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カッ!!



怒りで頬が紅潮するのが、分かった。



カッと頭に血がのぼったが、四季子ちゃんが握っているという情報を確かめなければ。

十中八九、彼女は私の母親のことについて詳しくは知らない。



なにか、勘違いを起こして、知っている気になっているだけだと思われるが、それが確かなのかを確かめねばならない。



この時の私の年齢は11歳。

まだ幼い少女である。

この時の、私への心理的負担が、どれほど強いものだったのか、まだ私は理解をしていなかった…。





四「ふふ。

面白い顔。

こんな平坦な顔に生まれて、残念ねぇ…。」(´_ゝ`)





四季子ちゃんは、満足そうに鼻高々にアゴをあげて、こちらを見下してきた。

四季子ちゃんという女の子はとても鼻が高い。



学年で1・2を争う高さと言ってもよく、まるで外国人のようで、小さな顔には付け鼻かと思われるほどバランスが悪い。



後に成長した四季子ちゃんにとっては、それほど違和感がなくなるが、まだ幼い小さな顔の中に収まっている分には、まるでコメディアンの付け鼻のようである。



彼女は鼻の高さが、美の高さを表していると思っている節がある。



どうでもいいが、口元からチョロリとのぞく、二本の前歯がどうしてもビーバーやリスを連想させてしまう。



自分のルックスに絶対の自信を持っている四季子ちゃんは、私のルックスもけなしてくる。



顔のことなど、どうでもいい、早く母親の情報が欲しい私はぐっと息を飲んで、続きの言葉を待っていた。





四「ふふ、みっともない顔…。

もぉ、四季子、信じらんなぁい、こんな顔で道路歩いて、学校にこれるなんて…。

四季子なら、気絶しちゃあう!」(つ∀<。)





どっかで聞いたセリフである。

そう、5年生の時、私に熱湯をかけてきた、吉崎愛ちゃんとまったく同じセリフを使っていることに、この時の私は気づいていない。





私「…早く教えてよ。」





パアン!





四季子ちゃんは、私の机を強く叩いてきた。

周りの児童が、何事かと振り向く。





四「まぁまぁ、そんなあわてなさんな。

ゆっくり、たっぷり、教えてあげるからぁ~。」(`∀´)





四季子ちゃんは、ニヤニヤとうすら笑いを浮かべながら、私にねっとりと絡みつくように言った。

この子は、すこし金属質でザラザラした聞き苦しい声質をしている。



ただ、お話するだけでも、不快な声の持ち主のうえに、滑舌が悪く、鼻にかかったような甘えた話し方をする。

そのうえ、このねちっこさだ。



私の中の不快指数が急上昇するのを、ぐっとこらえて、次のセリフを待った。





四「ふ、そうねぇ。

どこから説明しようかしら?



まぁ、そうね、やっぱりお母さんよね…。

しんじゅちゃんのお母さんが、なにをしたか。



そして、しんじゅちゃんのお父さん、お兄さんたちが、なにをしなかったか…。

それをお知らせしなくちゃね!

きゃはっ♪」ヽ(*>∀<*)ノ





私「さっさと話してよ。」





パアン!





また、机に手を叩く。





四「はぁ!?誰に向かって口きいてんのよ!

このブスっ!」(`Д´*)q





私「……。」





四「いやん、ごめえん、四季子、ちょっぴり興奮しちゃった♪

じゃ、ゆっくり話すね、しんじゅちゃん♪」(*`▽´*)





四季子ちゃんは、両手でげんこつを作り、あごの下にくっつけるしぐさをして、口の端からぺろっとベロを出した。





めまいを覚えた。



未だかつて、これほど醜悪なてへぺろを見たことがないと思ったのだった。












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