことを…?)





私は自分の気のせいだと思って、その声をかき消すように、自分の頭をフリフリと振って、四季子ちゃんともども無視することにした。





視線を本に落として、続きを読み始めます。





四「ちょっとぉ!人が話しかけているのに無視しないでよぉ。」(`Δ´)





私「………。」





私は四季子ちゃんを無視しました。



母が亡くなって一月以上、無視してきた始末が、この態度か。



私は内心、呆れ返って、返事をする気力もわかなかったのです。





パン!





再び、私の机の上を手のひらで叩いてきました。





ハッとして、周りの子供たちも、ちょっとこちらを眺めてきます。



教室内には、元気に表で遊びに行く子、暑くて教室内に留まる子と半々ぐらいに分かれていて、周りには20名ぐらいの子供たちがいたのでした。





四「ちょっとぉ!無視しないでよ、人が話しかけてるんだからぁ。」(。・ε・。)





四季子ちゃんは、鼻にかかった、甘ったれるような声で不満の声をあげてきました。





私「………。」





私が無視をして本を読み続けていると、ヒョイと本を取り上げられてしまいました。





私「返して。」





四「やっとこっち向いた。

アタシと話してよ、失礼じゃない?」(`×´)





私「先に本を返して。」





四「分かったわよぉ、ホラ。」





四季子ちゃんは、私が持っていた図書館で借りた本を閉じた状態で戻してきました。

私はそれを受け取って、さきほどまで読んでいたページまでパラパラと本をめくりはじめました。





四「ちょっとちょっとぉ!なにしてんのよ!

アタシが話しかけているんだから、相手するのが礼儀でしょぉ!」(`×´)





私「頼んでません。」







四「なぁにぃ~、感じ悪ぅい~。」( ̄∩ ̄#





私は本をパタンと閉じて、まじまじと四季子ちゃんを見上げてみました。

相変わらずのチョロリと飛び出した、二本の前歯の先端はギザギザしています。



かぶさり気味の歯茎に短い前歯、そして笑うとむき出しの歯茎はちょっと長く見えます。

アーモンド型の瞳はちょっと釣り目気味になっていて、それを縁どるようにくっきりとした二重のまぶたがあります。



彼女の目は、ちょっと独特で、瞳の中央部分にくるほど、まぶたの幅が広がって見えるので、実際より瞳が大きく感じます。

すっきりとした鼻筋の、まるで外国人のように高い鼻は下から見上げると黒々としたいちご型の大きな鼻の穴がふたつのぞいて見えます。



すこし白色がかった茶色の瞳を持つ、四季子ちゃんの瞳は、当初出会った時より、さらに釣り目がちになって見えて、なぜか猛禽類を思わせました。



普段でもまつげの少ないまぶたに、その中にぐるんと丸く収まる、黒目の少ない茶色の瞳が、時に爬虫類を思わせます。



極薄の唇は、いつもなにかをガマンしているかのように、引き結んでいて、への字口で、ごましおをふったようにあごにしわができています。



小さな顔、そしてとてもきれいな卵型の輪郭の顔の中に、目、鼻、口がそれぞれ顔の中央に寄って配置されていて。



しかし目から離れたところにある、眉毛はヤンキーのように、眉頭にチョロリとついているだけで、ここのあたりが間抜けな印象があって、妙に愛嬌のある雰囲気を作り出しています。



肩にかかるくらいのおかっぱの髪の毛は豊かで、白髪も多かったのですがツヤツヤと輝いていました。

顔の脇のところで、一段シャギーを作っていて、もみあげのような、いわゆる姫カットと呼ばれる髪型をしています。


上からのアングル、そして角度によっては、非常に理知的で哲学的な雰囲気を醸し出す顔ともいえますが、下から見上げるアングルはかなりコメディちっくでした。



もう少しバランスが違っていれば、間違いなく美少女だと名乗れるのになぁという顔立ちの少女なのでした。





私の髪型も彼女と似ていて、肩にかからないぐらいの長さで段は入っていません。

顔の形も卵型で小さく、唇も小さくて、身長もほぼ一緒。

おそらく私と四季子ちゃんが、どことなく似ていると言われるのはそこらへんが原因だと思われました。





私「…49日までまだあるわよ。

ケガレがうつるんじゃなかったの?」





四「あぁ、それぇ?

長いからやめた。

飽きたし。

今日でおしまいにする。」









いつも最後まで読んで下さりありがとうございます。
↓応援よろしくお願いいたします↓
  
スポンサーサイト

ジョジョに奇妙な態度・ダイヤモンドは砕けない4(少女時代127ー4)

ジョジョに奇妙な言動・ダイヤモンドは砕けない2(少女時代127ー2)

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿