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私とメインガイドのユアンさんと、二人して、山頂部に着地すると、じゃりじゃりという、石を踏みしめる音と、どこか緊張感がただよう瞬間に私たちは紛れ込んだようでした。



共同探索のつもりが、あたりが真っ暗で、よく見えません。

エネルギーのチャージが足りなかった模様で、知覚がクリアでない状態のようです。



私はその場で、柏手を打ち、意識を集中させると、視界が明るくなって、周りの様子が見て取れるようになりました。



そこは、カクカクした、小ぶりの石が敷き詰められた場所で、なぜか『採掘場』というイメージが来ます。





私「メイヴ女王にお会いしたいのですが。」





誰に言うともなく、そんなセリフを言うと、なんとなく、あっちの方だ、という気がして歩いていくと、長い金髪に白いローブ姿の美しい女性が現れます。



やや気だるそうに、玉座に腰掛けて、肩肘をついた姿は、神々しいばかりの美しさで、はっと息を飲んでしまいます。



ゴージャスなブロンドに、ろうたけた美女。

ミロのビーナスを連想させるたたずまいの女性で、後光が射して見える。



これも、私のフィルターかなぁと思いながら、挨拶をすると、指をさして私の背後にいる人物と話をしろ、と言われます。



振り返ると、ルーンとか、レーンという名前の男性が立っていて、あれ?記憶が飛んだな、多分黒い格好の男性で、なんか執事っぽい感じの人です。



私「ここは、なんのための場所ですか?

メイヴ女王は、ここから解放された方がいいんでしょうか?」



そんなことを尋ねると、ちょっと、むっとされたようです。

こちらがいきなり土足で相手の領域に踏み込むような真似をしてしまったようです。



ユアンさんが、そっと私の腰に手を回して、ちょっと警戒するような格好になってしまっております。





それで、ちょっと意識が途切れ途切れになると、なぜか場面が変わって、薄紫色の忘れな草をそっと差し出される場面に切り替わります。



すると、金髪や、淡い茶色の髪の毛の可愛らしい10才前後、いや、そのちょっと手前ぐらいの少女たちがうふふと笑いながら、はしりまっています。



頭の上に、花冠を被って、子供らしいあどけなさで遊んでいる様子です。

どこか浮世離れした感じの、幼い美少女達のかけっこを、ぼんやりと眺めていると、また忘れな草のビジョンが浮かびます。



白いローブ姿の少女たち。

あぁ、ここはイギリスなんだなぁと、そんなことを思っていたら、また場面が切り替わって、メイヴ女王の玉座の前にいました。



一番最初は白い光で眩く光り輝いていたのですが、今度はエメラルドグリーンの光が彼女の胸元からパァー…と照射されて、なんとも気持ちがいいです。



私は彼女の玉座の前に行って、おもわずひざをついて、頭を垂れて、挨拶をすると、彼女は立ち上がって、白銀の長い刃というか、平打ちのスラっとした剣をどこからともなく、取り出して。



そのまま、静かに私の肩に、そっとそれをあてました。



あぁ…私は昔、ここにいたんだな…。

ここに来たことがあるんだな…。

なぜか、そんな気持ちになりました。





あたりは、私が最初にここに到着した時のように、赤い松明の光が灯る、決戦前夜、みたいな騒然とした光景に切り替わっています。





私「ここは…。」





メイヴ女王は、キッと空中を睨みます。

黒い山の稜線がうっすらと見えます。



夜明け前でしょうか、山並みの向こう側には濃い群青色の空が見えています。





私「あなたはこの地にとらわれているのですか?」





メイヴ女王はここにとらわれているが、それを解放するのは、私の役目ではない、と言いました。





私「それは承知しております。

今日は共同探索で伺いましたので、他のものなどは来ておりませんでしょうか…。」





アファメーションに時間を遡るとか、そういうのを入れていなかったのを思い出して、単独探索になってしまったようだな、と、ちょっと内心がっかりしてしまいました。





メイヴ女王は、こちらに目もくれず、群青色の山並みをじっと睨みつけています。

これから戦いが始まる、そんな緊張感が伝わってきます。



ジャリジャリという、砂利を踏みしめる足音がいくつも聞こえるのですが、私の視界はまた暗闇になってしまって、周りの様子がイマイチ見て取れません。



あぁ…共同探索にならなかったな、残念…。





と、思ったら、視界の端に、白と黒の毛むくじゃらの物体が動いているのが見えました。





私「ちょっと待って、そこのパンダ。」





おもちゃのぬいぐるみのパンダがのそのそと歩いています。

私に声をかけられて、くるりとこちらに首を向けてきました。



どうやら、共同探索のメンバーのようです。





私「なぜ、パンダなんだ…。

この人、もしかして、パンダ猫さんなのか…。

私の知覚だと、パンダに見えてしまっているのか…。」





体長30cmほどのパンダのぬいぐるみは無言で、こちらにのそのそと歩いてきます。





私「共同探索の成果がこれって、いいのか…。」





二人して、メイヴ女王の前に立っていると、彼女はすっと銀のスプーンを差し出してきました。

白くつや消しされたようなテクスチャーの柄の先端に流麗な複雑な模様の入った、上等なスプーン、という感じです。





私「これはいったい、何を示唆しているんだろう…。

よくわからないけれど、まぁ、きっと、私の知覚だと、銀のスプーンが一番近い、なにかなんだろうなぁ。」





二人して、白色の銀のスプーンを手渡されて、困惑してしまっております。

という、なんだか、分かったような、分からないような共同探索に参加した、というお話なのでした。





おつきあいくださいまして、ありがとうございました♪









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怪我の功名かもしれない

突撃、隣の共同探索:ノックナリーとメイヴ女王1

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